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予防接種の受け方

予防接種について。不安な気持ちにならないように、予防接種の一般的な受け方を紹介します。

水分補給する赤ちゃん

2020/12/24

赤ちゃんの生後1ヶ月検診が終わったら、そろそろ予防接種について関心を持ちます。予防接種はワクチンや、流行によって接種の順番が前後するので、みんなが一緒のスケジュールにはなりません。そのため、各家庭で予防接種について知識を深めることが必要です。

予防接種は赤ちゃんが1歳になるまでに、何種類かのワクチンを接種または投与することになるので、ママは授乳やお昼寝時間も考慮しつつのお出掛けになります。

慣れない予防接種にとまどったり、不安な気持ちにならないように、予防接種の一般的な受け方を紹介します。これを読んで、少しでも予防接種に行く前の不安を取りのぞいてください。

予防接種の受付

予防接種の会場では、まず受付に行ってください。小児科や病院での予防接種では、通常の診療と同じように窓口や受付で予防接種を受けることを伝えてください。

小児科や病院で予防接種を受ける時は、ただ受付に診察券や保険証を出して順番を待つと、病気の診察だと思われがちです。予防接種を受ける旨を、最初に伝えておきましょう。ワクチンの準備もスムーズに進みます。

受付を通さないと、順番待ちしていてもいつまでも呼ばれないことがあります。集団接種でも任意接種どちらも受付で順番を決めるので、特別な指示が無い限りは、必ず最初に受付に行きましょう。

問診票の記入

予防接種

予防接種の前に、赤ちゃんの様子を報告する問診票(もんしんひょう)を記入します。病院や医師によっては、予診票(よしんひょう)とも呼びます。

予防接種のたびに、赤ちゃんの状態や病歴を申告する必要があります。以下の項目に当てはまる赤ちゃんは、隠さずに申告してください。

そのほかにも、予防接種によっては家族で特定の疾患のある人がいるかどうか、複数回の予防接種の場合は何回目の接種をなのか申告します。

問診票の内容は、予防接種のワクチンによって多少異なるので、しっかり読んで回答しましょう。

保護者の同意が必須

赤ちゃんの予防接種は、保護者の同意が必要です。予防接種の前に、保護者が予防接種の説明文を読んで理解することが求められます。

説明書きは問診票の裏面など、問診票とセットで渡されます。問診票の最後のほうに、ワクチンの効果や副反応を知った上で、保護者が同意する箇所がもうけられています。

予防接種の同意は、何もわからないまま同意するよりは、副反応も知った上で考えてください。赤ちゃんにとっては大切なことです。

例えば、どんな副反応が多く挙げられているのか、アレルギー疾患のある子どもに影響がでやすいワクチンなのか、医師に質問してからでも大丈夫です。「みんなが受けているワクチンだから・・」という気持ちで、なんとなく同意することは避けます。

待合室での過ごし方

予防接種前の待合室では、まず授乳とおむつをチェックしてください。もしも授乳の必要がある時は、はやめに受付に相談して対処します。

赤ちゃんは空腹を我慢できないものです。待ち時間によっては、予防接種が終わるまで我慢できずに更に不機嫌になります。しかも授乳後すぐの接種は、体にも負担をかけるので早めに授乳は済ませておきましょう。

接種前の予診

予防接種前に、医師が問診票をもとに診察します。ここで問題が無ければ、予防接種に移ります。

もしも発熱や、他の服用薬との兼ね合いがある場合は、予防接種を見送ることになる場合があります。無理して接種せずに、医師の判断に従ってください。

いよいよ予防接種

医師の問診が終わったら、予防接種を受けます。注射の場合は、どちらかの腕を出して消毒します。

消毒は、ひんやりしているので嫌がる赤ちゃんも少ないようです。でも、普段慣れない場所なので診察室に恐怖をもつ赤ちゃんもいます。しっかり」抱っこしていてください。

注射は、痛さで泣くだけでなく、急にくる刺激に驚いて泣きだす赤ちゃんもいます。とっさに腕をひっこめたり、足をばたつかせて体勢を崩しがちです。急にのけぞると、床に頭を打ちそうになったりと危険です。

ママは赤ちゃんを抱きかかえるようにして、赤ちゃんの体を固定します。顔はどこを見ていても大丈夫なので、ちょっとかわいそうですが、腕を中心に上半身を固定するように支えてください。

赤ちゃんは注射でパニック状態です。ママは「静かにしなさい」など怒らないように心掛けます。「よく頑張ったね」など安心させる言葉や態度で、落ち着かせてあげましょう。

予防接種が終わったら

予防接種後は、接種場所にバンドエイドが貼られます。接種後、すぐに取ると出血が止まっていなくて細菌が侵入する恐れがあります。赤ちゃんが気にして、引っ掻いてしまうこともあるので様子をみて取ってください。

予防接種後は、なるべくおとなしく過ごせる環境を作ります、副反応が出る場合もあるので、外出や外遊びは控えめにしましょう。

特に公園や砂場遊びは控えます。注射の傷口に細菌やウイルスが侵入すると、不衛生です。おなじようにスイミングなどの水遊びも、接種した当日は控えます。

副反応が出た場合

副反応で発熱や、接種した皮膚の赤みや腫れが見られる場合があります。嘔吐する場合もあるので、他の病気と区別できないこともあります。気をつける目安は24時間以内です。必ず医師に相談してください。

診察時に予防接種をうけたことを伝えてください。副反応か、病気の症状かは個人では判断しかねます。判断を誤って、放置すると副反応も病気も悪化が心配です。

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