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生後1ヶ月の遊び

生後1ヶ月では指で体をタッチしたり、オーボールで手先と視覚に刺激を与えることもおすすめです。

寝転がる赤ちゃん

2021/01/07

生後1ヶ月の赤ちゃんが、パパとママと遊ぶときのおもちゃや繰りかえし言葉のコツ、スキンシップのはかりかたを説明します。生後1ヶ月では指で体をタッチしたり、オーボールで手先と視覚に刺激を与えることもおすすめです。

指でトコトコ歩く

赤ちゃんの口

パパやママの指を2本、足に見立てて赤ちゃんの体の上をトコトコ歩くように移動させます。赤ちゃんは指の当たる場所が刺激されて興味を持ちます。パパとママが笑っていると、赤ちゃんまで楽しくなってしまうものです。

わかりやすい形のぬいぐるみがあるときは、ゆっくり体の上をトコトコ移動させてみせるのも喜びます。ただ視界が狭いので、足が見えないときには足をトコトコさせても反応が薄いようです。

ベビーマッサージや沐浴前後のお着替えに、指でトコトコする遊びを加えてお世話を笑顔で楽しむこともおすすめです。

ほっぺをつんつん

生後1ヶ月の赤ちゃんのほっぺを優しくつついたり、撫でてあげましょう。反射的に笑顔になることがあります。指先でさわることが心配な時は、指を軽く曲げて第1関節から第2関節で軽く触ってあげましょう。

生後1ヶ月はパパとママからの触れ合いをより実感できるように過ごしてあげましょう。タイミングがわからないときは「おはよう」など挨拶とセットにするのもおすすめです。

メリーはわかりやすい形と色

赤ちゃんがねんねの状態でも楽しめるメリーは、まだ首の座らない生後1ヶ月の赤ちゃんにおすすめです。おむつ交換や着替えで、ぐずりだしたときにメリーがおすすめです。

生後1ヶ月の赤ちゃんは新生児期よりも視力があがりつつありますが、まだ0.3程度です。メリーの回転はゆっくりなので、視力が未発達で視界も狭い赤ちゃんは、真上にきた飾りをよく見ます。パステルカラーはまだぼやけているので単色のはっきりした飾りだと、形を認識しやすいようです。

メリー全体を見るというよりも、生後1ヶ月の時点で見やすい形を追って遊びます。赤ちゃんがメリーに集中できるように、周辺の音は静かにしてあげましょう。

メリーは意外と場所をとります。どこにでもクリップ式で取り付けることができると便利ですが、短期間で試してみたいときはレンタルもできます。

握手のくり返し

生後1ヶ月

生後1ヶ月では握り返すしぐさも上手になります。新生児期はパパやママが、赤ちゃんの指を包んであげる遊びもできますが、生後1ヶ月では赤ちゃんがパパやママの指を握る遊びをくり返しできます。

赤ちゃんが指を握ってくれたら、今度は「ギュっギュッギュ」とリズムカルにゆっくり握り返してあげましょう。力をこめずに、握り返します。次はまた赤ちゃんに握ってもらい、くり返して遊ぶことでコミュニケーションをはかります。

握手のくり返しは、さほど興奮しないので寝る前を起床時、電車やバスに乗っているときもできます。赤ちゃんがしっかり握るようになったら、おもちゃを握らせてみましょう。長時間は持てませんが握ったときの素材の感触を楽しみます。

繰りかえし言葉はわかりやすく

生後1ヶ月頃からは、だんだんパパやママの口元を見るようになります。繰りかえし言葉で遊ぶときは短くて繰りかえしやすい単語を選びます。

例えば授乳後のゲップで背中を軽くたたくときは「トントントン」とゆっくりペースで繰りかえします。横抱っこでママの体を揺らすときは「ユラユラユラ」とリズミカルに繰りかえしてみてください。

生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ、同じように話すことはできませんが、同じ単語の繰りかえしを楽しみ、パパやママの口の動きに興味をもっています。

もしも繰りかえし言葉に迷ったときは、繰りかえし言葉の絵本を参考にしてください。大人なら、わざわざ声にださないような言葉が赤ちゃんにとっては楽しい言葉遊びになっていることがわかります。

例えば安西水丸さんの「がたんごとん」、いっしょにあそぼシリーズの「しまうまぐるぐる」は月齢がもう少し進んだら読み聞かせもできるので、早めに購入しても大丈夫です。特に、いっしょにあそぼシリーズは1ページごとに厚みがあるのでボロボロになることもなく、ベッドサイドに立てかけて色だけを見せておくこともできます。

オーボール

オーボールは大きな網目のようになった知育玩具です。ゴムのように柔らかくて握ろうとしただけで丸い形が変わってしまうほどです。ボール状なので切れ目がなく、赤ちゃんの指を傷つけないことも安心です。

低月齢の赤ちゃんにオーボールを選ぶメリットは、柔らかくて赤ちゃんの肌を傷つけないこと、小さな指でも持ちやすいこと、舐めたり落としても簡単に水洗いができることなどです。赤ちゃんは、指先で細い部分や穴に指をかけて遊ぶ中で神経を刺激されます。

オーボールを与えるデメリットはボール状なので、赤ちゃんが上手に持てないときは転がって落ちてしまうことでしょうか。これは別売りのリングや、おしゃぶりにつける落下防止のおしゃぶりホルダーを使えば解消できます。

オーボールは長い期間で遊べるので、生後1ヶ月で購入することも無駄にはなりません。生後1ヶ月の赤ちゃんには、はっきりとした色合いを選んであげましょう。まずは、赤ちゃんの視界が届く範囲でゆっくり動かして、形や色を楽しませます。

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