真冬のりんごほっぺ対策

気温差がポイント

赤ちゃん普通に過ごしていてもりんごほっぺになる原因は、外気と室温の温度差が大きいことです。つまり温度調節が、りんごほっぺ対策のポイントです。そうは言っても寒い季節に室内と外の温度調節をすることはとても困難です。

赤ちゃんの体はあまり積極的に体温調節ができません。あたたかい室内にいるとどんどん体が温まってのぼせてしまいます。赤ちゃんのほっぺの下の毛細血管は慌てて保温していた熱を発散させようと活発に拡張します。血管拡張で赤みを増した部分が、薄い皮膚を通してりんご色に見えるのです。

このときママができることは、防寒用のコートやおくるみを脱がせて、外の冷たい空気に当たっているときよりも身軽にさせてあげることです。

風邪も心配な真冬は「部屋でもあたたかい服装で」と心配になりますが、赤ちゃんは大人よりも汗っかきです。「もう1枚必要かな?」とモコモコに着せ過ぎが気になるときはベストが便利です。

濡れたままにしない

ほっぺが赤いときは、薄い皮膚が敏感になっています。濡れたままにすることで皮膚内に蓄えられていた熱が放出しやすいように見えますが、放置すれば肌を痛めることになります。

急激に温まることで拡張する毛細血管を冷やして落ち着かせることはできますが、ずっと濡れタオルを当てないように気をつけましょう。

よだれや汗も放置していると、肌表面のかぶれ原因になります。違う原因で肌表面が赤くなってしまうと、いつまでもほっぺの赤みが消えないどころかヒリヒリしたり、触ると傷みを感じるようになります。

ガーゼや肌さわりのよいタオルでポンポンと軽くタッチするように水分を吸わせます。強く押しあてたり、こすってしまうと逆効果です。

触りすぎない

赤ちゃんの爪赤ちゃんが気にして、よだれのついた手指でほっぺを触るのも気をつけたいです。もしも頻繁に触るようなら、赤味だけでなく痒みや痛みがあると疑います。これ以上悪化させないように爪を短く切りそろえましょう。

ママも触ると、さらに注意をひいてしまうので皮膚科で診てもらうことをおすすめします。その際は、手にお気に入りの何かを持たせておくと、ほっぺに注意がいかずに安心です。

赤ちゃんがどうしても触って悪化させているようなら、一時的にミトンをはめて過ごしてみましょう。特に眠っているときに無意識に強くひっかいてしまうことが心配なので、就寝中にそっとミトンをつけてあげます。

保湿ケアが大切

なんといっても赤ちゃんの肌はデリケート。触ったり余計な刺激を与えないことが大前提ですが、薄いほっぺの皮膚にベールをつくることで、ほっぺを保護することができます。

クリームや保湿乳液など、なんでも良いというわけでもありません。赤ちゃんは大人向けの化粧水や乳液に含まれる成分でも肌を痛める可能性があります。赤ちゃんにも使用できる保湿剤を選んでください。

真冬なら、お出かけ前に塗っておくと、寒い乾燥した空気で肌表面の潤いが奪われないようにバリアをはることもできます。入浴時には、お湯で湿らせたタオルで優しく流しとってあげましょう。

こんな、りんごほっぺは要注意

りんごほっぺは元気な子供のイメージがありますが、時として病気症状の場合もあります。以下の症状が当てはまるときは要注意。

首にかけて腫れている

リンパ節が腫れている場合は、発熱を確認してください。発熱でリンパ節が腫れて、首(耳の後ろあたり)から頬にかけて赤みが出ている場合があります。

この場合は、気温差による影響は原因になりません。リンパ節が腫れているのは首にある太い血管が腫れているのではなく、リンパ管といって血管よりも細い管が腫れている状態が多いです。

細菌感染などで炎症をおこすと、発熱や腫れだけではなく痛みも出ます。赤ちゃんの場合は、ミルクや離乳食を飲みこむことがつらくなるので、早めに診察を受けてください。

しもぶくれのような腫れ

おたふく風邪は、片側または両側の耳の前からアゴに向かって、おたふくの垂れた頬のように腫れあがる様子が特徴です。

発熱で頬に赤みがでると、りんごほっぺのように見えますが、頬が垂れるように下側まで腫れるので気をつけてください。

もしも、おたふく風邪になった場合、決定的な特効薬はまだありません。38~39度程度の高熱もでます。このとき、腫れは痛みを伴いこともあり、痛み止めや解熱剤で対処していきます。

ジュクジュクしたりんごほっぺ

ほっぺが赤いだけではなく、ジュクジュクしていたりベタついている場合は、頬のデリケートな皮膚表面が黄色ブドウ球菌などの細菌に感染している可能性があります。

赤ちゃんのほっぺは本来とても薄いので、ダメージを受けやすく、赤みを気にしてこすったり触り続けることが逆効果になりがちです。

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