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加湿器の種類をくわしく解説

加湿機には大きく4つの種類があり、水のまま加湿するタイプや熱を加えてお湯にしてから加湿するタイプなど空気中に蒸気をだす仕組みに違いがあります。

赤ちゃんを抱っこするパパ

2020/12/23

加湿器の種類とその特徴、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説しています。加湿機には大きく4つの種類があり、水のまま加湿するタイプや熱を加えてお湯にしてから加湿するタイプなど空気中に蒸気をだす仕組みに違いがあります。

超音波式の加湿器

超音波式の加湿器は、超音波振動という細かい振動を水に与えて、水分をミスト状に放出させます。加熱させるタイプもありますが、水を入れてスイッチを押すだけのタイプもあります。

アロマオイルを加えてリラックス効果を加えたりとアレンジして楽しむこともできる商品が多く、リラックス効果を求める女性には人気です。

メリット・デメリット

超音波式加湿器のメリットは、水の状態でミストにするタイプならヤケドの心配もなく、スイッチを押すだけの簡単作動でママも使いやすいことです。

ちょっと前に流行したボール型の空気清浄機が同じように超音波式の働きを利用しています。そうした空気清浄機には、アロマオイルを垂らして水を振動させることで香りも放出する商品もあって、超音波式の働きをフル活用したものだと言えます。

そのせいか超音波式の加湿器もデザイン性が高く、従来の加湿機にはないようなおしゃれな商品が沢山あります。価格も手ごろなものからあるので、あまり加湿器をつかわないつもりだった家庭でも取り入れやすいようです。使用しなくてもインテリアとしておけるデザインが多いのもメリットでしょう。

超音波式加湿器のデメリットは、ミストが噴出されているわりにはあまり加湿効果が見られない商品も多く、選ぶときには注意が必要だということです。水を振動させるので、商品によっては音がうるさいと感じる人もいるようです。

超音波式加湿器はデザイン性ばかりに目がいきがちなので購入時はレビューや口コミも参考にしてください。

お手入れのコツ

お手入れの注意点は、水をこまめに交換することです。冬は水が濁りにくいので気がつきにくいけれど、水も時間がたてば雑菌やウイルスが含まれています。それをまた超音波で放出したら意味がありません。使ったら必ず水を捨てて中を乾燥させ、また使う時に新しい水を入れるように心がけましょう。

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超音波式 加湿器
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気化式の加湿器

気化式の加湿器は、水をスポンジやフィルターにしみ込ませ、それを内部ファンで空気中に蒸発させて加湿するものです。

置くタイプでがコンパクトなものが多いので、従来の加湿器を置く場所の確保すら不要な小さなものも流通しています。出窓や小さなスペースのインテリアにもできる商品も見られます。

メリット・デメリット

気化式の加湿器のメリットは、加熱するタイプではなく自然気化タイプなら触っても大丈夫なことです。乳幼児のいる子育て家庭では、吹き出し口から出るミストに触りたがる子どももいるのでヤケドが心配です。熱をつかわない気化式なら、万がいち触っても水なので安心です。

いっぽう気化式の加湿器のデメリットは、水分をしみ込ませる紙やスポンジ、フィルターに寿命があって劣化することです。ずっと水分をしみ込ませたままだから、置き場所によってはカビが生えたり雑菌が繁殖します。フィルターが汚れても水さえあれば湿度は保てますが、同時にカビの胞子まで飛ばすことになります。

お手入れのコツ

お手入れの注意点は、水を毎日交換することとフィルター部分の状態もチェックすることです。フィルターは使い捨ても多いので、その場合はこまめに交換してください。

交換は面倒ですが、逆にフィルターを捨てたらコンパクトに収納できるので置き場所に悩む家庭には便利です。必要なときだけ使うように考えると使いやすいタイプです。

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気化式 加湿器
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スチーム式の加湿器

スチーム式の加湿機は、昔から
よくみられる水を加熱して蒸気を放出するものです。

タンク式になっている商品がほとんどなので大型になる商品も多く、赤ちゃんの周りと言うよりはリビング全体を加湿できるタイプが主流です。

メリット・デメリット

スチーム式加湿器のメリットは、しっかり加湿できる加湿効果の高さと、即効性です。水を加熱することで蒸気として出てくる水分は加熱殺菌されている安心感もあります。

機体そのものが安定した形が多いので、置き場所を固定している家庭も多いようです。毎日のように継続的に加湿したい、乳幼児のいる家庭では1台で充分な効果が得られるスチーム式は便利です。

デメリットは、放出される蒸気が熱いので、子どもが触るとヤケドの心配があることです。吹き出し口にも蒸気の影響で熱が残っている場合、運転後しばらくは触らないほうが安全です。子どもが近寄らないように工夫が必要です。

また、もしも機体が転倒した場合は、熱いお湯が出てしまうこともあります。赤ちゃんがつたい歩きなどで、手を置く場所にしないように、置き場所はよく考える必要があります。

効果が高いぶん電気加熱の電気代も気になります。もしも購入を予定しているなら、使用電力もチェックしてみましょう。

お手入れのコツ

スチーム式加湿器のお手入れのコツは、掃除を定期的に行うことです。容器が大きいと水を継ぎ足してばかりで、内側の掃除を怠りがちです。いくら加熱するといっても水はこまめに入れ替えて、上記の吹き出し口の汚れもふき取ってください。

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ハイブリッド式の加湿器

ハイブリッドとは2つ以上の別のものを組み合わせているものを指します。例えば車なら、ガソリンをつかって走るエンジンと、電気をつかって走る電動の2つの動力源をもっている車のことをハイブリッド自動車と呼びます。

同じようにハイブリッド加湿器とは、先に紹介した気化式とスチーム式の効果的な働きを組み合わせた加湿器のことです。

ハイブリッド加湿器はスチーム式のように水を加熱しますが、湿度が高くなれば、気化式のようにフィルターに水分を閉じ込めます。内臓ファンの風で水分を飛ばすので、一気に加湿するというよりは加湿状態を保つ効果があります。

スチーム式で一気に加湿して、気化式で湿度を保つ切り替えがハイブリッド式加湿器の特徴です。

メリット・デメリット

ハイブリッド式加湿器のメリットは、他の加湿器の効果的な部分を取り入れていることです。気化式に切り替わった運転なら、蒸気が強く出ることがないので就寝時も安心です。

デメリットはちょっと高価な商品が多いことです。ただ、赤ちゃんのいる家庭では加湿器が必要なので効果的なものを1つ選ぶなら、ハイブリッド式はおすすめです。吹き出し口も熱くならないので安心です。

気化式の効果を利用しているのでフィルター交換が必要になると面倒だと感じる人もいるようです。でもフィルターを交換しないと汚れた降るたーを通って水分が放出されたり、機械内にカビが発生する原因にもなります。

お手入れのコツ

ハイブリッド加湿器はフィルター交換が大切です。使わない時もフィルターを湿らせているとカビの原因になるので、使用後に気をつけてください。

それぞれの商品でフィルターのお手入れがラクになるような工夫がされています。交換不要の商品もあります。他にも交換が長期間不要だったり、簡単に取り外せたりとママが使いやすいタイプを選んでください。

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