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生後0ヶ月の赤ちゃん

生後0ヶ月の赤ちゃんの身長、体重、からだについてわかりやすく説明しています。新生児は毎日30g程度、体重が増えていきます。

おっぱい飲む赤ちゃん

2021/01/07

生後0ヶ月の身長

生後0ケ月の新生児の身長は50cm前後が平均です。性別や遺伝によって、身長はそれぞれです。新生児期は身長の低かった赤ちゃんが、小学校や中学校で急激に伸びて高身長になるケースもあります。

新生児は立って身長をはかることができないので、身長測定用のマットなどを使用して寝かせた状態ではかります。新生児はまだ体を真っすぐ伸ばしてねんねしないので、正確な測定ができない場合もあります。

生後0ヶ月の体重

生後0ケ月の新生児は、生後4日頃に体重の1割が減ります。だいたい100~300gは減ります。生後7日経つ頃には、また体重が戻るか、減った体重から増加し始めています。

新生児は毎日30g程度増えます。母乳やミルクの量、赤ちゃん自身の排便排尿の頻度によっても体重は変化するので、周囲と比べても仕方のない部分です。

ただ、最近は痩せ型のママが増えている影響か、出生時の赤ちゃんの体重も少なくなっているようです。出生時の平均体重は3000gが定説でしたが、現在はそれよりも減っています。

ママからの栄養が足りないと、体力の少ない赤ちゃんには致命的なデメリットを与えかねません。赤ちゃんに関しては「痩せているほうが良い」と考えないようにしましょう。

生後0ヶ月の手指

生後0ヶ月の手指

生後0ヶ月の手指は産まれたばかりで、手の甲は粉がふいているような状態です。ママのお腹から出てきて外気に触れることや、ママからのホルモンの影響だと言われています。

新生児は指をピンと伸ばすよりも、グーや何かを掴もうとやんわり指を曲げている状態が多いようです。誰かが指を触ると、握り返したり掴もうとします。

新生児の爪は柔らかく、長さは赤ちゃんによって異なります。生後すぐに爪を切る赤ちゃんもいれば、しばらくは切らない赤ちゃんもいます。爪切りは赤ちゃん用が安心です。

生後0ヶ月の足

生後0ケ月の赤ちゃんの足は、自然とM字になっています。足を真っすぐ伸ばす時があまりないものの、関節が柔らかいのでおむつ交換時は両足を大きく広げることもできます。でも、無理に真っすぐ引っ張ることは避けてください。

生後すぐの赤ちゃんの足は細くて柔らかい印象ですが、日を追うごとに太ももやふくらはぎがふっくらします。足首にはシワができ、ごつごつした骨が目立たない丸みのある足に成長します。

生後0ヶ月の目

赤ちゃんの目は産まれた時から開いている子もいれば、しばらくしてからパッチリ開く子もいます。視力は0.1もありません。出産時は羊水で顔も濡れているので反射的に目を伏せる赤ちゃんや、目を閉じて泣いている赤ちゃんが多く見られます。

生後何日かで20cm程度の距離を見ています。視界は最初はぼんやりしているとも考えられています。そのためか、音のする方向や明るい方へ反応します。

生後0ヶ月の授乳

生後0ヶ月の授乳

生後0ケ月の赤ちゃんの授乳間隔は、授乳期の中でも最も短い間隔です。赤ちゃんの口に乳首をあてると、原始反射で乳首をくわえます。これを吸綴(きゅうてつ)反射 と呼びます。

新生児は吸う力が弱いので、少量の授乳でも時間がかかります。母乳を飲ませておくと30分以上吸って、疲れてそのまま眠ることもあります。

粉ミルクの場合は哺乳瓶で量がわかるので授乳を終える目安がわかります。でも母乳の場合は、飲んでいる量がわからないので授乳時間が長くなりがちです。

生後2~3日では1回の授乳で20m~40mlを飲みます。ただ20mlではすぐにお腹が空いて足りない赤ちゃんもいるので、飲ませてみないと分かりません。多く飲んだ時は、その後の睡眠が長くなったり、うんちが出ます。

授乳量が少ない時は、次の授乳までの間隔が短いと考えてください。これは赤ちゃんが母乳やミルクを飲めないわけではありません。単に体力が少ないから休憩をはさんでいるだけです。授乳間隔が短いから成長していないわけではありません。次第に間隔が開くようになります。

生後0ケ月のうんち

生後0ケ月のうんちは母乳やミルクによって、色も変わります。特に離乳食前の赤ちゃんはうんちに水分が多いのが普通です。逆に水分が足りないと、うんちが硬くなって排便時は痛がったり便秘になります。

母乳育児の赤ちゃんは緑がかったり、黄色っぽいうんちが目立ちます。粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんは茶色っぽい硬めのうんちが目立ちます。

新生児メレナという病気にかかると、血便が出ます。原因はビタミンKの欠乏です。新生児がビタミンKシロップを投与されるのは、新生児メレナの予防になっています。

うんちが白やグレーの時もトラブルの予兆です。下痢になっていないか、血便はないか確認してください。不安な時は、便のついたおむつを持参して産院や小児科に相談してください。

生後0ケ月の肌トラブル

生後0ケ月では、肌トラブルに悩む赤ちゃんも多いようです。もともと赤ちゃんは外気に触れて肌が乾燥しがちです。産後すぐでは皮膚も薄くデリケートなので、肌に刺激を受けると大人以上に敏感に反応します。

新生児黄疸

生後間もなく現れる新生児黄疸は、肌に黄みが強く出ます。次第に消滅していきますが、母乳育児の赤ちゃんは黄疸が長引く傾向にあります。新生児黄疸の原因は、赤ちゃんの赤血球の中にビリルビンが増えることです。

赤ちゃんの体の機能が発達して、ビリルビンが処理できるようになると、次第に黄疸も消えていきます。医師に相談しながら自然消滅で解決しますが、ママは不安になりがちです。多くの赤ちゃんにおこる症状なので、焦らず様子を見てください。

新生児ニキビ

新生児ニキビは、ママのお腹の中にいる時に受け継いだホルモンの影響です。ママから受けついだホルモンの分泌を、未発達な新生児の毛穴が対処できずにニキビが発生します。

ママも赤ちゃんも爪を短くして、肌に触れる寝具を清潔に、入浴では患部をしっかり洗い流して刺激を減らしましょう。思春期や大人が使うニキビ外用薬は赤ちゃん向けには作られていないので使いません。

生後0ケ月の睡眠

生後0ケ月の新生児は、ほとんど眠っています。起きている時は、お腹が空いて授乳する時、うんちが出そうな時などです。新生児は体力も少ないのですぐに眠ってしまいます。疲れると我慢せずに眠るので、病気以外なら睡眠不足は心配しません。

睡眠不足が心配なのは、新生児のお世話をするママや家族です。赤ちゃんが眠った時は、昼間でも一緒に仮眠をとるように心掛けてください。

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