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発熱中の離乳食

発熱中は、のどや口内に痛みを感じやすく、飲みこむことも嫌がります。喉ごしが良くなるように調理が必要です。

くるまって寝る赤ちゃん

2020/12/21

発熱中の飲食ポイント

まずは水分補給

赤ちゃん

発熱中は体力をつけるためにも、できるだけ離乳食を食べてほしいものですが、まずは水分補給が大切です。離乳食からも水分をとれるようなメニューが理想的です。

食欲がなくても、発熱で失われた水分だけは補給します。哺乳瓶やスプーン、ストローなど赤ちゃんが好む方法で飲ませてください。

もしも口を開けない時は、普段は許可していない音に用のスプーンや、興味のある食器を利用してみてください。

一口は少量で

いつも沢山食べて、食欲旺盛で離乳食に興味を持っている赤ちゃんも、発熱中は胃腸が過敏になっているので、少量ずつ口に入れるように心がけます。

看病中は喉ごしが良かったり、好物だからといって大量に口にいれると吹き出す可能性があります。熱が治まるまでは、ちょっと少なめの一口を意識してください。

熱すぎず冷たすぎず

赤ちゃんの発熱中に、温かさや冷たさが胃腸を刺激することがあります。温度は喉も刺激します。

温かい食べ物は、少し冷ましてから食べるようにします。冷たい食べ物は常温程度まで落ち着かせてください。

熱が下がり始めたら、今度は体が熱くなるので冷たい食べものを与えたくなりますが、ここでもキンキンに冷えた状態では胃腸を痛めるので気をつけましょう。

喉ごしの良いもの

離乳食

発熱中は、のどや口内に痛みを感じやすく、飲みこむことも嫌がります。喉ごしが良くなるように調理しましょう。

赤ちゃんが飲みこみやすい条件は、繊維が残らず噛まなくても喉を通るもの、のどに引っかからない角のない形、一口サイズの離乳食です。さらに表面が滑らかだと、食欲を損ねません。

最初から喉ごしが良くなくても、とろみをつけたり、スープにすることですんなり飲みこめるようにします。

ただし、吐き気があるときは気をつけてください。喉ごしが良くても、胃腸が過敏になっているので戻してしまう可能性が高いです。落ち着いたらスプーンひとさじの水分から与えましょう。

やわらかい食感

発熱中は口内が乾燥しがちで、パサパサの食感や硬い料理は不快です。潰したり煮込んで、本来の食感よりもやわらかくするように工夫しましょう。

離乳食が進んで3分粥程度のやわらかさで大丈夫な赤ちゃんも、発熱中はもう少しやわらかくしてください。

離乳食が進んでいても固形のご飯は与えずに基本はおもゆ、、お粥にして様子をみます。

バナナのように最初からやわらかい果物も、口に入れるときは少しスプーンで潰してあげます。

特に咳が止まらず、のどが痛んでいるときは、やわらかくても少量ずつ口に含めてください。食べやすいからと言って普段の一口分を与えると、のどが不快で吐き出すことが心配です。

刺激の少ない薄味

発熱中は刺激の少ない薄味に徹してください。吐き気があるときや、胃に不快感があるときは刺激のある味や、強い香りを嫌がります。強い香りをかいだだけで嘔吐してしまうこともあるので、薄い味付けで香りは控えてあげましょう。

香辛料や、香りの強い果物には注意してください。大人が味見するとほとんど味がないような状態から与えます。スープなら最初の一口は上澄みです。

消化の良いもの

赤ちゃんの胃はひょうたん型で、もともと逆流しやすいので発熱で弱っている胃腸には、消化がよいものがおすすめです。

どんなにやわらかくて食べやすくても、脂身の多い肉は消化しにくいので不向きです。サバやサンマも消化しにくいので気をつけましょう。

赤ちゃんの胃にやさしそうな海藻類もワカメやヒジキは、発熱中は避けてください。麺類では、うどんよりも蕎麦のほうが消化しにくいです。

果物ではレモン、パイナップル、みかんといった柑橘類が消化しにくく嘔吐しやすいので控えましょう。

母乳をほしがったら

離乳食が進んでいる赤ちゃんでも、食事をするのがつらかったり、症状が長引いて体力が落ちるとママに甘えて母乳やミルクを欲しがります。

そんなときは、欲しがるだけ飲ませてあげましょう。せっかく進んだ離乳食が止まってしまったり、一からやり直しになるのではとがっかりするかもしれませんが、発熱中は栄養補給も水分補給もできる母乳やミルクは最適な食事になります。

熱が下がってからまた、少し前に戻って離乳食を再開してください。最初は消化の良いものから様子を見てください。1度進んでいるので、前ほどつまずかずに進むことが多いので心配しないでください。

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