頭皮の脂漏性湿疹が治るまで

新生児から生後6ヶ月頃までに多くみられる、赤ちゃんの頭皮の脂漏性湿疹が治るまでの大まかな流れを紹介します。細かい症状や範囲、治るまでにかかる日数は人それぞれですが、だいたいの流れを参考にケアしてください。

乳児脂漏性湿疹の発生

赤ちゃんの脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)は、小さな湿疹から始まります。最初は赤い小さなニキビができたように見えます。

脂漏性湿疹の場合は、その後の湿疹が黄色みを帯びています。新生児は生後2週間程から発生し始め、まゆ毛や頭皮に皮膚とは別の黄色いかさぶたが張りつきます。

黄色いかさぶたは乳か(にゅうか)と呼びます。これが、にきびとの違いです。

頭皮がベタベタしている

乳かはベタベタしています。通常のかさぶたよりも油分を含んでいるようで、触ると厚みのあるタイプもあり、非常に目立ちます。

脂漏性湿疹が原因の場合は、我慢できない痒み等がありません。頭皮が傷ついていなければ痛みもありません。

頭皮は油分が多く出ている状態だと思ってください。このベタベタを解消するには、シャワー等を使ってシャンプーしてください。タオルやガーゼで拭きとれるものではありませんし、無理にこすると薄い頭皮の皮膚を傷つけてしまいます。

黄色いかさぶたは、個人差がありますが赤ちゃんの額から前頭部に向けて発生することが多く、皮脂と汚れがくっついて頭皮に残っている状態です。

黄色いかさぶたはジュクジュクしてしまうと、膿のような水分がでたり、見ていてとてもかわいそうです。でも、かさぶたを取ろうとすると頭皮まで傷ついたり血がにじみ出ることもあるので絶対に取らないでください。

ジュクジュクの頭皮が乾燥

黄色くジュクジュクしたかさぶたは、日が経つにつれて乾燥し始めます。転んで膝をすりむいた時も、最初こそジュクジュクしていますが最後は乾燥したかさぶたになりますね。それと同じで、頭皮のかさぶたが乾燥していくのは治り始めている証拠です。

頭皮が乾燥し始めると、膜を張るようなかさぶたが発生します。まだベタベタ感がありますがやがて膜が張りついたように、患部に広がります。

大きなかさぶたが発生

乳児脂漏性湿疹の症状で頭皮に発生するかさぶたは、髪1本1本に付着するというよりは、小指の爪の大きさ程度のかさぶたが膜のように張りついている状態です。

フケのように細かくないので、ついつい指でつまんで取りのぞいてあげたくなります。ただ、かさぶたの表面は乾燥しても、見えないかさぶたの下はベタベタした状態のままだったりします。かさぶたの表面よりも、内側は乾燥が遅いと思ってください。

大きなかさぶたは、シャンプー後に柔らかくなります。でも、乾燥するとまた頭皮に張りついたままです。

悪化した脂漏性湿疹の場合は、かさぶたが何重にも重なって発生します。魚のウロコのようで、幾重にもかさなって張りつきます。

かさぶたが頭皮から浮く

かさぶたの内側も乾燥すると、今度は頭皮から浮いてはがれ始めます。頭皮から浮くのは、頭皮が乾燥している時です。だからシャンプー後や汗をかいた時はしっかり乾燥せなければいけません。

最初はかさぶたの周囲から浮き始めることが多く、その時に中央付近はまだ乾燥しきっていない場合があります。

周囲が浮いていても、引っ張ってはがすと中央付近が無理にはがされて血が出たり、さらにジュクジュクし始めたりするので気を付けてください。赤ちゃんは髪が細いので、勢いで一緒に抜けることもあります。

かさぶたを乾燥させるには、頭皮を清潔に保って皮脂や汚れを溜めないことです。皮脂や汚れが、かさぶたに付着すると細菌が発生する原因になったり、さらに脂漏性湿疹が発生する原因になります。

かさぶたが取り除かれる

頭皮からはがれたかさぶたは、自然と落ちることもあれば洗い流さないと髪にくっついている場合もあります。

頭皮から浮いているかさぶたは、時間が経つにつれて更に乾燥するので自然と落ちやすくなります。この状態は、沢山のフケがあるように勘違いされやすく、ママもストレスが溜まります。

でも、爪でとるのは頭皮を傷つける可能性があるので気を付けてください。ガーゼを被せたクシで軽くとかして、あとはシャワーで流しましょう。