ノロウイルスに感染したら

赤ちゃんがノロウイルスに感染したら、気を付けてほしいホームケアのポイント。ミルクや離乳食の与え方、嘔吐物の処理方法をわかりやすく説明します。

腹痛

ノロウイルス感染中の授乳

赤ちゃんがノロウイルスに感染したとき、授乳は大切な水分補給です。母乳は欲しがるときに少しずつ飲ませます。1日の授乳回数や1回の授乳量は気にしないで、赤ちゃんの体調に合わせて授乳します。

粉ミルクに関しては、以前は医師の指導で薄めて飲ませるケースも聞きましたが、現在は粉ミルクを薄めることで腸の働きを悪くする可能性もあるので普段通りの調乳で与えます。粉ミルクも1日の授乳回数や1回の授乳量は気にしないで、少量ずつ体調を見ながら与えます。ママは大変ですが粉ミルクは残ったら廃棄します。

哺乳瓶の消毒を忘れないでください。おむつ交換後は、ウイルスがママの手指に付着している可能性もあるので手洗いしてから哺乳瓶を扱います。

離乳食はストップ

ノロウイルスに感染して、赤ちゃんが嘔吐や下痢を繰り返しているときは通常の離乳食はストップします。普段なら離乳食の回数や食事時間も決めますが、同じように与えると消化器官がダメージを受けているので逆に嘔吐や下痢症状を悪化せる可能性があります。

離乳食よりも先に、水分補給を優先しましょう。症状が落ち着いたタイミングを見計らって、スプーンひとさじの白湯や経口補水液を与えます。無理にたくさん与えると吐き出します。

吐き気が治まったり食欲がでて離乳食を欲しがるときは、野菜スープなど水分の多いものからスタートします。お米に関しては離乳食の進み具合を考慮せず、はじめは10倍粥が安心です。疲れた胃腸を刺激しないことがポイントです。

家庭では家族感染を予防するために、食器の使いまわしに気を付けましょう。頻繁な水分補給や看病に疲れた時は、使い捨てのスプーンも活用してください。

嘔吐物の処理に注意

赤ちゃんが嘔吐を繰り返したり、授乳後のミルクを出してしまったときは素早く着替えさせます。シーツやカバー類も汚れていたり、飛沫が飛び散った可能性があるときは新しいものと交換します。こうした飛沫から家族や周囲の人にウイルスが広まりやすいので、疑わしいものはすべて交換したほうが安心です。

嘔吐物の付着した衣類や寝具を扱うときは、使い捨ての手袋とマスクをしましょう。ビニール製の使い捨てエプロンやレインコートなど捨てたり洗いやすいものを身に着けると、ウイルスの付着を予防できます。

ノロウイルスの嘔吐物にはウイルスが含まれるので、通常の洗濯物と一緒に洗うことは厳禁です。一緒に洗濯したり、洗濯かごに入れておけば一気にウイルスが広がってしまうからです。

一度ごみ袋などのビニール袋に入れて隔離します。洗濯機に入れる前にバケツの中で洗い、消毒液に漬けたあとで熱湯に浸します。熱湯はぬるま湯程度では殺菌できないので85~90度で90秒以上の加熱が目安です。

赤ちゃんの嘔吐物の処理は、お世話しながらでは大変なので洗わずに捨ててしまうことも多いようです。熱湯消毒ができずに諦めることもあります。そのことを考えるとノロウイルスに感染中、お気に入りの寝具の使用するか悩んでしまいます。

下痢は長引きやすい

ノロウイルスによる下痢は、嘔吐よりも長引きやすい特徴があります。症状が治まっても2~3週間は、うんちにウイルスが含まれています。

赤ちゃんの下痢が続いているときは、トイレトレーニング中に使用するようなおねしょシートなど防水性に優れたアイテムも便利です。周囲が汚れないように新聞紙を敷いて、おむつごと廃棄できるようにすると楽です。

手洗いの徹底

ノロウイルスの厄介なところは家族感染しやすいことです。ノロウイルスが増殖するのは体内の腸管ですが、少量のウイルスでも周囲に感染する強さがあります。アルコール除菌や加熱殺菌にも抵抗し、低温では殺菌しきれない厄介なウイルスです。

手洗いの徹底を家族みんなで心がけてください。さらに手指を触れやすいドアノブや冷蔵庫の取手はこめまに消毒。手拭きタオルはその都度交換することをおすすめします。