夏に気をつけたい手足口病

手足口病は昨年の夏に流行した夏風邪の1つです。家庭で気をつけたい予防対策、手足口病が疑われる具体的な初期症状を説明します。

手足口病の初期症状

赤ちゃんこんな症状を見つけたら、手足口病の可能性があります。赤ちゃんの肌や口内をチェックしてください。

発疹

手足口病は口内や手のひら、足の裏、太ももなど足の側面にも赤みのある発疹ができます。水疱瘡のように最後にかさぶたができることはなく、発疹は薄茶色になって消滅します。

ニキビが悪化した時のように赤い発疹の中央部分だけは白っぽくなるのが特徴。顔以外にニキビのような発疹が出てきたら要注意。水疱瘡(みずぼうそう)と似ているケースもあるので必ず発疹は医師に診断してもらってください。

口内の水疱

手足口病で口の内側にできる発疹は小さいけれど、場所によっては授乳や離乳食が困難になります。口の中にできたときは、口内炎と同じように考えて対応してください。

口内炎があって、体にも水疱のような発疹があれば手足口病の可能性もあります。離乳食を噛みたがらなかったり、歯磨きを嫌がるときは口内をチェックしてください。

発熱

手足口病では高熱が出ないことも多く、まれに高熱が出たときは後から発疹があらわれて手足口病だと判明することがあります。高熱は1~2日程度です。熱によって喉が痛くなることもあります。

今までの手足口病は高熱が出ないイメージでしたが、2010年以降の手足口病では39度以上の高熱がでる乳幼児も多かったようです。発熱も手足口病の1つのサインだと考えてください。

食欲不振と脱水症状

離乳食手足口病は水疱ばかりが目立ちますが、実は食欲不振と脱水症状がダイレクトに赤ちゃんの体力を低下させます。普段の様子と比較してみてください。

手足口病で発熱や口内の水疱が続くと、赤ちゃんは食欲不振になって一気に体力が低下します。顔色が悪くなって唇や肌がカサカサする、泣き声が弱々しくなる、声を出さなくなる、動きが少なくなったら早急に病院に連絡してください。

食欲不振は手足口病だけの症状ではありませんが、体力が落ちている時こそ食事や水分摂取は大切。赤ちゃんは大人よりも進行が速いので、食欲や水分摂取が低下し始めたらすぐに病院に連絡して指示を仰いでください。

おむつ交換は手洗い必須

手足口病の原因ウイルスは、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスですが、ウイルスの種類によって予防対策に大きな違いはありません。どの種類も便の中にウイルスが存在します。赤ちゃんのおむつを交換したら、必ず手洗いしましょう。

同じ哺乳瓶やおもちゃに注意

赤ちゃん同士で同じ哺乳瓶やマグを使ったり、おもちゃを舐めて遊ぶと手足口病の原因となるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスに飛沫感染することがあります。

夏は手足口病が流行しやすいので、水分補給は各自の哺乳瓶やマグを使う習慣をつけましょう。舐めやすいおもちゃは、こまめに拭いてください。歯固めの共有も控えましょう。

爪を切る

赤ちゃんのお世話をするときは爪を短く切っておきましょう。もしも手足口病のウイルスが、赤ちゃんのうんちに含まれていた場合、爪の中にウイルスが入ることが心配です。

手足口病の水疱を傷つけて中身が飛び散ると、とびひなど肌への二次被害が起こりやすくなります。特に肌露出の多い夏は、暑さで掻きむしるので

流行時に気をつけたい場所

手足口病は赤ちゃんや子どもに多い病気です。手足口病が流行したら、感染が広まりやすい場所は要注意。保育園や児童館など子どもが多く集まり、みんなで同じものを共有する機会が多い場所では一気にウイルスが広がります。

赤ちゃんが集まる小児科も注意してください。飛沫感染は病院内でも完全に予防することはできません。どんなに衛生的な場所でも飛沫にウイルスが含まれていたら感染の可能性は0ではありません。どんなに清潔な場所でも感染することは有りえるので、初期症状に早く気が付くことが大切です。

もっと詳しい説明:e-育児手足口病