赤ちゃんが産まれて初めての年賀状で気をつけたいポイントや、年賀状作りのコツを文例を使ってやさしく説明します。
2020/12/25
赤ちゃんが産まれて初めての年賀状で気をつけたいポイントや、年賀状作りのコツを文例を使ってやさしく説明します。出産後初の年末は、赤ちゃんが加わって初めての記念すべき年賀状を作るときです。喜びにあふれた報告と、新しい家族の紹介に併せてマナーのある年賀状を作りましょう。
産まれて初めての赤ちゃんの年賀状は、ひとこと出生報告を付け加えます。相手によって詳しく知らせたり、形式上のお知らせにする場合があるので印刷は定型文だけにしておきます。もっと伝えたい相手にだけ、自分で書き加えましょう。
赤ちゃんの出生を伝える年賀状の文を、簡単に紹介します。出産報告を兼ねた年賀状作りの参考にしてください。
「○○」には誕生した赤ちゃんの名前を入れて、相手に新しい家族の紹介をしましょう。家族が増えたことを挨拶文に盛り込む時は、名前や出生日など必要最低限の情報を載せます。体重や性格などは、相手によって自分で書き加えます。
「新年おめでとうございます。我が家では○月○日に長男○○(名前)が誕生し、にぎやかな年明けになりました。親子ともどもよろしくお願いいたします。」
自分だけではなく、家族ぐるみのお付き合いに発展させたい時は「親子ともども」という言葉を使います。同じ学年や、年の近いお子さんを育てている家庭にも向いている言葉です。
「あけましておめでとうございます。昨年○月○日に次女の○○(名前)が家族に加わりました。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
住んでいる場所が離れていたり、なかなか会う機会のない相手には「お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。」と添えると、赤ちゃんに会ってほしい気持ちを伝えることができます。
「あけましておめでとうございます。昨年○月○日に長女○○(名前)が誕生し、家族3人で過ごす初めてのお正月を迎えました。」
この文章は目上の相手にも使えるので、仕事関係の相手にもさりげなく赤ちゃんの出生を知らせることができます。出産報告の手紙を送ると、出産祝いを請求しているようでだしにくいと感じる相手にも年賀状にひとこと添えることで、家族が増えた喜びを伝えましょう。
産後初の年賀状で気をつけてほしいことは、誕生の喜びから挨拶をおろそかにしてしまうことです。年賀状は1年の始まりの大切な挨拶でもあります。赤ちゃんの画像だけ載せて、挨拶を後回しにしないように気をつけてください。
新年の挨拶と今後のお付き合いを円滑に進めたい気持ちが、年賀状に込められる気持ちです。赤ちゃんのことは家族の報告として大切ですが、それだけでは年賀状というより出産報告のハガキになってしまいます。
年賀状で赤ちゃんの誕生を報告したい時は、出産自慢にならないようにしてください。年賀状で大切なことは、赤ちゃんの様子を伝えると同時に、家族が増えたことで相手との関係もよりよく続けていきたいと伝えることです。
くれぐれも「赤ちゃんが産まれました!」で文章が終わらないように気をつけてください。これでは一方的なお知らせです。
赤ちゃんの写真を載せている場合は、相手も出生がわかるので、そこから何を伝えたいのかが大切です。「家族が増えても変わらず仲良くしたい」という気持ちは言葉にしないと伝わりません。
家族や自分の喜びを伝えると同時に、相手への敬意を忘れないでください。年始の挨拶は出産報告したい気持ちと同じくらい、相手への思いやりを忘れずに持ちたいものです。心配りのある年賀状は、紹介したい赤ちゃんの印象も良くしてくれます。