赤ちゃんは多くの時間を睡眠に費やすので、ベビーベッドは清潔な状態を保つ必要があります。
2020/12/23
ベビーベッドのカビ発生を予防するには、次のポイントを心がけます。
ベビーベッドは、湿気の多い梅雨から夏にかけてカビが発生しやすくなります。
赤ちゃんは多くの時間を睡眠に費やすので、ベビーベッドは清潔な状態を保つ必要があります。ところが、どんなに清潔な寝具や新しいベビーベッドを用意しても、カビは条件が揃えば繁殖してしまいます。
カビは黒い斑点や、赤い染みのように現れます。特に何もしていないのに変色したりツブツブが現れた時は要注意です。増殖するとカビ独特の臭いもするので、不快感も増します。
赤ちゃんのいる家庭では、ベビーベッドのカビトラブルとして以下の点に注意しましょう。
赤ちゃんにとって、カビでもっとも心配なことはカビが呼吸器管から侵入して、アレルギー症状を引き起こすことです。
カビによってアレルギー症状を引き起こすと、ベビーベッドに寝たり座っただけで咳きこんだり、くしゃみがでます。体調が良いのに鼻水が出始めることもあり、花粉症ににた反応があります。
呼吸器官が弱ると喘息(ぜんそく)や様々なウイルスに対応しきれなくなります。
呼吸器官が弱くなると、いつもは撃退できるウイルスの侵入にも負けてしまうので、結果的に呼吸器官から始まる病気にかかりやすくなるデメリットがあります。
カビが赤ちゃんの肌に触れ続けることで、皮膚に異常を起こします。カビによってアトピー性皮膚炎になるケースもあります。
深刻なケースでは真菌感染症(しんきんかんせんしょう)といって、体内の臓器や脳にカビの影響がでる病気があります。
ベビーベッドは赤ちゃんとベッド、寝具の距離が近いのでカビの影響を受けやすい場所です。赤ちゃんはベビーベッドでは寝るか座っている状態なので、カビの繁殖した部分に触れやすくなります。
ベビーベッドをなめたり、よだれの付着した手で触ることも珍しくはありませんから、ベビーベッドにカビが発生したら赤ちゃんには影響する可能性が高いと考えましょう。
赤ちゃんが触れない場所やベビーベッドの裏だとしても、カビは胞子を飛ばして繁殖するので、触れなければ平気、見えなければ体内には入らないというわけではありません。
ベビーベッドにカビが発生する原因は以下のことが挙げられます。
これらは、赤ちゃんにとっては予防するというよりも、生活上そうなってしまうことばかりです。ママがお世話中に気をつけて、濡れた場所を拭いたり湿った部分を乾かすことが必要です。赤ちゃんは自分では予防できないので、ママのチェックが必要です。
次は、ベビーベッド自体にカビの発生する原因がある場合です。
ベビーベッドにカビの発生する原因がある時は、配置場所や部屋に原因がある場合が考えられます。どうしても、配置が変えられない時は掃除や換気で工夫します。
ベビーベッドを動かすだけでも、空気の流れができて湿気が逃げます。時々、壁側につけている側面を逆にしたり、ベビーベッドの四方を風と日光に当ててあげるようにします。
室内に日が当らない時や湿気が溜まりやすい時は、除湿機で部屋自体の湿度を快適に保ちます。赤ちゃんが寝ていない時に、ベビーベッドの下に除湿機を置いたりサーキュレーターで空気を循環させます。
赤ちゃんと買い物や散歩に行く時は、ベッドマットを立てたり、かけ布団を干してあげます。天気が悪くて外に干せない日や、花粉が心配で外干ししたくない時は布団乾燥機が便利です。
梅雨の時期は布団乾燥機をしたあと、熱がこもらないように布団をあげて空気を入れます。布団乾燥機はダニも除去できるので、乾燥後は布団掃除機やコロコロテープで表面を掃除すると、更に衛生的です。
ベッドマットなど、洗濯できない場所が濡れてしまった時は熱湯に浸した布でたたくように汚れを取りのぞきます。その後しっかり乾燥させることが大切です。この時も乾燥させる目的で布団乾燥機を利用できます。
ベビーベッドにカビが発生する原因は、ベビー布団やベッドマットが大きく関係しています。つまり、ベビーベッドにのせる布団やベッドマットに湿気が溜まらなければ、ベビーベッドのカビも発生しにくくなります。
特にベビー布団やマットをおく板は湿気を吸いやすいので、除湿マットを間に敷くと便利です。除湿マットは天日干しすれば何度も繰り返し使えるタイプが多いので、毎日使うことができます。