ノロウイルスの食中毒に気をつけて

離乳食をつくるママは要注意!高温多湿の梅雨時期には、ノロウイルスが原因となって食中毒をひきおこすケースが目立ちます。離乳食の調理で気をつけたいポイントを紹介します。

食中毒とは

赤ちゃんの食中毒食中毒とは、食品に付着した化学物質や微生物が原因となっておこる症状です。

食中毒の具体的な症状では、急な嘔吐や不快感、下痢や強力な腹痛が目立ちます。なかには発熱をするケースもあり、体力の少ない赤ちゃんや子どもは脱水症状も心配です。

家庭で防ぐトラブルの1つ

もう少し詳しくお話すると、食品にもともと含まれてしまった化学物質によって食中毒をひきおこす場合は、家庭ではなく製造・販売時に化学物質が含まれてしまっているということです。これに関しては、安心できる製造・販売元を選ぶことが大切です。

ただし、もう1つは家庭での調理方法や食材の扱いによって微生物が発生・付着するケースです。たとえば冷蔵保存する必要のある食品を、高温多湿の場所で保管したら食材の傷みが急ピッチで進んでしまったり細菌が発生してしまします。このケースに関しては、家庭で改善する必要があるのです。

他の病気のように、予防接種やワクチンの力に頼りきることができないのも食中毒の特徴です。赤ちゃんの離乳食作りでは、衛生面に配慮して、赤ちゃんにとって安全な食生活をはじめてください。

調理前に手洗い殺菌

手洗い調理や食品をさわる前に、しっかり手洗いしていますか?

手洗いの励行は、食中毒予防の基本です。ママの手に細菌やウイルスが付着していたら、家族全員の料理に細菌やウイルスが移ってしまう可能性があるからです。

手洗いをする時は、手のひらや甲はもちろんのこと、指と指の間、爪の隙間にも注意してください。

石鹸やハンドソープをよく泡立てて、隙間にも泡が行き届くように1分間洗い、流水でよく流してください。しっかり洗い流さないと細菌やウイルスが残ります。

手洗い後は、清潔なタオルやハンカチでしっかり水分をとりましょう。タオルやハンカチが汚れていたら、意味がありません。毎回新しいタオルに交換してください。

見落としがちですが、食品をさわるときは調理に関係なく、清潔な手で扱ってください。調理前にはしっかり手洗いしているママも、食材を冷蔵庫にいれるときは手洗いを忘れがちです。

大変なときは、手指に使用できるアルコール除菌スプレーやジェルを活用してください。手指につけてすりこむことで除菌効果があります。もちろん、手洗い後に併用すればもっと安心です。

調理グッズは毎回洗うこと

まな板は、調理のたびに洗い流してください。ちょっとだけならと放置していませんか?食中毒の原因は食品だけでなく、調理グッズの可能性もあります。

料理回数の多い家庭では、ちょっと面倒ですが、もしも時間の経ってしまった食品カスが付着したまま腐敗すると、次にまな板に乗せる食品に細菌がうつってしまうことが心配です。

食品カスは目視できないものもあるので、洗い流したほうが確実に細菌繁殖を予防できます。毎回洗い流すクセをつけましょう。

面倒なときは簡易的なまな板を数枚用意すると、赤ちゃんのお世話をしながらの調理もラクになります。

包丁も違う食材を扱うたびに、洗い流してください。包丁にかんしては子育て家庭で、むやみに多くを準備すると思わぬ怪我につながります。これと決めた包丁を、清潔に扱ってください。

しっかり乾燥させること

調理グッズに限らず、食器なども洗ったあとは乾燥していますか?

細菌やウイルス、微生物は多湿を好みます。逆に乾燥には弱いものが多いです。例えば、濡れたままのお皿と、しっかり乾燥させたお皿では濡れているほうが細菌が繁殖したりウイルスが付着しやすいのです。

食器類は片付ける前に、ちゃんと水気をふき取りましょう。フキンも濡れたままでは細菌のすみかになります。濡れたフキンに臭いが発生するのは、細菌が繁殖しているからです。食中毒を予防するためにも、毎回洗いかえてください。

消費期限を厳守する

食品の消費期限をチェックしていますか?消費期限を過ぎた食材が原因で、食中毒になるケースは後を絶ちません。

消費期限を数日過ぎたくらいは大丈夫だという声もありますが、実際に外見やにおいに変化がなくても細菌繁殖のスピードが加速している可能性があります。

特に離乳食では、消化機能の未発達な赤ちゃんが食べるので消費期限は厳守してください。

冷蔵・冷凍の活用

離乳食の食材、少ししか使わないのですぐに痛んでいませんか?ちょっと勿体ないので冷蔵・冷凍庫をフル活用したいですね。

離乳食の冷凍保存は、清潔が絶対条件です。消費期限内に使いきれない食材は冷凍保存が便利です。保存のさいは容器や保存袋が濡れたり汚れていないかチェックしてください。

冷蔵・冷凍ともに温かいものは冷ましてから入れてください。温かいままでは冷蔵庫や冷凍庫の温度を上げてしまうほか、水分が容器内で発生して食材を痛めて、食中毒の原因になってしまいます。

温かいままでも急速冷凍できる冷凍庫もあります。もしも、これから冷蔵庫を買い替えるときは、調理や冷凍処理の忙しさを負担できるかどうか、育児目線でもチェックしてください。

調理後はすぐ食べる

高温多湿の時期は、火を通したり温めた調理でも食材の傷みがはやいと考えてください。

特に離乳食は要注意です。添加物や調味料を控えることで、体には優しい離乳食をつくることができますが、鮮度を保つ能力は低いと考えてください。

その都度、赤ちゃんが食べる量を調理して、調理したらすぐに食べさせるようにしてください。

赤ちゃんが残してしまった離乳食は、長く保存できません。特に手指で触ったときは、保存できないので処分してください。

ちなみに哺乳瓶も同じです。高温多湿の時期は、飲み残したら破棄して、また新しい哺乳瓶で調乳します。