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母乳育児と離乳初期の悩み

離乳食をはじめるとき、母乳が大好きで離乳食に興味を示さない、母乳を飲ませないと張って痛いなど、ママと赤ちゃんの悩みや具体的な解決策を考えました。

すやすや寝る赤ちゃん

2020/12/19

母乳育児で育てている赤ちゃんが離乳食をはじめるとき、母乳が大好きで離乳食に興味を示さない、母乳を飲ませないと張って痛いなど、離乳食のゴックン期のママと赤ちゃんの悩みや具体的な解決策を考えました。

離乳食をはじめるタイミングがない

離乳初期

母乳育児をしていると、ママ自身もすぐに母乳を飲ませることに慣れているので、離乳食をはじめるタイミングがつかみずらく、ついつい母乳を飲ませてしまうこともあります。「今日からはじめよう」と思っていても時間がなかったり、赤ちゃんが我慢できなくて母乳を飲ませてしまい離乳食をはじめる日がずれてしまいます。

離乳食を始めようと決めたら、赤ちゃんがほしがる前に離乳食の調理をはじめてみましょう。お腹がすいたサインが出てからでは遅いです。お腹が空きすぎると期限が悪くなって母乳を飲みたがります。空腹サインの出る前に、離乳食をひとさじ食べさせてみましょう。

母乳を飲ませる癖

母乳育児で何ヶ月も過ごしていると、ママの気持ちも体も赤ちゃんが泣いたら母乳を飲ませるという流れが自然とできます。そこに離乳食を加えたいのですが、母乳を飲ませる癖があるとなかなか離乳食に手を加えることがなくなります。

そもそも母乳を飲ませれば赤ちゃんはお腹いっぱいになるし困ってしまうことがなければ、母乳を飲ませる癖も直さなくて大丈夫です。離乳食がはじまっても母乳はいっぱい飲みます。

母乳を飲ませる癖は変えずに離乳食に挑戦してみます。離乳食を始めてしばらくはスプーンひとさじ舐める程度です。母乳から栄養や水分を摂取することは変わりません。

赤ちゃんが変化についていけない

離乳食を始めると、今まで母乳を飲んでいた赤ちゃんは戸惑うこともあります。離乳食をそのまま自然と受け入れる赤ちゃんもいれば、ママの乳首以外だと嫌がる赤ちゃんなど変化を受け入れない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが変化についていけない時は、育児本やサイトのゴックン期の期間よりも長引いても問題はありません。離乳食を進めるにはママだけではなく、赤ちゃんの理解も必要なのです。

胸が張ってしまう

離乳食を始めることで、胸が張ってしまうママもいますが最初のゴックン期の離乳食は味見程度で栄養は母乳から摂取しています。突然飲まなくなるということはないので、ママも徐々に対応していくことになります。

授乳で飲まれなかったぶんは搾乳しておきます。搾乳しないと古い母乳が乳腺に残って詰まったり、新しい母乳生成量が減ってしまうことが心配です。離乳食の開始をきっかけに、改めて母乳ケアも大切にしましょう。

母乳だけでも育つ

母乳は栄養バランスがよく、赤ちゃんにとっては大切な水分でもあるので離乳食とは違った良さがあります。どちらもママと赤ちゃんのスキンシップを大切に進めることに変わりはありません。

離乳食を進めることで、赤ちゃんにはメリットもあります。顎を鍛えて歯を育てたり、食品から栄養を摂取できます。離乳食が完了すればパパやママと一緒に食事をすることもできます。そんなメリットを知れば母乳と離乳食の組み合わせも悪くはありません。

授乳量がわからない

離乳食を始めると、どれだけ母乳を飲ませてよいのか悩むことがあります。ただ、離乳初期のゴックン期では大半の栄養摂取は母乳からで、離乳食はいろいろな味や食感、母乳やミルク以外の食事を知ることから始めます。だから意識的に授乳量を変える必要はありません。

注意したいのは順番で、離乳食を取り入れる回は離乳食が先で授乳は後です。そうしないと母乳だけでお腹いっぱいになって眠ってしまったり、離乳食を食べたがらなくなるからです。

母乳と果汁

離乳初期のゴックン期に、のどが渇いたら母乳を飲ませるか果汁やイオン飲料など母乳以外を飲ませるのか迷います。基本的にはのどが渇いたなど水分補給は母乳または、ほうじ茶やベビー用の水などを飲ませます。

果汁やイオン飲料など甘めの飲料を水分補給で与えるのは、急速に水分が失われたとき以外は控えたほうが安心です。甘い味に慣れてしまうとお茶を飲まなくなったり、虫歯や糖分の摂りすぎも気になります。

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