パパが粉ミルクの調乳をできれば、ママがいなくても赤ちゃんはミルクを飲むことができます。パパが粉ミルクを作る時の順番とポイント。
2020/12/23
粉ミルクとお湯から、赤ちゃんの飲むミルクをつくることを調乳(ちょうにゅう)と呼びます。パパが粉ミルクの調乳をできれば、ママがいなくても赤ちゃんはミルクを飲むことができます。パパが粉ミルクを作る時の順番とポイントを、短文で覚えやすく解説しています。
パパが粉ミルクを使って調乳する時のポイントを、実際の順番で紹介します。
粉ミルクは湯温の調節があるので、調乳している間は赤ちゃんに待ってもらいます。ギリギリまで我慢させてから調乳を始めると、空腹のタイムリミットを越えてかなり不機嫌になるので気をつけてください。
粉ミルクの調乳で必要なものを紹介します。1セットにまとめておくと使いやすくなります。
粉ミルクの缶や箱には、月齢別で調乳に必要な粉ミルクと湯量が載っています。これは標準的な量です。
粉ミルクはスティックタイプなら1本で何グラム入っているか確認、缶や容器に入っている時は備え付けのスプーンですり切り何グラムか確認。
粉ミルクの量がわかったら、その量に合わせて指示された湯量を用意します。お湯の量を変えると、栄養バランスや消化に不具合が現れることがあります。ママや病院から指示がなければ、この標準量を目安にします。
粉ミルクは、1度沸騰させたお湯で溶かします。調乳ポットや電気ポットの「調乳」モードなら、すぐに調乳に適したお湯が使えます。具体的には60~70度です。水から沸かす場合は、冷ます時間が多くなるので時間に余裕をもって。
粉ミルクは、水ではきちんと溶けません。ミネラルウォーターも赤ちゃん用で無いものは不向きです。ミネラルウォーターに含まれるカルシウムや栄養素が、赤ちゃんの胃腸に負担をかけるからです。
作りたい量の3分の2の湯を、哺乳瓶に入れておきます。残り3分の1の湯は別の哺乳瓶で冷まします。こっちは湯ざましとして、後から加えます。先に底を水に浸して冷ましておきましょう。
3分の2の湯が入っているほうの哺乳瓶に、粉ミルクを投入します。しっかりフタをして漏れないようにしたら、粉が溶けるように上下にシェイクします。
溶けたら、残り3分の1の湯をつけ足します。もう一度フタをして軽くシェイクします。
市販の粉ミルクは湯にサッと溶けるように工夫されていますが、しっかりシェイクさせないと哺乳瓶の底に粉が残ります。そうなると、粉と湯の配分が変わるので、美味しいミルクが出来上がりません。
調乳したミルクは、そのまま赤ちゃんに飲ませたら熱すぎます。絶対に人肌まで冷ましたことを確認してから飲ませます。具体的には38~40度です。
哺乳瓶を冷水に浸して中身のミルクを冷ますか、流水に哺乳瓶のボトル部分をあてて冷ましてください。
人肌温度の確認方法は、実際に腕にミルクを垂らします。熱いと感じたら、もう少し冷まします。ほんのり温かい程度なら人肌温度です。
人肌って、パパだけではなく初めて子育てするママにとっても、「人肌って言われてもわからない!」と思うものです。
おすすめなのはチュチュベビーという育児用品を広く取り扱っているメーカーから出ている「ミルクのみごろチェッカー」です。これなら人肌や適温といった曖昧な温度表現に悩みません。
使い方も簡単です。油分や汚れを拭きとった哺乳瓶に、「ミルクのみごろチェッカー」のシートを貼り付けます。
シートを貼った哺乳瓶に湯を注ぐと、70度になった時点で「溶かしごろ」の文字が緑色に変わります。これが粉ミルク投入の合図です。
次に、湯が40度まで冷めると「のみごろ」の文字が緑色に変わります。これで安心して人肌温度のミルクを飲ませることができます。
商品価格もかなりお手頃なので、パパにとっても試しやすくて頼りになるアイテムです。
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