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深夜授乳のコツ

新生児や低月齢児はこまめな授乳が必要で、ママは寝不足や疲労に悩まされます。

すやすや眠る赤ちゃん

2020/12/20

深夜授乳は大変

寝不足

産後すぐに始まる深夜の授乳のコツを紹介しています。新生児や低月齢児は、一度に沢山飲めないのでこまめに深夜に飲みたがることも多くて、ママは寝不足や疲労に悩まされます。

日中は家族やママ友、なにかと頼れる相手が見つけやすいものの、深夜で毎回何時になるのかもわからない授乳タイムを朝までサポートしてくれる相手はなかなかいません。

季節によっては暑さや寒さで起きるのがつらかったり、授乳中も暑さや寒さでストレスを感じることがあります。

ママの疲労はたまるばかり

赤ちゃんの泣き声にも、深夜は過敏になりがちです。家族や周囲に迷惑をかけないように授乳して、寝かしつけるのも毎晩続けば疲労がたまります。かといって、赤ちゃんは昼間も元気なのでママが仮眠をとるのも短時間にすぎません。

とても厄介なことに深夜の授乳を適当にきりあげると、赤ちゃんは満腹にならずにまたすぐ欲しがったり、ゲップのかわりにミルクを出してしまったり、すぐに眠らなくなる可能性があります。だからママは、どんなにつらくても深夜の授乳をおざなりにはできないのです。

照明を直接あてない

深夜授乳は真っ暗な部屋では、赤ちゃんの口元も見えないので明かりをつけてください。ただし、昼間のように明るくする必要はありません。

明るくしすぎると、赤ちゃんが朝の起床時間と間違えて、その後の睡眠が浅くなったりなかなか寝つかなくなります。

照明のコツは、赤ちゃんの顔に直接明るい照明をあてないことです。間接照明で、日中とは違う明るさにします。ベッドサイドのライトや、タッチ式のミニライトが便利です。ただ、赤ちゃんを抱いて移動するなら、そのときだけは転ばない程度の照明は必要です。

また、夜泣きや寝つきが悪くて泣きやまない時は、天井照明やキッチンなどの蛍光灯の近くに寄るのも泣きやむ裏技です。

赤ちゃんは視界がはっきりしていないからこそ、照明等の明るさに敏感に反応して、ちょっと気が紛れるのです。深夜の照明は用途によって明るさを調節すると考えてみましょう。

寒いときの注意点

ママは防寒インナーが便利

赤ちゃんと暖房

肌寒い季節や、気温が下がりやすい明け方の授乳ではママも赤ちゃんも肌がひんやりして、体がこわばってしまいます。

赤ちゃんはママが抱いて、ケープやタオルケットで包めば温まりますが、ママ自身の防寒対策をするヒマはありません。

かといって赤ちゃんを抱いているママの体に、直接ヒーターや暖房をあててしまったら、赤ちゃんのほうが乾燥したり暑くてつらくなります。

深夜の頻繁な授乳は、限られた期間です。その間はあらかじめ防寒インナーを着用しておくと、ちょっとラクになります。

足元の冷え予防

授乳中はママも赤ちゃんも体がポカポカするのに、産後の運動不足で末端冷え性が目立つママは、足元だけはひんやりします。だから冷え症に悩むママや、運動不足のママは足元の保温対策を考えます。

足元が冷える季節の深夜は特に、布団から出ないで授乳したいものです。もしも布団から出て椅子やソファーに座って授乳するときは、いちいち靴下やタイツをはくのは面倒です。あらかじめ足元が温かくなるようなマットやスリッパを用意しておくと安心です。

暑いときの注意点

冷風を直接当てない

赤ちゃんは体温調節が完全にはできないので、深夜の蒸し暑さにエアコンの冷たい風をあてると、一気に体温が低下してしまうことが心配です。

気温が高かったり、湿度の多い場所での授乳ほどいやな汗をかくものですが、エアコンの冷風は赤ちゃんの周囲など空間を冷やすようにあててください。

軽くうちわであおぐ程度なら、直接あてても大丈夫ですし、風に喜ぶ赤ちゃんも多いです。赤ちゃんの首とママの腕の間に、冷えたタオルを挟むのも授乳中の不快感を解消します。

暑いのは授乳時だけ

暑さや湿気で、深夜の授乳時に汗だくになる季節もあります。せっかく冷房をつけても、授乳が終わる頃に冷えはじめて意味がないときもあります。

汗をかいたらタオルで拭いたり、着替えをしてください。暑かったからといって冷房を強くしたまま眠ってしまうと、ママも赤ちゃんも寝冷えが心配です。

眠いのは当たりまえ

お昼寝

深夜授乳が頻繁な期間は限られています。日中も育児をするので、深夜に眠いのは当たり前です。足りない睡眠時間は、必ず赤ちゃんと一緒にお昼寝しましょう。

赤ちゃんと一緒にお昼寝してしまうと「だらけている」と見えるかもしれませんが、寝不足から注意力散漫になって育児がおろそかになると、もっと疲れてしまいます。

寝不足が続くと、深夜に起きることを強く苦痛に感じて拒否したくなることもあるので、限界に達する前に休息をとることが大切です。

眠くて疲労が溜まっているのに「育児とはこうゆうもの」と我慢する必要はありません。ママにも休息は必要だと考えましょう。

深夜授乳のメリット

深夜授乳はツライことばかりではありません。夜中に赤ちゃんがぐっすり眠ってくれたら、ママも疲労回復に努めることができます。だけど、昼間の授乳間隔よりも開いてしまうということは、母乳生成を止めてしまうことに繋がります。

まだまだ母乳育児を継続させたいときは、深夜も母乳生成を促進させるように授乳をあきらめないことも必要です。

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