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インフルエンザに注意

家族全員でインフルエンザ予防対策を。年末年始は低気温で乾燥しやすく、インフルエンザウイルスが活発になりやすい季節です。

食べ物で遊ぶ赤ちゃん

2020/12/24

赤ちゃんのインフルエンザについて詳しくはこちら→

家族全員でインフルエンザ予防対策を。年末年始は低気温で乾燥しやすく、インフルエンザウイルスが活発になりやすい季節です。予防接種の変更点や心配される合併症、家族で始めるインフルエンザ対策についてわかりやすく説明します。

2015年インフルエンザ

インフルエンザ"

2015年のインフルエンザは低気温が続き始めたら、急に流行しはじめることが心配です。特に12月はインフルエンザが急に流行しはじめる月でもあります。

関東圏にいたっては、小学校でインフルエンザ流行のため9月8日から9月10日まで学級閉鎖があったクラスもあるそうです。時期的にはまだ夏ともいえる時期ですが、誰かが感染すれば一気に広がっていくというインフルエンザの感染力の高さがわかる出来事です。

2015年の12月1週目では、まだ爆発的な流行は全国区に広がっていません。沖縄が流行入りしました。これから本州も、気温低下に伴ってインフルエンザが流行しはじめると予想されます。(参考1)

流行していないと焦る気持ちも少ないものですが、すでに「まだ暖かい」と思っているうちに予防をはじめてインフルエンザ流行に備えましょう。

インフルエンザワクチンは値上がり

2015年はインフルエンザワクチンの価格が値上がりしたので、必然的にインフルエンザ予防接種の接種料金も値上がり傾向にあります。据え置きの地域もあるようですが、多くの地域で接種料金の変更が目立っています。

インフルエンザワクチンの値上がり原因の1つとして、今までワクチンのウイルスタイプがA型2種類、B型1種類の合計3種のウイルスでしたが、今期からはA型2種類、B型2種類の4種に変更になったため製造コストが上がりました。

インフルエンザ予防接種は任意接種なので義務ではありませんが、これから考えている家庭では接種料金の確認も忘れずに。

乳幼児に関しては予防接種を2回に分けておこないます。ワクチンの効果が出るまでの期間を考えると12月は早めの接種を心がけてください。予防接種に関しては、定期接種に組み込まれていないぶん、保護者の責任で接種を決めることになります。不安や疑問を解消してから、予防接種を決めることをおすすめします。

病院によっては予約制や時間が定められている場合もあります。通院前に問い合わせてみましょう。

風邪よりも重症化しがち

インフルエンザウイルス

インフルエンザに感染して体力の消耗や、高熱からの脱水症状が心配されるのは乳幼児と高齢者、基礎疾患のあるケースです。赤ちゃんは体力も抵抗力も低いので、万が一インフルエンザウイルスに感染した時、大人よりも早いペースで症状が悪化しがちです。通常の風邪よりも重症化しがちな特徴が厄介です。

インフルエンザの症状では高熱による脱水症状が危険です。赤ちゃんの水分量は体の80%ほどもあります。高熱で脱水が起これば、冗談ではなく命の危険も考えられるのです。

インフルエンザの合併症の関節痛や筋肉痛も、赤ちゃんは上手に痛みを伝えることができないので苦しいところです。なによりも合併症は、気管支炎や中耳炎、肺炎など症状1つでもつらいものが目立ちます。

赤ちゃんはインフルエンザ脳症や脳炎といった命にかかわる合併症もあるので、予防がどれだけ重要か考えさせられます。

インフルエンザウイルスの感染経路をおさらい

インフルエンザウイルスの感染経路は大きく2種類です。1つはすでにウイルスに感染している患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスで感染していきます。これを飛沫感染(ひまつかんせん)と呼びます。

飛沫感染は赤ちゃんや子どもが多く集まる場所で、誰か1人でも感染していれば一気に広がることが予想されます。同じコップやスプーンを使用して、口をつけた部分から感染することもよくあります。

もう1つのインフルエンザウイルスの感染経路は接触感染(せっしょくかんせん)です。ウイルスに感染している患者のつばや鼻水がドアノブや手すりに付着して、それを触った人の手指から感染することです。赤ちゃんの場合は、鼻水やよだれのついた手でおもちゃや本を触ったときに、ウイルスをうつす可能性があります。

手指に付着したウイルスがそのままで、指しゃぶりをしたらウイルスが口内に侵入できてしまうのです。

手洗いうがいは家族全員で

赤ちゃんだけがインフルエンザ予防をしても家族が感染していまったら、家庭内でウイルスをうつすことが考えられます。だから、家族全員でインフルエンザ予防をしましょう。1番効率的で実践しやすいのは、手洗いうがいです。

誰かがインフルエンザウイルスに接触しても、帰宅して手洗いすればウイルスを洗い流すことができます。泡立てた石鹸や除菌用ハンドジェルを備えておきましょう。手洗い後のタオルから完全に流れなかったウイルスが移ることも考えられます。タオルも毎日清潔にしてください。

流行情報をチェック

インフルエンザの流行は地域で時期が異なります。インフルエンザがどの程度、流行し始めているのかをチェックしておくことも忘れずに。

赤ちゃん連れで流行している地域にいくことは感染が心配なので気を付けてください。時期をずらせるときは、少し予定を変えてみるのもよいでしょう。家族で情報や予防知識を共有して、赤ちゃんがインフルエンザに感染する機会を減らしていきたいですね。(参考2)

参考1:yahoo!ニュース:〔インフルエンザ〕沖縄県流行入り・学級閉鎖相次ぐ

参考2:厚生労働省インフルエンザ総合ページ

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