しらみチェック

春夏に増加するしらみ

春から夏は、しらみ(虱)の増加する季節です。子どもは頭皮が汗っかきなうえに、自分で症状を訴えることができずに、親が気がつく頃にはしらみが増えてしまいがちです。お子さんの様子を見て、当てはまる項目があったら、しらみを疑ってください。

しらみは子ども本人の髪や頭皮から発生するものではなく、清潔にしていても感染してしまうものです。どんなに清潔にしていても児童館や保育園、プールなど子どもの同士の関わりでしらみが一気に広まることがあります。

しらみは毎日増加していきます。しらみが増えれば増えるほど、不快感も増します。早めに気が付き、しらみ駆除を始めることが最善策です。

頭や髪を頻繁にさわる

子どものしらみ子どもが頭や髪を頻繁に触っていることが続く時は、しらみの感染が考えられます。しらみは頭皮から吸血する時に、唾液を頭皮につけます。これが強い痒みをひきおこします。

突然、頭皮の一部を掻きむしったり不機嫌になるときは、しらみの吸血で頭皮にかゆみが出ているのかもしれません。頭皮のしらみが増えれば、それぞれが吸血したり髪の中を動き回るので、さらに不快感が増します。

突然、夜中に不機嫌になる

子どもが突然、夜中に不機嫌になって頭を叩いたり、枕にこすりつけている時は、しらみが動いて落ち着かないことが考えられます。しらみは寝静まって体温が上昇している時に、目立って動き回ります。

同じように寝入りに頭皮が不快で眠れない場合もあります。我慢できる痒みや不快感ではないので、睡魔に負けて眠るまで泣きわめくこともあります。続くと眠りが浅くなって、深夜も吸血されるたびに目が覚めて睡眠不足に陥りやすくなります。

髪に白っぽい卵がついている

しらみの卵は、髪の毛に付着しています。半透明から白色をしています。一見、ヘアキャストとよばれるフケにも見えます。でもヘアキャストは指でつまんで下に滑らせると簡単に取れます。しらみの卵はちょっと強力に付着しています。

指で軽くつまんで滑らせてもついてこないものは、しらみの卵かもしれません。最初、しらみの卵は髪の毛の生え際寄りに産みつけられます。毛先よりも、髪の密集して空気の入りにくそうな生え際をチェックしてください。

しらみの卵は最初は半透明から白色ですが、孵化(ふか)できずに付着し続けるとグレーから黒色になります。黒っぽい卵は孵化できずに終わっても、ヘアキャストのように髪の毛についたままです。

枕やシーツに小さな虫

子どもの寝具で枕やシーツに小さな虫がいた時は、子どもの髪の毛から落ちたしらみの可能性もあります。

しらみは見た目、白っぽい半透明の色です。吸血すると、その血が体の中心部分に見て分かります。しらみが髪の毛から落ちても、また近くの人の髪の毛に寄生すれば死滅しません。

しらみを寝具類でみつけたら、家族間の感染を予防する必要があります。寝具やパジャマを全て洗い直して、床やカーペットの掃除も念入りに行ってください。

それでも、しらみが寝具につく場合は、家族間で感染している可能性があります。念のため、家族全員でしらみ駆除のシャンプーや薬を使用します。こまめに髪や頭皮をチェックしてください。

しらみは一度感染したから免疫ができるという症状ではありません。家族間でしらみが広まると、誰かが完治しても他の家族がしらみを保有したままだと、再感染する危険があるのです。

周囲でしらみが流行中

子どもの周囲でしらみが流行っている時は、早めに頭皮や髪の毛をチェックしてください。1回ではなくシャンプーやブラッシングの度に髪をかきわけて、頭皮までチェックします。

ツゲのくしや、目の細かいくしでブラッシングするとしらみが隙間にとれます。しらみを疑っている時は目の細かいくしを利用すると、しらみの有無が確認しやすいです。

保育園で流行している時は、夏の水遊びや集団でのお昼寝時にもしらみが広まります。帽子の貸し借りで、しらみが広まることもあります。洗える素材の帽子はこまめに手洗いします。洗えない素材の帽子は裏返して日干ししたり、換気を心掛けてしらみの隠れ場所にならないようにしましょう。

しらみが見つかると「不潔だと思われたら嫌だ」と周囲に知らせない人もいます。実際は、しらみは清潔にしていてもうつってしまう症状なので、一概に不潔とみてはいけません。

でも、恥ずかしくて周囲にしらせないことで予防策もなく、周囲の子どもに広まってしまうケースもよく見られます。しらみを発見した時、集団生活や子どもが沢山集まるところでは、早めに知らせることでしらみの拡散を防いでください。

参考:e-育児「赤ちゃんのしらみ」