中学受験の面接は難しい?面接の種類、よくある質問と注意点。はじめての中学受験で不安な面接についてわかりやすく説明します。
2021/01/05
面接官と受験生の子ども1人で行います。面接官は1人以上いることがほとんどなので、大人と話すことに慣れていないと緊張します。
面接官と受験生の子ども数人で行います。面接官は1人以上いることがほとんどで、受験生は学校によって2人のときもあれば、6人くらい一緒に受けることもあります。
グループ面接は個人面接よりも「1人じゃない」という安心感がありますが、逆に他の子どもの質疑応答が気になって自分の回答が正しいのか不安になることがあります。日頃から自分の意見に自信をもてるように、質疑応答の練習をしておくと自信がつきます。
面接官と受験生と受験生の親で面接を行います。子どもと親には同じ質問があったり、それぞれ違う質問をされたり学校によって様々です。学校への志望理由だけではなく家庭での様子も聞かれることがあります。
親への質疑応答に子どもが「そんなことない」と反論したり、話に割って入らないよう家族面接の練習をしておくと安心です。
親子面接では親の服や髪型、メイクにも気を遣います。志望校が決まって親子面接があるとわかったら、その準備も必要です。
中学受験の面接は、子どものマナーや態度を中心にみられることが多いです。面接をする部屋への入室時に挨拶ができているか、自分の名前を伝えることから始まります。椅子に座るときも、足を投げ出したり組むことは避けます。
過度にマナーを意識するというよりは、一般的に目上の人と話すときにどうすればよいかを考えて行動すれば大丈夫です。敬語に慣れていないとちぐはぐな使いかたになってしまうようです。
面接で聞かれることは学校によって異なります。同じ学校でも毎年、全て同じ質問をされるわけではありません。面接官によって多少の違いがあります。子どもの回答次第ではそこから関連付けた質問が続くこともあるので、相手の話をよく聞くことが大切です。
中学受験の面接で聞かれることが多いのは、まず志望理由です。どうしてこの学校を受験することにしたのか答えます。ちょっと意地悪な質問ですが「他の学校も沢山ありますが、この学校を受験した理由は?」と聞かれたケースもあります。
基本的な質問では、家から学校までの時間や経路、そのためには毎朝何時に起きることになるのかも確認されやすいです。小学校生活では好きな授業やクラブ活動について、1番印象深い思い出を聞かれることがあります。
勉強面では得意科目と不得意科目を答えることが多いです。このとき、特にどんな分野が得意なのか、今回の学力試験に苦手科目があるときはその感想など話が広がることもあります。「なんでもできます!」と答えたいところですが、ここはパーフェクトかどうか知りたいわけではありません。自分のことが理解できているか、苦手な科目にも努力しているかなどを伝えたい質問です。
中学受験の面接で趣味を聞かれることもあります。「ありません」の一言で終わらないようにしたいです。子どもにとっては初対面の大人と話す機会なので、緊張するのは当然です。緊張しても人の話をちゃんと聞いて、答えようと努力することが大切です。
中学受験の面接で親がよく聞かれることは、志望理由です。子どもとは別に親目線で回答します。「近いから通いやすくて安心」と答えると、近ければどの学校でも構わないと受け止められるので、その学校の教育理念や雰囲気など具体的な理由を伝えます。
家庭での子どもの様子、子どもの性格についてもよく聞かれる質問です。普段から家族団らんの時間を作っておくと答えやすいです。親子関係が希薄で、一緒に過ごす時間が少ないとマニュアル通りの答えになりがちです。
中学校受験の面接は、受験生全員が受けるので質疑応答も相当の数です。面接を学力試験で迷った時の判断材料にする学校もあれば、学力試験同様に大きなウェイトを置く学校もあります。共通して言えることは、「どれだけ学校に入学して学びたいか」という意欲があるかどうかです。
やはり、あまり学校に興味がないように見えれば印象は薄いのです。どうして中学受験をしてまで、その学校を選ぶのか親子で話しておくと安心です。
中学受験の本を探すと、面接の本も沢山あります。面接だけで厚みのある1冊になるのも驚きです。面接も軽視してはいけないと感じます。
テスト問題のように明確な正解がないのが、面接の難しいところです。でも逆を返せば、自分をアピールするチャンスです。マニュアル通りに暗記するよりは自分の言葉で伝えることができるようにしたいです。