春に気をつけたい病気

赤ちゃんが春に気をつけてほしい病気と予防方法。暖かくなって外出しやすい春は溶連菌感染症やインフルエンザの集団感染が心配です。花粉以外にもハウスダストや気候変化による気管支喘息も注意。

溶連菌感染症

溶連菌感染症溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)は39度以上の高熱がでて、舌が苺のように真っ赤になる病気です。

溶連菌は1種類の菌ではなく、症状が強く出る場所によって何十種類もの菌があります。だから何度も感染します。赤ちゃんの集まるところや外出が増えているときは、毎回気をつけてほしい病気です。

溶連菌に感染すると手足に小さな発疹がでます。急に高熱がでて、脱水症状が心配になりす。のどが赤く腫れて痛いので、食欲がなくなります。やがて舌表面に苺のような白いブツブツができます。

高熱や舌のブツブツで食事がつらいのが特徴です。食事が無理でも水分補給だけはこまめに続けてください。のどごしの良いゼリーやスープ、豆腐がおすすめです。

病院では綿棒のようなもので喉の細胞を採取して、すぐに結果がわかります。治療は抗生物質の処方が考えられます。予防ワクチンがないうえに、しっかり治療しないと合併症が心配です。

溶連菌は飛沫、接触感染します。春になって外出が増えたり、公園や児童館など乳幼児が集まる場所に行くときは手洗いうがいを必ずしましょう。指しゃぶりをする赤ちゃんは指先をこまめにウエットティッシュで拭きとってください。

インフルエンザ

インフルエンザは冬限定ではなく、1年中感染する病気です。保育所や幼稚園など、赤ちゃんや小さな子どもが集まる場所では春に集団感染することもあるので、引き続き気をつけてください。電車やバスなど公共の乗り物では大人の飛沫から感染することもあります。なるべく空いている時間帯に利用しましょう。

インフルエンザは市販の特効薬や予防ワクチンがありません。医師による早期治療と指示が必要です。

赤ちゃんがインフルエンザになったときに心配なことは、脱水症状です。言葉で上手に伝えることができないぶん、顔色が悪くないか、唇がカサカサしていないか、目つきがぐったりしていないか等、家庭でこまめにチェックしてください。

泣き声が小さくなったり声を出さないときは体力が低下している可能性があります。赤ちゃんは体力低下や脱水症状の進行がはやいので、深夜早朝でも異変があったら病院に相談してください。

丸関連:育児とインフルエンザ

小児気管支喘息

気管支喘息(しょうにきかんしぜんそく)は冬の寒い気候から、春の暖かい気候へ移り変わる不安定な気温変化で現れやすい症状です。原因が人それぞれなので、春以外にも症状がでますが、気管支喘息の原因の1つになる花粉症やハウスダストが増える春は気をつけてください。

赤ちゃんが小児気管支喘息になると、大人の喘息発作よりも症状がハイスピードで進みます。咳が続いて苦しそう、ゼイゼイ・ヒューヒュー音のする呼吸、痰がからんで呼吸が困難になります。赤ちゃんは不安やストレスも抱えるので、家庭では安心感を持たせて看病します。

春は気温が上がってダニの繁殖が増えたり、ハウスダストの舞い上がりが目立ちます。家庭では掃除機だけではなく拭き掃除を取り入れて、ハウスダストの除去を目指します。外出時は花粉のつきにくいツルツルした上着を選び、車の排気など煙にも注意してください。

丸関連:気管支喘息

春の飛沫感染を防ぐ

春に感染しやすい病気の多くは飛沫感染です。感染している人の咳やくしゃみ、しゃべるときに飛散するツバなどから飛沫感染することを防ぐためには、赤ちゃんが口に入れやすいものをチェックすることから始めましょう。

指しゃぶりや歯固めからウイルスが体内に侵入しないように、手指を清潔にすること、歯固めは毎日こまめに洗います。外出時に赤ちゃんが手をおきやすいベビーカーも拭き掃除してください。

ウイルスや気管支喘息は風邪で体力が低下したり、寝不足で疲労がたまると悪化しやすいので、ママも赤ちゃんも食生活と睡眠をたっぷり取りましょう。