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はじめての離乳食

離乳食は、母乳や粉ミルクで栄養を摂取している赤ちゃんが、ママやパパと一緒に食卓を囲んで食品から栄養を摂る準備を始める時です。

離乳食後期

2020/12/19

赤ちゃんが3ヶ月を過ぎた頃から、母乳や粉ミルク以外の飲み物に慣らすことができます。そして生後5ヶ月を過ぎた頃からは、離乳食と呼ばれる母乳や粉ミルクとは全く違う栄養摂取の練習が始まります。

離乳食は、母乳や粉ミルクで栄養を摂取している赤ちゃんが、ママやパパと一緒に食卓を囲んで食品から栄養を摂る準備を始める時です。離乳食は赤ちゃんが母乳やミルクからの栄養ではなく、食事から栄養を摂る為の移行期でもあります。

離乳食を始めるきっかけ

離乳食の開始

もぐもぐ食べる口真似

離乳食を始めるきっかけは、赤ちゃんの様子を見て決めます。ママが食事をしている時に、口をもごもご動かしたり食事に興味を持ち始めていれば、離乳食を始めるサインです。

食物に興味

積極的な赤ちゃんは、離乳食と言うよりも食べ物に対して興味を持ち始めます。手で触って感触を確かめたり、匂いや舌で舐めてみたり、これはおもちゃや遊び道具に対する興味と似ていますが、興味がある時は離乳食を始めるチャンスです。

授乳やミルクの量が増加

離乳食を始めるきっかけは赤ちゃん側の変化だけではありません。ママの体調で母乳が減ってきたり、授乳量が追いつかなくなった時も思い切って離乳食を始めてみましょう。

乳歯が生えてきた

乳歯が生えてきて乳首を傷つけられる時は、傷口から赤ちゃんへの感染症も心配です。乳歯が生え始めると、ママの方が乳首を傷つけられて授乳できなくなるパターンもあります。

保育園に預ける予定がある

最後は、働く予定のあるママが予定を組んで離乳食を始めるパターンです。育児休業中のママは、復帰時期から逆算してできることを考えると離乳食の開始時期がわかってきます。ただし、復帰時期までに予定通りに離乳食が進むかどうかは別問題です。

あまりおっぱいが出なくなってきた

離乳食の開始にあたっては、検診時に担当の石がアドバイスをくれます。いつから始めればよいのか、もう始めても良いのか分からない時は相談してみましょう。

特に母乳が出ない、足りない時は離乳食をスタートさせるきっかけになります。母乳に関しては悩みますが、前向きに考えれば離乳食を取り入れることもできるのです。

マニュアルや期限は気にしないで

1番気をつけておきたいのは、周囲の意見で離乳食を始めることです。周りの同じような月齢の赤ちゃんが離乳食を始めているから、急いですすめたり無理に食べさせると、かえって赤ちゃんは変化についていけずに嫌がることがあります。1度、離乳食に嫌悪感を持つとなかなか進めにくいものです。

離乳食は最初の1歩が肝心です。一気に進めず、ゆっくり徐々にすすめましょう。特に周囲の意見で焦って始めたり、本に沿って月齢で無理にスタートさせると赤ちゃん自身のストレスになります。離乳食はママと赤ちゃんで相談して始めるものだと考えてください。

離乳食の開始時期には様々な情報がありますが、どれも目安だと考えましょう。離乳食の開始時期に必ずというマニュアルはなく、赤ちゃんそれぞれで多少の日数の誤差があります。

離乳食を始める前の準備

ママの知識を確認

ママの離乳食知識

離乳食を始める時は、ママが離乳食の知識を確認する時です。

赤ちゃんには、実は月齢で食べてはいけないものや避けたい食品が存在します。大人の感覚で材料を選ぶと、赤ちゃんには向いていない食品もあるので注意が必要です。

赤ちゃんによってはアレルギーの心配もあります。担当の医師に相談して食物アレルギーについて、理解しましょう。食物アレルギーの可能性のある赤ちゃんも離乳食は必要です。栄養面からも自己判断で食材を減らさないように気を付けます。

離乳食のスプーン

離乳食を始めてしばらくは、スープやおかゆといった柔らかい食べものが中心です。フォークよりもスプーンを活用します。

離乳食を与える時は、赤ちゃんの口を傷つけない清潔なスプーンを使用します。最近ではカラフルな食器や、変わったデザインの食器が沢山ありますが、口に含む部分はよくチェックして選びます。

プラスティックのスプーンは、色のついている部分がはがれやすいかどうか確認します。木のスプーンも、つや出し塗料が使用されている場合があります。

離乳食のスプーンの大きさは赤ちゃんが、口を開けた時に無理なく入るサイズを選びます。離乳食の初期は、赤ちゃんが大きく口を開いているつもりでもスペースはほんの少しです。幅広のスプーンだと、口に入らないことがあります。

離乳食のお皿

離乳食のお皿は、ママが手で持って与えるなら、ママがもちやすい慣れた食器が便利です。万が一、落とした時のことを考えてプラスチックが安全です。

赤ちゃんの手の届くところに置く可能性がある時は、皿の底に滑り止めや吸盤のついたタイプが便利です。滑り止めや吸盤のついた皿は、赤ちゃん自身が手掴み等で食べるようになってからも活躍するので、早く用意しても長く使用できます。

離乳食時のスタイ

授乳時や今までも使用しているスタイは、離乳食時にも使用できます。離乳食に適しているスタイは、水分をよく吸収する素材のスタイと、逆に水分をはじくビニールコーティングしてあるスタイ、食べこぼしをキャッチするポケットのあるスタイがあります。各家庭で使用しやすいスタイを選びましょう。

離乳食時は食べこぼしがつきものです。スタイだけではなく、赤ちゃんの座る場所に小さめのレジャーシートを敷くと、床のシミ防止のなります。最初はママの膝に抱っこして食べるので、ママもバスタオルを膝掛けのように使うと汚れた時も片付けやすくなります。

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