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産後ママの尿もれ症状

産後の尿もれ症状に悩むママ、実は意外と多いようです。どんな時に尿もれするのか、人に聞きにくい尿もれの悩みを抱え込んでしまうとストレスになります。

シリアルを食べる赤ちゃん

2020/12/25

産後の尿もれ症状に悩むママ、実は意外と多いようです。どんな時に尿もれするのか、人に聞きにくい尿もれの悩みを抱え込んでしまうとストレスになります。

どんな時に尿もれする?

くしゃみをしたとき

産後にくしゃみをしただけで尿もれします。特に何度もくしゃみが出るときは大変です。小さなくしゃみよりも、腹部に力が入るような大きなくしゃみのほうが尿もれが目立ちます。

この症状は産後ママに限らず、尿もれに悩む人に多く見られます。産後の尿もれがあり、花粉症などアレルギー反応が出やすいママは、くしゃみをこらえたくなります。くしゃみのようにお腹に力が入ると尿もれする症状は、腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)と呼ばれ、慢性的に悩む人が多いのも特徴です。

立ち上がった瞬間

尿もれ

椅子から立ち上がった瞬間や、床座りから立ち上がる瞬間に尿もれすることもあります。あまり腹部に力を入れていないのに尿もれするので、驚いてしまいます。

座っているときは両足で膣を締めるので、尿道が圧迫されても尿が出にくいのに、急に立ち上がると膣が急にゆるんで尿もれします。ゆっくり立ち上がるほうが、急な変化がないので尿もれしにくいようです。

家では何とか対応できますが、バスや電車の乗降時など外出先での尿もれは困ってしまいます。

赤ちゃんを抱きあげたとき

赤ちゃんを抱きあげたときに尿もれすることは、産後ママならではの悩みです。赤ちゃんを抱きあげるとき腰をまるめてかがむと、ママのお腹にも力が入りやすく尿もれのきっかけになります。

ママがベビーカーから赤ちゃんを抱きあげるとき、ベビーベッドから抱き上げるときに尿もれしやすいのでストレスになります。かがんだ姿勢からまっすぐ立ち上がるときは要注意です。

咳が止まらないとき

ママの咳が止まらずに続いたり、息苦しいほど咳こむときは尿もれすることがあります。咳をするときにお腹に強い力が入ることがきっかけです。あまりにも咳こんで急激にお腹に力を入れると、子どものおもらしのような尿もれになるケースもあります。

お風呂上りに突然

お風呂上りで尿意を感じないときに突然、尿もれすることもあります。もともと妊娠・出産で伸びてしまった筋肉が入浴でさらにやわらかくなることが原因の1つです。よく言えば、体がリラックスしている状態です。

産後ママの場合は、骨盤底筋が鍛えられていないと産後にゆるみやすく、湯ぶねにつかる姿勢によってはお風呂上りに膣からお湯がでることもあります。膣周辺の筋肉を意識して鍛えると産後の尿もれも、お湯がでるのも改善されることが多いようです。

おりものシートでは足りないことも

産後の尿もれは、いつ症状がでるのか予測できません。おりものシートをあてて予防できるように思えますが、実際はおりものシートでは足りなくて困ることもあります。産後しばらくは悪露(おろ)もあって毎日ナプキンを使いますが、生理が再開してから尿もれで下着が汚れることに気づくママもいます。。

薄い色の服は避けたくなる

尿もれが続くと服が汚れないか心配になります。産後は尿もれが気になって、汚れの目立ちやすい色の服を避けたくなるママもいます。せっかくマタニティウェアから普段の服に戻るのに、尿もれが気になって楽しめないのは困ります。

赤ちゃんとのお出かけが大変

尿もれが気になってしまうと、外出も大変だと感じるようになります。どんな服で外出すればよいのか、赤ちゃんを抱き上げたり、立ち上がった瞬間に尿もれするかもしれないと思うと行動も控えめになってしまいます。

産後尿もれは病院に行くべき?

産後の尿もれは、出産による自然なトラブルなので珍しいことではありません。でも産後の尿もれトラブルを恥ずかしく思うママも多く、パパに話すこともできないママや、なかなか周囲に打ち明けることができないまま過ごしているケースも見られます。

産後の尿もれに困ったら、生後1ヶ月までは産院に相談します。その後は女性外来や泌尿器科(ひにょうきか)で診断をうけることができます。よくあるトラブルなので診断や治療も指導してもらえます。

もしも産後の影響だけではなく、他のトラブルが潜んでいる場合は治療方法が異なるので、まずは医師に診断してもらうことが大切です。

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