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赤ちゃんの地震対策

赤ちゃんのいる家庭での地震対策は、大人の目線ではなく、赤ちゃんの目線で考えることが必要です。赤ちゃんの目線で考えると、地震対策は全く変わります。

うつ伏せの赤ちゃん

2020/12/24

赤ちゃんのいる家庭での地震対策は、大人の目線ではなく、赤ちゃんの目線で考えることが必要です。赤ちゃんの目線で考えると、地震対策は全く変わります。

地震が起こると、ママは先ず、赤ちゃんの安全とその後を考えなければいけません。地震が起こる前に対策をたてておくことで、赤ちゃんの安全を確保できるうえに、ママの混乱も防ぐことができます。

赤ちゃんよりも高い位置の置物はすべて危険

高い位置の置物はすべて危険

地震があった時に大人の目線や常識では、自分よりも高い位置にある置物が落ちてこないかを気にします。

多くは食器棚やタンスの上の置物、花瓶や壁掛けの時計などのインテリアが高い位置にあり、落ちてこないか確認します。

赤ちゃんにとってはそんな高い位置のものだけでなく、テーブルの上や出窓の置物も危険です。

テーブルや背の低い棚には、大人にとっての地震対策で倒れやすいものを低い位置に置く傾向が見られます。例えば倒れやすい花瓶や鏡は、高い場所よりも大人の手が簡単に届く低い位置に飾ります。

ところが赤ちゃんにとっては、大人の腰ほどの高さのテーブルや棚も自分よりも大きな存在です。花瓶や鏡が落ちた時、ママやパパは足元を注意するだけですが、赤ちゃんにとっては全身に怪我をする可能性があるのです。

地震によってテーブルの上に置いていたグラスが倒れた際は、ママやパパは足元に破片が飛び散ったり服が濡れるだけです。ねんねやハイハイをしている赤ちゃんは、グラスの破片も中身の飲料も全身で受けることになります。

赤ちゃんへの落下防止

赤ちゃんのいる家庭では、低い位置に置いているものにも滑り止めや転倒しない工夫が必要です。

ねんねの赤ちゃんに対しては、赤ちゃんの寝ている場所の周囲に落ちてきそうなものがないか確認します。枕の周囲も立てかけてあるお世話グッズやおもちゃが倒れて顔にかかると危険です。

ハイハイや、つかまり立ちができるようになった時は赤ちゃんの行動範囲も広がるので、更に注意が必要です。特に1歳未満の赤ちゃんは歩くことができても、バランスを崩しやすい時期です。

赤ちゃんが地震などで驚いて、とっさにバランスを取るために低い位置の棚に手を置くことも考えられます。棚やテーブルにカバーを敷いている時は、引っ張って机上の置物をすべて落とすかもしれません。

地震対策として考えると、ベビーベッドの真上に照明があることも危険です。揺れが大きい時は、照明の落下もありうることです。特に飾りやデザイン重視の照明は、パーツが落ちることも予測されるので、日頃からに安全を確認してください。

ねんねの時に見上げて楽しむタイプのメリーも、設置には気を付けます。取り付け時には、しっかりと留め具が揃っているか確認します。

ベビーベッドの安全確認

ベビーベッドでねんねしている新生児や生後数ヶ月のあかちゃんの場合、地震でもベビーベッド内ならば安全だと思いがちですが、必ず安全確認が必要です。

ベビーベッドは毎日のお世話がしやすいように、片側の側面のガードが動かしやすくなっています。きちんとロックしていれば、急にベッドガードが外れることはありません。

でも、新生児の頃は赤ちゃん自身が動いてベッドガードを触らない事で、お世話する側は油断しがちです。ついついロックをしないでいると、急な地震の揺れでベッドの側面のガードが外れてしまう恐れがあります。日頃から赤ちゃんがベビーベッドで寝ている時は、ガードが外れないようにロックする癖をつけましょう。

ベビーベッドは足の4ヶ所にローラーが付いていて配置換えや移動をする時に動かしやすいように作られています。このローラーも、ロックしておかないと地震の揺れでベッドが動いてしまい心配です。

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