年賀状の一般マナーや、赤ちゃんと送る年賀状で気をつけたいポイントをわかりやすく紹介します。
2020/12/25
年賀状は赤ちゃんだけではなく、パパやママからの年始の挨拶も忘れずに。赤ちゃんばかりの年賀状にならないように気をつけてください。年賀状の一般マナーや、赤ちゃんと送る年賀状で気をつけたいポイントをわかりやすく紹介します。
日本郵便によると、1月1日の元旦に年賀状が届くようにポストに投函(とうかん)する期限は、毎年12月25日ぐらいまでです。年賀状の投函の受付開始は12月15日ぐらいからなので、元旦に到着させたい場合は25日までに投函できるように準備しましょう。
ただし離島では投函期限が異なる場合があります。心配な時は最寄りの郵便局で確認してください。投函受付が始まったら、期限を待たずに早めに出した方が確実です。
年賀状は、1月7日の七草(ななくさ)まで出すことができます。それ以降は、寒中見舞い(かんちゅうみまい)といって「新年」「賀正」といったお正月の言葉は使いません。
1月1日~7日は松の内(まつのうち)と呼ばれる期間です。地域によって異なる場合がありますが、一般的に玄関先や神棚に松を飾る期間と同じです。
郵便ポストも1月7日までは、年賀状扱いの投函口があります。1月8日からは一般郵便として投函してください。
年賀状を出していなかった相手から、年賀状を頂くことがあります。この時は、必ずお返事を出すのがマナーです。
相手に年賀状を送る場合、1月7日までに出すことがベストですが、相手からの到着が7日前後の場合は間に合わないので、寒中見舞いとして出しましょう。
喪中の場合は、寒中見舞いをだします。お祝いの言葉は入れない文章になります。相手は喪中だと知らずに年賀状を出しているので、特に指摘する必要はありませんが、本来は12月上旬までに自分から喪中ハガキを送っておく心配りを忘れずに。
赤ちゃんのいる家庭では、年賀状に赤ちゃんの写真を載せることが多く、いくつか候補をピックアップすると選びやすくなります。年賀状に赤ちゃんの画像を載せたい時は、ちょっと早めに撮影しておきましょう。
赤ちゃんの笑顔や、全身で成長がわかる写真など好みで選びます。ピントが合っているほうが仕上がりが良くなります。パパやママの友人には、家族写真で自分の様子を伝えることも考えてください。
はいはいや、お座り、つかまり立ちなどの様子がわかる写真も赤ちゃんならではの成長が伝わります。
郵便局やショップで年賀状作成を注文する時は、写真の縁が少しカットされるデザインもあるので注意してください。
他の家庭の赤ちゃんが写りこんでいる写真は、修正してカットするなど配慮してください。目を隠しただけや、顔をぼやかすのは失礼です。家族や、わが子だけが写っている画像がベストです。
赤ちゃんぐるみでお付き合いしている家庭、実家や親せきには赤ちゃんの写真を前面に出しても喜ばれますが、そうでない相手もいると念頭に置いてください。
時々、赤ちゃんの成長の様子を毎月ごとに載せている年賀状を見かけます。1ヶ月でも成長の著しい赤ちゃんの変化がよくわかり、ほほえましい年賀状ですが、写真でいっぱいになってしまうと何が伝えたいハガキなのか分からなくなります。
パパの上司や仕事上のお付き合いで出す年賀状は、赤ちゃんの写真だけでなく年始の挨拶や、相手への気持ちが大切です。「写真でいっぱいになって言葉が載せられない」なんてデザインにならないように配慮しましょう。
出産や育児で悩んでいる友人への年賀状も、赤ちゃんの写真を前面にだした年賀状では何が言いたいのか分からず、誤解を招きかねます。そんな時は、赤ちゃんの写真を控えるほうが、良い場合もあります。パパやママの友人なら、赤ちゃん抜きのお付き合いを意識した年賀状を送りましょう。
赤ちゃんの写真でいっぱいの年賀状を受け取った相手は「かわいい」「成長したね」と思いますが、それだけを伝える年賀状になってしまいます。それで良い相手には、思いっきり凝った写真を載せても良いでしょう。そうでない相手には、別のデザインを作りましょう。
赤ちゃんの名前を入れたい時は、写真の下に控えめに「太郎・生後6ヶ月」と入れたり、差出人の家族名の欄に赤ちゃんの名前の後に「生後6ヶ月」と付け加えます。
月齢は1月1日到着を考えて、1月1日時点の月齢を記入します。産まれたばかりの赤ちゃんの場合は、月齢ではなく「12月10日出生」と記入して、出生のお知らせも兼ねましょう。
赤ちゃんの名前や月齢、誕生日は添え書き(そえがき)扱いなので、他の文章よりも小さめサイズで書きます。