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赤ちゃんのタバコ誤飲予防

赤ちゃんがタバコを食べてしまう一例を紹介します。家庭で気をつけるときの参考にしてください。

すやすや寝る赤ちゃん

2020/12/21

タバコ誤飲の症例

赤ちゃんがタバコを食べてしまう一例を紹介します。家庭で気をつけるときの参考にしてください。大人は携帯を置いておくように、簡単にタバコを置いてしまいますが赤ちゃんにとってタバコは危険なものです。

低いテーブルに置きっ放し

低いテーブルや棚に、タバコケースを置いていませんか?赤ちゃんは触るなといって、触らないとは限りません。手が届くなら触ってみたいのです。気付いたら赤ちゃんがタバコを手にして舐めたり食べてしまう可能性があります。

「触っちゃダメだよ」という言葉は、低月齢の赤ちゃんには通じません。言葉が通じるようになってきてからも、同じだと考えてください。「触ったらダメ」と言われるほどに、ちょっと触ったり持ってみたくなるのです。

使わないカバンに残っていた

赤ちゃん

赤ちゃんは宝探しのように、かばんを見たくなります。数本残ったタバコケースを入れっぱなしにしないようにしましょう。

カバンをいじっている姿を見て、「あのカバンは使っていないから」と放置していたら、赤ちゃんは残っていたものを指を入れて探ります。意外と中身が空になっていないことがあります。

灰皿の吸い殻

灰皿にタバコを残しておくと、赤ちゃんが指で触ったり持ってしまいます。この事例は多く挙げられています。喫煙者のいる家庭では家族で気をつけましょう。

灰皿は吸う時だけ置く、吸い終わったら空にして片付けてください。喫煙回数が多いほどに、同じ場所に置きっぱなしにするのが当たり前になりがちです。いつも目に見えたら、赤ちゃんも気になってしまいます。

吸い殻は、ただタバコを押しつぶして火を消しているので、灰が粉状に溜まっています。息を吹きかければフワッと浮くのも、大人は「散らかってしまう」と思いますが、赤ちゃんは面白くて繰り返してしまいます。その灰の粉を吸いこんでしまったら、タバコを吸っているようなものです。

吸い殻入れの水

吸い殻入れと赤ちゃん

空き缶を吸い殻入れにしていると、飲み物だと思って口をつけることがあります。大人では考えられませんが、赤ちゃんは飲んでしまうこともあるのです。

水に溶けたニコチンのほうが、体に吸収されやすいので危険です。タバコを食べるよりも、吸い殻の水を飲んでしまうほうが影響が強く出やすいと言われています。

カラフルな缶を再利用して、吸い殻入れにしている場合は赤ちゃんがジュースやお茶と勘違いします。これは赤ちゃんに限らず、子どもにありがちです。

もしも缶のタバコを捨てておいても、何度も使っていると吸い殻が水でベタベタになって缶底に溜まっていきます。これは赤ちゃんには廃棄物というより、粘土に見えてしまいます。触ったらベタベタする感触を遊びの一種と考えてしまうのです。

ポイ捨てタバコ

公園で遊ぶようになるとタバコのポイ捨ての多さに気がつくママもいます。赤ちゃんが、吸い殻を拾って口に入れたり舐めることがあります。

ポイ捨てタバコの中には、捨てたばかりでまだ熱いもの、しっかり火種が消えていないタバコは火傷が心配です。もしも熱いタバコを食べてしまったら大変です。裸足で遊ぶ乳幼児が踏んだら足の裏をヤケドします。

保護者が気をつけていても、通行人や公園利用者全体で気をつけないと、ポイ捨ては減りません。でも、安心して使うためにもポイ捨てタバコを見つけたら大人が廃棄しましょう。

空っぽのタバコケース

赤ちゃんにとってタバコケースは、軽くて持ちやすいアイテムです。タバコを吸い終わった紙箱だけなら置いておいても大丈夫だと思いがちですが、底にはタバコのカスが残っています。

フタ付きのケースなら開け閉めを楽しんだり、紙だけのソフトケースなら開いている部分が小さいから指を入れて中を調べようとします。

もしも粉状になったカスでも残っていたら、口に入れてしまう可能性があります。タバコを吸い終わったら、責任をもってケースを処分しましょう。

保護者ができること

喫煙者にとっては、いちいち灰皿を片付けるのは面倒なことです。それでも、赤ちゃんのタバコの誤飲トラブルが減らないのはちょっとした心掛けが足りないからです。

赤ちゃんは自分でタバコを購入することができません。だから、赤ちゃんや子どもだけでタバコを手に入れることは不可能です。大人がタバコや、それに関わるものを赤ちゃんの生活に持ってきているということを忘れないようにしましょう。

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