大泉門(だいせんもん)

大泉門とは・・おでこの正中線を頭頂部に向かっていくと、髪の生え際より少し上の方に、菱形をした柔らかくぶよぶよした部分があります。ここは頭蓋骨の発達がまだ十分でないためにできている「すき間」で、これが大泉門です。場所は頭部の前面です、後方には小泉門があります。

分娩時にはこのすきま部分を利用して骨と骨が重なり合い、頭のサイズを小さくして狭い産道を通ります。ペコペコと柔らかく,よく見ていると心臓の拍動に伴って脈打っているのが分かることもあります。

特に初めての育児で不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、大泉門は異常ではありません。この大泉門があるからこそ、赤ちゃんの脳は生まれてから発達出来るのです。

新生児の大泉門

新生児の大泉門は、分娩時に重なり合っていただけあり、大変柔らかい触り心地です。最も大泉門が柔らかい時期の上に、大泉門のところは骨がないので、脳を保護する構造としては弱いところです。

強くぶつければ脳に障害をもたらす可能性もないとは言い切れません。ですが、通常の日常生活の中で実際にトラブルを起こすことはほとんどありません。また、もし大きな力が加わって脳に障害を起こすとしたら、すぐその場で症状が出てきます。

沐浴では、優しく手のひらで撫でるように洗うと安心ですね。もしも髪の毛が豊富でも、大人のブラシで梳かすのは控えましょう。

大泉門の閉鎖

生後9~10ヶ月までは増大しますが、その後縮小して生後16ヶ月には頭皮上から触知できなくなります。完全に閉鎖するのは個人差がありますが、大体2歳過ぎです。

ちなみに、後頭骨と頭頂点との間にある小泉門は生後1ヶ月で閉じてきます。小泉門は早期に閉じ始める為、機関の長い大泉門の閉鎖を心配する方が多いようです。

ここで、ペコペコしていた部分が本当に閉じたか確認したいところですが、決して強く押してはいけません。閉じたとはいえ、大泉門の下には骨がないので自然に任せることをお勧めします。

もともと、人間の脳は生まれてから著しく成長します。赤ちゃんの頭が大人より柔らかいのは5枚の骨から形成される頭蓋骨がくっついていないからなのです。

個人差もありますが、閉鎖が遅れるのはくる病や甲状腺ホルモン欠乏症などです。普通より早く閉まるのは小頭症、狭頭症です。これらは医師の診察で判断されるので、周囲や情報と多少違っても問題なく発育しているのがほとんどです。

大泉門の陥没

大泉門は成長に伴い開いているゆとり分です。
最終的には頭の一部として機能するので、ゆとり分の気になるペコペコは自然と閉じていきます。

それでも大泉門の陥没が気になって心配な場合は、乳児健診でも見てもらう項目なので、医師に診てもらうと安心ですね。もしも大泉門の陥没の陥没が著しい場合は、脱水症や栄養障害を疑うことが多いようです。

大泉門の膨らみ

逆に大泉門が膨らんでいるような場合は、水頭症、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎などを疑います。とはいえ、これらも医師の判断が必要なので、不思議に思ったら自己判断せずに受診をお勧めします。

もとから赤ちゃんは大人と違って頭部も柔らかく、体のバランスからも頭部が大きく見えます。確認しようとして、あまり頻繁に触ったり押したりすることは控えましょう。



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