しらみ

しらみとは、主に頭髪に感染してフケに似た卵を産みつけて繁殖します。頭皮の血を吸われると激しい痒みを感じることも。特にアタマジラミは夏場のプールで子供に感染します。

しらみの種類

しらみには頭髪に感染するアタマジラミ、陰部に感染する毛ジラミ、肌着に潜む衣ジラミがあります。この中でも最も乳幼児に身近なしらみがアタマジラミ。衣ジラミは最近の日本ではあまり見かけませんが、海外感染が増えています。

ここでは子どもに多い、アタマジラミについて説明します。

アタマジラミの特徴

・頭皮の血を吸って成長する。
・通常2~3ミリの薄茶色の虫。
・吸血後は体が赤っぽく見える。
・湿度90、気温30度の環境を好む。
・気温20度以下では産卵しない。
・成虫と幼虫の違いは産卵の有無。
・1匹で1日約8個、1ヶ月で約200個もの卵を産みつける。
・卵は吸血しないが、とても強くくっついていて普通のヘアブラシではとれない。

しらみの症状

しらみは1日に4~5回、頭皮の血を吸います。蚊が吸血する際に唾液をだして皮膚を麻痺させるように、しらみも吸血の際に出す唾液が頭皮に付着すると、酷い痒みを引き起こします。その為、子どもは頭皮をかきむしるようになります。

痒みは大きな特徴ですが、まれに痒みが軽い場合も。この場合は、しらみに気が付くのが遅れがち。

外見は白い卵がフケに酷似している為、フケが多いように見える。実際かきむしって頭皮が荒れて、フケが多量になる場合もあります。

しらみの原因

しらみの原因はプールや感染者とタオルや帽子、寝具を共用する事でしらみが感染する事です。昼寝の際に髪がくっついただけでも感染する事があります。1匹でも感染すれば卵を産みつけ繁殖してしまいます。

感染は接触が原因です。「不潔にしている」「家庭が清潔を心がけていない」「教養がない」などと昔は言われていました。しかし、プールに入るだけでも移ってしまう事からも、家庭でどんなに清潔を心がけても感染する時は感染します。このような考えで、子どもが傷付かないように配慮しましょう。

しらみの感染経路

よく感染原因となるケースを挙げます。
・幼稚園や不特定多数の集まるプール。
・幼稚園や保育園のお昼寝時間での接触。
・感染者とのタオルや衣服の共用。
・保育機関での発表会のかぶり物の使いまわし。

しらみの付きやすい場所

しらみは後頭部から耳の上部にかけて、まとまった場所に産卵します。髪が多い程、隠れて生息しやすいので髪をかきわけて頭皮に近い部分まで調べてあげましょう。

しらみの生息期間

しらみの生息期間は約40日間です。幼虫から成虫になるのに約10日、成虫として生きているのは約30日前後と言われています。しかし1匹が卵を産みつければ順に成虫になっていくので、きりがありません。

頭皮で吸血ができないと生きていけないので、吸血しなければ72時間以内で死滅します。

しらみ駆除法

シャワーやドライヤーでの撃退法も挙げられていますが、根絶は難しいと言われています。最も単純なのは生息する毛髪を刈ってしまう事。男の子は可能な限り短く、女の子もショートにすれば必然的にしらみの住処が減るのです。しかし絶対的な指導ではないので、髪を切る切らないは個人の自由です。

しらみ駆除のスミスリンパウダー

一般的に知られているのはスミスリンパウダーとスミスリンシャンプーです。シャンプーと同様に全体に行き渡らせたら10分程待ちます。その後ぬるま湯で流すとゆう行程を2日おきに続けます。なぜ継続するかというと、幼虫や成虫は退治できても卵は完全に退治できないからです。卵が孵化する頃に再度スミスリンで駆除して減らしていきます。

パウダーは寝具や、よく使う床に振りかけて再寄生を防ぐ為に掃除します。粉状なので喘息気味の赤ちゃんは別室に移動しましょう。

スミスリンパウダーとシャンプーは保険適用のない一般薬なので、薬局で手に入ります。用法用量を守ってしらみが見当たらず、痒みが消えれば効果があったと考えます。

スミスリンシャンプーは殺虫が目的で、しらみを寄せ付けない効果はありません。治療中も、他人とタオルや寝具を共用することは避けましょう。

しらみ駆除のアロマオイル

スミスリンとはピレスロイド系の殺虫成分です。この成分に抵抗のある時はティーツリー等のアロマオイルを配合したエッセンシャルオイルも販売されています。しかしスミスリンに比べると効果は弱いと言われています。

最近のしらみは今まで効果のあったスミスリンに耐性ができている種類もあるようです。この時はアロマのエッセンシャルオイルなら効きます。こちらも医薬品ではありません。

しらみ駆除のクシ

しらみの卵はかなり強力に毛髪にくっつきます。フケは軽く付いている程度なので指でも容易にとれます。しらみの卵は目の細かい専用クシで除去することができます。勿論、くしを梳かせば成虫もひっかかって除去できます。

形も家庭のヘアブラシとは違います。使用前に通常のヘアブラシで、毛髪の絡みを正してくし先にオイルを塗っておくと梳かしやすくなります。

しらみの弱点

アタマジラミは熱には弱く、約60度の熱で死滅するそうです。しかし60度のお湯を頭皮にかけては大やけどの危険があります、頭皮以外でこの弱点を活用しましょう。

成虫に限っては40度で死滅。頭皮以外では生きていけない為、よくシャンプーで頭皮から流せば72時間以内に死滅します。しかし成虫は流せますが卵は流しきれないので、シャワーでの駆除は完全ではありません。

シーツや衣類は洗濯機で洗った後で、よく裏表を天日干しやアイロンがけします。本人が使用したタオルや枕カバーは、素材が熱湯に耐えうるなら10分程度浸しておきましょう。それだけで繁殖や感染を抑えることができます。