赤ちゃんと水の事故

夏は水遊びなど水の事故に気をつけてください。プールや川遊び、海で遊ぶときに注意するポイントをわかりやすく説明します。どんな場所でも、必ず赤ちゃんから目を離さないことが鉄則です。

プール遊びの注意点

水深の浅さに安心しないこと

赤ちゃんとプール遊びをする時は、水深の深さは関係ないと考えてください。大人は水に足を滑らせて転んだり、体勢を崩したときに自然と体をおこして顔が水につかないようにします。

赤ちゃんの場合は、水のある場所で転んだり体勢を崩したら、顔から水につかります。どんなに浅いプールでも洗面器に顔をつけたような状態になってしまうのです。

日陰を確保する

プール遊びは、日陰だと濡れた肌が冷えてしまって寒くなります。でも、ずっと日射しを浴びていると、遊びに夢中になるあまり熱中症や脱水症状に陥ることもあります。

大人も時間を忘れがちな外遊びでは、時間を決めて日陰で休憩したり水分補給をするスケジュールをたてると安心です。

ビニールプールも要監視

乳幼児用のビニールプールはシーズンオフには小さく片付けることもでき、家庭の庭やベランダでも簡単に水遊びできる便利なアイテムです。

プールの水も赤ちゃんに合わせて少量にできるので、水の事故とは無縁に見えますが、実際は水深が10cmもあれば赤ちゃんは溺れてしまいます。家庭だからと安心してしまい、赤ちゃんから目を離すことのないようにしたいです。

川遊びの注意点

川

増水チェックを忘れずに

川遊びで驚くことは、普段は浅瀬で緩やかな流れの川でも、天候で一気に急流や増水がおこることです。まるで同じ川だとは思えないほど変化することもあります。

川遊びする前の、その場所の数日前からの天候もチェックしてから出かけてください。特に遊びたい場所よりも上流の天候チェックを忘れずに。

川の上流付近で雨が降ったときは、翌日以降にも溜まった雨水が石や泥と一緒に流れ落ちます。そのときの水流は、普段よりも強く荒くなることがあります。濁った濁流で足もとが見えずに、転倒しやすく危険です。

手を離さない

毎年のように子どもが川で流されてしまう事故が絶えません。大人からみたら穏やかな川の流れも、ちょっと足を滑らせたら公園のように手すりがあるわけではないのです。つかまる場所を見つけられないうちに、赤ちゃんがどんどん流されてしまいます。

川はカーブや段差が多いので、流されると見失いやすく先が見えない怖さがあります。赤ちゃんと川遊びするときは必ず大人が手を繋いで、バランスを崩したときや転んだときはすぐに抱きかかえてください。

子どもに面倒を見させない

どんなに面倒見のよい子どもでも、子どもに赤ちゃんのお世話や監視を任せないよう心がけてください。もしも流されそうになったとき、子どもの力だけでは水流にのった赤ちゃんを捕まえることはできません。

浅瀬に見えても、自然の作りだすカーブや溝は沢山あります。部分的に深くなっている場所もあります。さらにプールや海と違って監視員やライフセーバーが待機していることも少ないのが川遊びの特徴です。そのぶん、保護者がしっかり監視してください。

関連:乳幼児の川遊び

海遊びの注意点

浮き輪でも流されます

海ではゆっくりと波で流されて、気がついたら最初の位置からずいぶん動いていたというケースもあります。赤ちゃんを浮き輪やボートに乗せていても、ゆっくり流される可能性があります。必ず保護者は赤ちゃんの体に触れているようにしてください。

浮き輪なら溺れる可能性も低く安全だという感覚がありますが、もともと大人と比べて赤ちゃんは体のバランスがとりにくく頭が下がったり、上向きになってしまうことも そんな体勢で海水がかかってしまうと危険です。

砂浜の怪我

砂浜には小さな貝殻や粉々になったガラスやペットボトルの破片、タバコの吸い殻、花火の残りが落ちていることもあります。裸足にさせる場合は、周辺の砂浜の様子を保護者がチェックしてあげます。赤ちゃんを遊ばせる前に、裸足になって歩いてみましょう。

家庭のお風呂も油断しないで

実は赤ちゃんにとって不慮の事故となる溺死は、家庭の浴槽で起こっていることが多いのを知っていますか?

家庭のお風呂こそ安全なイメージがありますが、パパやママのシャンプー中や洗顔中など、ちょっと注意をそらした瞬間がきっかけにもなります。

ずりばいやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんが浴室に入ってしまい、残り湯で溺れてしまう危険性も0ではありません。お湯のはいった浴槽はプールと同じです。浴室に入れないようにガードをつけたり、家庭でも気をつけて見てあげてください。

赤ちゃんが大好きな水遊びのできる場所と認識させないように、入浴時以外は浴槽にお湯や水を張らないことも対策の1つです。ちなみに、浴槽の蓋の上に乗って、そのままフタと一緒に落ちてしまう事故もあるので、フタをしていても安全とは言い切れません。