e-育児top月齢別成長 生後10ヶ月育児の悩み

生後10ヶ月育児の悩み

生後10ヶ月では、赤ちゃんが立てる、立てない、離乳食が進んでいるかが気になるころです。

おすわり成功の赤ちゃん

2021/01/07

生後10ヶ月赤ちゃんのお世話で困ったこと、気になること、悩みやすい問題をわかりやすく説明します。生後10ヶ月は立てる、立てない、離乳食が進んでいるのかが気になってしまいます。焦らずに赤ちゃんのペースで見守りましょう。

体重が増えない

生後10ヶ月の赤ちゃんの体重増加は、あまり目立たないようです。離乳食が1日3回になったことで、食事から栄養が充分取れていないのではないかと心配になります。

生後10ヶ月頃は運動量も増えるので消費する体力も増えます。だから普段通りちゃんと離乳食を食べていても、沢山動いているので体重増加が目立たないのです。

体調がよく元気に遊んでいるようなら、間食を増やしたりする必要もありません。気をつけたいのは水分補給です。授乳が減ったぶん、お茶や白湯で水分補給をする必要があります。

ママが見えないと泣く

後追い

生後10ヶ月頃は、後追いが始まる時期です。ママの姿が、ちょっとでも見えないと驚いたように泣きだします。できる動きを使ってママのことを追いかけるため、段差や扉に注意が必要です。

後追いはほとんど数ヶ月で落ち着きます。その後も赤ちゃんによっては、ママの姿が見えないと不安でキョロキョロしたり呼ぶこともありますが、その都度返事をしてあげます。

号泣したり慌てて追いかけてくる赤ちゃんは、トイレや玄関など、どこにでも来てしまいます。キッチンで料理をしたい時も、勝手に移動してしまうと慌ててキッチンに来るので怪我をさせてしまわないか心配です。

後追いは成長過程で見られる行動なので、特に精神的に疾患があるとは考えません。でも、段差や怪我も心配なので抱っこしてあげたり、歩行器で近くに座らせてママが見えるようにする工夫をしてください。

後追いがピークの時は、常に抱っこしているかベビーカーに乗せているかといった1日になってしまい、家事もできないしトイレに行くのも抱っこしたまま・・なんてこともあります。成長するにつれて無くなるので、割り切ってとことん付き合うのも良いでしょう。

ハイハイしない

生後10ヶ月になるとハイハイはスピードアップして、どんどん部屋中を移動できる赤ちゃんが増えます。ところが、この月齢になっても全くハイハイに興味をもたない赤ちゃんもいます。

これも寝返りと同じで、ハイハイを始める月齢や、ハイハイをする時間は赤ちゃんそれぞれで異なります。ハイハイを飛ばして立ってしまう赤ちゃんもいます。どれが正しいのか決まりはありません。だから、ハイハイが遅くても興味が無くても大丈夫です。

パパやママがハイハイすると、赤ちゃんは喜んで追いかけてくる遊び方もあります。遊びながらハイハイに誘導するのも試してください。ただし、手足の筋肉を使うので無理は禁物です。

好き嫌いが出てきた

離乳食

離乳食は1日3回で、乳歯と歯茎でモグモグ食べることができるようになってきました。離乳食の味付けや調理方法もレパートリーが増えて、ママも離乳食作りが上手になっている頃です。

この時期は食感や味のレパートリーが増えると同時に、赤ちゃんの好き嫌いがわかりやすくなります。同じ食材でも形を変えたり、味付けを変えると食べるようになります。

今から好き嫌いがあると大変だと感じるかもしれませんが、乳歯が生えてしっかり噛めるようになると食べるようになる食材もあります。

野菜は温かいと苦手でも、サラダのようにひんやりしていると食べたり、スティック状で持たせると楽しんで食べます。

同じ離乳食でも自分で食べたがる時は、スプーンで食べさせると嫌がるのに、手づかみだと食べることがあります。ご飯をおにぎりにすると食べやすくて残さないなど、それぞれの食べやすい形に変えることも試してください。

どうしても苦手な食材を無理に食べさせようとして、全く受け付けなくなるのも困ります。いずれ乳歯が生え揃うと食べやすくなる食材もあるので、周囲と比べずに焦らないでください。

お友達の顔を叩いてしまう

生後10ヶ月では児童館や公園、育児サークルに連れていくと、じっとしていられずにハイハイしたり遊び始める赤ちゃんが多いようです。

赤ちゃんは、同じ月齢のお友達や子どもに興味をもちます。楽しそうに遊んでいると、一緒に遊びたくて近寄ったり、相手の体を触ったりおもちゃを触ろうとすることもあります。

赤ちゃんにとっては、スキンシップの1つで、いたずるするつもりは全くありませんが、力の加減や腕を伸ばす場所を器用にコントロールできなくて、相手を叩いたり引っ掻いてしまうことがあります。

そんな時はママも一緒に謝ってあげてください。謝ることができたら、抱きしめて褒めてあげましょう。ママ同士はお互いの赤ちゃんを責めるのではなく、赤ちゃん同士のコミュニケーションの手助けをする存在です。

\ Pic Up /