赤ちゃんの新生児期から1歳の誕生日までを振り返ります。Mくんの1年間の成長をわかりやすく伝えます。
2021/01/07
赤ちゃんの新生児期から1歳の誕生日までを振り返ります。1人の赤ちゃんの成長を1ヶ月ごとに紹介することで、1年間の成長をわかりやすく伝えます。Mくんは出生時から1歳を迎えるまでで身長は28cm、体重は6kgほど成長しました。
箇条書きで1ヶ月ごとにまとめたので、1歳までの育児の参考にしてください。さらに細かい成長記録は月ごとのページを呼んでください。
生後0ヶ月は、病気というよりも肌トラブルに悩まされる1ヶ月でした。
生後0ヶ月のMくんは生後1日目で黄疸が始まり、2日目にはおしっこもうんちも出なくなって綿棒で刺激しました。1週間で肌の黄みが治まって退院しました。
退院後、今度は生後2週間頃から頬や口元にポツポツと赤い湿疹が出現し始めました。これは乳児脂漏性湿疹で、やがて顔中に広がって耳周りは耳だれのように化膿してしまいました。
この頃のママは睡眠不足が目立っていました。
生後1ヶ月はひき続き、乳児脂漏性湿疹がありましたが徐々に湿疹がかさぶたになって、肌症状が落ち着いてきました。手足もふっくらし始めました。
へその緒の跡もすっかりきれいに乾燥しました。授乳間隔が短く、体力も少ないので長いと45分ほどかかっていました。
Mくんの上唇には吸いダコができました。ママは授乳が順調に進むように和食を心がけ、温かい飲み物を飲むようにしていました。
生後2ヶ月は、体全体がふっくらして手首や足首にはくびれができました。自分の手足をおもちゃのように見つめたり、手をこぶしにしたまま口に持っていきました。眠い時には指しゃぶりをしました。
脂漏性湿疹は治りましたが、授乳中や睡眠中に無意識に顔をひっかくことがありました。でも、ママはMくんのおむつ交換のコツをつかんだり、授乳間隔が均等になってきたことで新生児期よりも休めるようになりました。
この時期はベビー用品を買いそろえるか、レンタルにするか悩んだ時けでした。ちょうど産後の育児が落ち着いてきたところですね。
生後3ヶ月のMくんは、初めての夏を迎えました。室温設定や蚊帳を利用して、虫よけや冷え過ぎに気をつけました。特に寝汗が目立った時期で、起床後にシャワーで体を流してあげました。
それでも夏は再び肌トラブルに悩みました。手足口病、あせも、虫刺され、首後ろにカビ(おそらくカンジタ)症状がありました。
どんなに気をつけても夏は肌トラブルに悩む赤ちゃんが多くいますね。大切なのは、早めの処置とこまめなお世話です。皮膚科の先生からは、赤ちゃんの肌はすぐに変化するからこまめな通院とホームケアに徹しました。
トラブルばかりではありません。Mくんは初めての寝返りに成功しました。授乳も慣れて1回の授乳時間が10~15分まで短縮されました。
生後4ヶ月は活動範囲の広がる1ヶ月で、赤ちゃんらしいかわいい動きも目立ちました。
ずりばいと寝返りで体の向きを変えたり、自分の行きたい方向に移動することを覚えました。一方、乳児期の予防接種がスタートしました。予防接種は接種間隔や、接種できる期間が定められているので小児科医に相談しながらスケジュールを組みました。
この頃、ママは予防接種の多さや副反応のニュースを見て、人事ではないような不安を感じました。
生後5ヶ月は寝返りの動きを応用して、足の指を口まで持っていき、左右にゴロゴロして遊んでいました。ママは足指の間の汚れに気をつけました。
歯茎がムズムズし始めて、生後5ヶ月後半から離乳食を始めました。最初は10倍粥をさらにつぶして、粒が完全に残らない状態で一口食べました。
生後6ヶ月では、2ヶ月で身長が4.3cm伸びました。下の前歯も見え始めたので、歯茎がムズムズしておもちゃをかむようになりました。この時はゴム素材でカミカミできるおもちゃが便利でした。
夜中の睡眠がまとまってとれるようになりました。夜中の1~3時に目覚めて授乳タイムがありますが、寝付きが良ければその後は朝まで眠れました。ママにとっては嬉しい変化です。
生後7ヶ月は、変わらずに予防接種が続いていました。同時に離乳食は1日2回になって、赤ちゃんの1ヶ月ごとの変化の多さを痛感する1ヶ月でした。
下の歯も生え始めた頃、離乳食は1日2回に増やし、流動食のような10倍粥から舌でつぶせる程度の粒をのこしたお粥に変えました。離乳食が増えたので、夜中の授乳量が減ったようです。
生後8ヶ月になったMくんは、つかまり立ちに挑戦しました。少し前から、何かにつかまってスクワットのような動きをしていたので、つかまり立ちには前向きに挑戦しました。
離乳食が順調に1日3回に移行し始めましたが、自分で食べたがるので口周りを汚すことが多くなって荒れ始めました。ママはワセリンを塗って保護しました。
遊びは、ピンチハンガーやPCのマウス等、家庭にあるものが気になりました。ピンチハンガーとホットカーペットの断熱シートは銀色でキラキラしていたのが気になったようです。
生後9ヶ月になったMくんは下に続いて、上の前歯が生え始めました。歯茎がムズムズするようで、よだれが出ておもちゃを噛んでいました。
つかまり立ちも、重心のバランスをとるようになったので1人で立っていられます。でも、移動はやっぱりスピードアップしたハイハイで、ママが追いかけると喜んでハイハイしました。
離乳食は手づかみ食べをするので、Mくんが持ちやすい形に調理しました。
生後10ヶ月のMくんは、パパやママを観察して真似することも大好きです。おしゃべりをするように、言葉にならない言葉でママに話しかけてきます。
ハイハイをマスターして、つかまり立ちをするようになったら足腰が引き締まってきました。足裏にも厚みがでて、皮膚がしっかりしました。
生後11ヶ月では、靴をはいて立って歩くことに挑戦していました。どこかに手を置いたり、つかまって移動しますがママの支えなしで動きます。頼もしい反面、怪我も心配でした。
離乳食は好きな食べものの名前を聞くと、反応します。手づかみで食べることをマスターしたので、マグを持って飲み物を飲むことに挑戦しました。
いろんな動きを組み合わせて移動するようになったので、Mくんより背の高いところにも手が届くようになりました。ママは細かいものを移動させたり、足台になるソファーを動かしました。
Mくんは1歳になった時に、つたい歩きが完成に近づいたり、離乳食が完了期に移行するところでした。いろんなことがマスターできた1年間でした。
離乳食では、ママが用意したスプーンを受け取って自分で口に持っていけるようになりました。次は完了期に移行しますが、授乳は精神的な安定も兼ねて続けていく予定です。
乳歯は奥歯がまだですが、前歯は8本揃っているのでこれからはケアにも注目していきたいです。
ここからはMくんのママの言葉を記載していきます。
嬉しかったことは、決定的な瞬間があるわけではないが、1歳になったときは嬉しい気持ちもあり、元気に一年過ごせたんだなと少しホッとしました。去年の今頃は・・・と振り返って、ひとつずつの成長を嬉しく思います。
表情がますます豊かになり、まだ話せるわけではないが、少しコミュニケーションがとれるとお互いに楽しいです。
心配したことは、夏の肌トラブル(手足口病など)。良くなる兆しがなかなか見えずに皮膚科通いした頃は毎日心配で不安になりました。夜泣きが収まらないときはどこか具合が悪いのかなと心配することも。1歳になる頃にはだいぶ落ち着きました。
授乳クッション。チェンジングプレイス。赤ちゃんのバスローブ。
折り畳める小さい踏み台。つかまり立ちするようになってからは、この踏み台につかまらせて洋服を脱いだりオムツはかせたり、上に立たせて洗面所で手を洗ったり。軽くて、すぐに移動できて場所を取らないので便利です。
逆に意外と不要だったものは、粉ミルク。いざという時のために必ず用意すべき物なので保管していたが完母で出番がなく、賞味期限が切れる前に離乳食に使って消費。スティックタイプで量も少なかったので使い切れて良かったです。
なんでも口に入れて食べようとすること。飲み込もうとしてノドに詰まらせたら本当に危ないと思う。小さいものは持たせないように注意しています。
夢中になってハイハイしたりしてテーブルの角などにぶつかるのではと心配になります。おもちゃを追いかけて狭い所に入り込もうとしたり、ソファの下に潜り込んだりしています。ドアを開け閉めするので指を挟まないか心配です。
外出先で、ちょっとした段差でもベビーカーだとすんなり上がれないので、手前の車輪を持ち上げたりしないといけない。
お店などの重たいドアを開けながらベビーカーで入るのは大変です。親切にドアを押さえてくれる人がいるとありがたいなと思います。