乳幼児の川遊び

乳幼児の川遊びの注意点と、川遊びで予防したい怪我や事故についてわかりやすく説明します。川遊びは、海よりも危険が少ないと思われがちですが、流れや川底までの深さに規則性が全くないので保護者の注意が必要です。

川遊びの服装

水に濡れてもよい服装は、川遊びに限らず水遊びの基本です。でも、単に汚れてもよい服だけではありません。

赤ちゃん水着

子どもを川に連れていく時は、以下の3つをチェックしてください。

水遊び用オムツ・・・オムツをしている赤ちゃんは、おしりを水に浸けるなら、水遊び用のオムツを着用します。通常のおむつは水を吸うとかなり重たく膨れ上がります。その状態でうんちをすると漏れてしまうので、周辺にも迷惑です。

濡れても重くならない・・・濡れた時の状態はとっても大切です。川遊びでは、濡れた時に思うように動けなくなったり、歩きにくくなることが怪我の原因にもなるからです。家庭で服を濡らしてみてください。デニム素材はすごく重たくなる場合があります。これでは川の中で思うように動けません。

濡れても乾きやすい・・・濡れることが前提での遊び場所に行く時は、乾きやすい素材の服を選びます。必ず遊ぶ前に着がえてください。例えばナイロンなど、水着の素材のような服は乾きやすくて便利です。

過度な飾りのない服・・・川遊び中に衣服が引っかかって身動きが取れなくなることを防ぐために、ファスナーやホックが複雑だったり飾りの多い服は避けましょう。ただ、着脱が簡単でも大きめだったりすぐに脱げてしまう服は動きの妨げになります。

肌露出が少ない・・・子どもは水辺にしゃがんで遊ぶこともあるので、石などで肌を傷つけないようにしたいです。日陰に入れば虫もいるので肌露出は控えめが安心です。

アクセサリーは無し・・・赤ちゃんや子どもはアクセサリーはあまりつけないでしょうが、金具のアクセサリーは落とした時に足元を怪我します。落ちやすいヘアアクセも遊ぶ前に取りましょう。

ライフジャケットは、浅瀬で使用するにはやりすぎに見えますが、浅瀬からいつの間にか流されることもあるので、保護者の判断で着用させてください。浮き輪は反転や、落下の可能性もあります。浮き輪で安全対策を考えるなら、ジャストサイズのライフジャケットがおすすめです。

川遊びの靴

川遊びは裸足で楽しみたいところですが、赤ちゃんの場合は足元が不安定な場所での転倒や怪我が心配です。ウォーターシューズや、リバーシューズなど水に対応できる靴をはかせてください。

布の靴は水が入ると、そのままになるので足が重たくなります。靴ひもを結ぶタイプも、簡単にほどけてしまうと転倒が心配です。

ビーチサンダルは弱い水流でも脱げてしまいます。足裏を傷つけたり、脱げたビーチサンダルを追いかけて深瀬まで移動したり流されることも心配です。

遊ぶ場所と休憩場所

川には真っすぐな場所と、カーブを描いている場所がありますね。真っすぐな川は、中央が最も流れが速くなりやすい場所です。

カーブを描いた川は内側のほうが流れが穏やかで、カーブ外側のほうが流れが急になりやすいので注意しましょう。流れが急だから地面がえぐれて、曲線が作られているとも考えられるからです。

赤ちゃんと遊ぶ場所と、シートを敷いて休憩する場所について説明します。遊ぶ場所よりも川下に荷物を置いた方が、万が一何かが流された時にも対応しやすくなります。

川下よりで休憩するほうが、川上からの流れの変化もよく観察できます。崖や木で遮られていると周辺の変化に気づきにくいので、あまりにも周囲が見えない場所での休憩は避けたいです。

保護者が注意すること

赤ちゃん・睡眠、健康チェックをしてから遊ぶ。
・子どもの遊べる範囲内を実際に歩いて安全確認。
・無駄なものを川の中に入れたり、置きっ放しにしない。

・日射病、熱中症に注意。
・水分補給を忘れずに。

・目を離さない。
・手をつなぐこと。
・水流や天気の変化をチェック。
・鋭利なゴミ等を見つけたら拾いましょう。
・赤ちゃんの監視を子どもに任せないこと。
・ウエットフライフィッシングで乳幼児を待たせない。

赤ちゃんは、浅瀬で遊ぶので一見安心ですが、流される危険は浅瀬でもあります。まず赤ちゃんは自分で何かにつかまって、その場にとどまろうとする判断も力も弱いのが現実です。

どんなに安心な場所だと思っていても、そばを離れないでください。浅瀬に入る時も、必ず手を握ってください。

怪我以外にも、アウトドアでは普段見ることのない自然や植物がたくさんあります。好奇心からの誤飲も防ぎたいです。小さな石が沢山あるので、月齢の低い赤ちゃんと一緒のときは、口に入れることのないよう目を離さないでください。

それから、ちょっと気をつけてほしいのが赤ちゃんのお世話を子どもにさせることです。川遊びは小学生など大きい子どもにとっても、危険のある場所です。小学生だって自分のことを守る必要がある怪我や事故に巻き込まれることはゼロではありません。必ず保護者が責任を持ってください。

釣りが好きなかたはウエットフライフィッシングで、少し雨が降り始めた時や流れが出てきたときに止めることができない人もいます。小雨やうっすら濁っている時こそチャンスだという人もいますね。乳幼児を天候の悪くなり始めた川で待たせることは避けましょう。

こんな時は川から離れましょう

流れが速くなってきた・・・浅瀬でも流れが速くなると、乳幼児は足をとられてしまいます。

空が暗くなった、雷がなっている・・・天候が急に変わると穏やかな川の流れも急変することがあります。視界も悪くなるので川遊びを終わりにしてください。

雨が降りだしたら雨宿りせず川から離れる・・・雨が降りだしたら川辺で雨宿りせず、退避してください。急に水量が増えることもあるので危険です。

流れている水が急に濁りだした・・・川の水が濁り始めたということは、もっと上の川上で増水や降雨が考えられます。川から上がり退避しましょう。

川の水は、どんなに浅瀬でも雨が降って増水し始めたら5分で、見えていた大きな石が見えなくなることも普通に考えられるそうです。だから「もうちょっと」「この場所に雨が降るまで」と考えないほうがよいですね。

また、大雨や増水時には忘れ物を取りに川に戻ることも控えてください。場所によっては道路が全て舗装されていなかったり、視界が悪くなって危険です。

自然を満喫できる川では、マナーを守って、早め早めの判断と行動を心がけて楽しみましょう。