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ママの春うつ初期症状

育児ママにとって春うつは、イライラや悲しい気持ちだけではなく赤ちゃんへの愛情が表現できなくなったり、体調を崩しかねない危険な症状です。

ママにキスされる赤ちゃん

2020/12/23

子育て期にありがちな、春うつが疑われる初期症状を集めました。育児ママにとって春うつは、イライラや悲しい気持ちだけではなく赤ちゃんへの愛情が表現できなくなったり、体調を崩しかねない危険な症状です。

ママの気持ちにでる春うつ初期症状

いつも眠い

イライラ育児

春は気温があがるので、日射しをあびてポカポカすると体がリラックスして眠気を誘います。

うつ症状の眠気は、こういった気温や天気に影響されるだけではなく、何をしていても眠り足りない状況が続きます。

眠い状態が続くのは「春の陽気のせいだ」と考えますが、毎日長く続き、睡眠時間もとれているなら精神的な疲労やストレスが影響している可能性もあります。

精神的な疲労やストレスは、眠るだけではなく原因を解決する必要があります。疲れただけだと睡眠時間を増やしても、ストレス原因が解決できないと、結局また眠気が治まらないのです。

規則正しく、決められたことをこなしている真面目なママにもおこりやすい春うつ初期症状です。

家事が進まない

育児と家事は別ものです。どちらも頑張ろうとしても忙しかったり赤ちゃんの調子が悪くて付きっきりになると、家事が手抜きばかりになるときもあります。これは仕方のないことです。

ただ、時間があるのに「家事をしたくない」と思う気持ちが継続していて、家事をしようとすると気持ちが重たくなったり、動くことができなくなるのは要注意です。

そんな時は忙しさや肉体的な疲労に加えて、精神的に悩みを抱えていたり、つらい気持ちやなにかを我慢していることをひきずっている可能性があります。特にいつも家事を頑張っているママにみられる初期症状です。

外出したくない

春になって気温もあがり、天気の良い日は赤ちゃんと外出しやすくなります。それでも、なぜか知り合いに会いたくなくなったり、できるだけ外出の機会を減らしたくなることがあります。

ママ自身は家で過ごしても気にならないかもしれませんが、赤ちゃんはお散歩できない日々が続くとベビーカーに乗りたがったり、外に行きたがることもあります。

赤ちゃんのお散歩や公園通いを毎日していたのに、急に行きたくなくなったり、心のどこかで行かない理由を探し始めたら要注意です。

おしゃべりが億劫

おしゃべりしたり、誰かに返事をすることも避けたくなるママもいます。外出時はわざと知り合いに会わないように、時間をずらしたり公園や児童館など子どものいる場所を避けるようになります。

おしゃべりが億劫になるうつ症状のママは、自分を知っている家族や友達と話すことを避けたがります。

ママの体調でわかる春うつ初期症状

体が重たく感じる

育児中はどんなに寝ても休んでも、赤ちゃんを抱っこする腕が重たかったり、腰が痛くなることもあります。春うつ初期症状の場合は、何もしていなくても朝から体が重たくなります。

そのため、朝目覚めて立ちあがるだけの動作が、とてもしんどくなります。いつも肩が重たく感じたり、赤ちゃんを抱いていないときも腕がずっしり感じてしまいます。

赤ちゃんを抱いたり、お世話をするときの育児疲れだと我慢しているママは注意してください。

頭がぼーっとする

寝不足や疲労も解消できているはずなのに、暖かな陽気でボーッとしてしまうことはあります。でも、春うつ初期症状では、何をしていてもボーッとしてしまいます。

赤ちゃんのおむつを交換したあと、その場にボーッとしてしまったり、赤ちゃんがお昼寝したあとも起きるまでボーッと過ごしてしまいます。

精神的に余裕があるときにボーッとするのは問題ありませんが、疲れたり悩んでボーッとすることが続くのは、春うつのきっかけになります。

熱っぽさや不快感が続く

いつも顔が火照るような熱っぽさや食欲減退、不快感がおさまらないのは病気だけではなく、精神的な不安や焦りを解消できない場合も考えられます。

私たちの体内にある神経伝達物質のセロトニンが不足すると、体が火照ったり体温調節ができなくなります。これをきっかけに、体全体のバランスを崩すこともあるので注意したい初期症状です。

熱っぽさや不快感は、軽い風邪だと勘違いしがちです。少しの体調悪化くらいだと我慢してしまうママは要注意です。

育児にかかわる春うつ初期症状

泣き声にイライラする

赤ちゃん

赤ちゃんの泣き声に、広い心で対応できないときは、春うつの初期症状の可能性があります。

赤ちゃんが泣いているときに、いつもと違うマイナス感情が湧きあがったり、イライラしてしまうのは春うつ初期症状です。心の狭い自分を責めると、さらに罪悪感からマイナス思考になりがちです。

笑って対応しようと思えば思うほど、イライラが募ってしまいます。このタイプのママは罪悪感があるぶん、パパや周囲に指摘されるとさらに自分を追い込んでしまいます。

授乳や離乳食をやさしく待てない

春うつ症状によって、小さなことも許せなくなります。赤ちゃんが授乳で遊び飲みをしたり、口周りをミルクで汚してしまったとき、笑顔で助けることができずに溜息をついてしまったり、話すことのできない月齢の赤ちゃんに怖い顔で怒ってしまいます。

育児にも仕事にもストイックで真面目なママほど、赤ちゃんにも厳しくなってしまうことがあります。

職場復帰したいのにできない状況で、春の新入社員や新入学生と比べて焦るママが、赤ちゃんの教育に力を注ぎすぎてしまって失敗ばかり目につくようになります。

赤ちゃんが上手に授乳や離乳食を進めることができないことで、職場復帰が遠のいていく不安も募ります。

実際は時間ととも授乳も離乳食も進むので心配することはありませんが、焦っているママには時間が長く感じてしまうのです。

赤ちゃんを抱っこできない

赤ちゃんを抱っこするだけなのに躊躇したり、抱っこしても全く楽しさや嬉しさを感じることがない場合は、春うつ症状の初期段階が進行してしまっている場合があります。

赤ちゃんと目を合わせる余裕がなくなったり、自分が自由になれないのは子育てのせいだと責任転嫁して気持ちを治めます。

でも、どこかで罪悪感もあるので赤ちゃんのことが気になってしまうの繰り返しで、育児自体に前向きになれなくなることが心配です。

赤ちゃんを抱っこしにくいことを、誰かに相談するのも勇気がいることです。心から信頼できる相談相手が近くにいないと、どんどん症状が進みます。

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