産後ママの体型変化による悩みを集めました。出産後すぐに元の体型に戻らないのが現実です。
2020/12/25
産後ママの体型変化による悩みを集めました。出産後すぐに元の体型に戻らない現実。新生児期はお腹周りがふっくらしたまま、運動不足で足がパンパンにむくんでしまいます。
妊娠中に体重増加するぶんは、出産で減るものだと思いがちですが実際に出産で減少するのは、赤ちゃんの体重と羊水、胎盤の重さです。
他は赤ちゃんを育てるためにお腹周りをふっくらさせたぶんや、大きくなった乳房のぶんもあります。出産後すぐに、妊娠中の増加分が消えるわけではありません。
具体例ですが、赤ちゃんが3000gで産まれ、羊水が300g、胎盤300gだった場合は出産時にトータル3600gは確実に減ります。加えて水分や出血もあるので、もう少し体重減少します。これはちょっとホッとします。
しかし、妊娠中に3~4kgしか体重増加していない妊婦さんよりも5kg以上増加している妊婦さんがほとんどなので、お産で全ての増加分がなくなることはあまり考えられません。
体重増加が気になっているママにとっては、産後すぐに戻したいところです。焦るほど悩んでしまいます。
授乳や抱っこは意外にも汗をかいたり疲れるものです。そんなことを続けているうちに、徐々に体重が減っていくママもいるので焦らないでください。
産後1ヶ月ほどは過度な食事制限で貧血をおこしたり、ダイエット食で母乳が出なくなることも避けたいです。まずは減量よりも健康的で栄養のある食生活を考えてみましょう。
妊娠前、ウエストがくびれて贅肉のないお腹だったママでも、妊娠中はお腹周りがふっくらするものです。
産後は赤ちゃんも胎盤も羊水もなくなったのに、まだふっくら感が残ります。これは赤ちゃんのお部屋だった子宮がまだ、大きくなった赤ちゃんに合わせて膨らんでいる状態だからです。
子宮が元に戻るには、1ヶ月程かかります。ですから個人差はありますが産後1ヶ月程はまだ、お腹周りがふっくらして見えてしまいます。
おしりが大きくなるのは、妊娠中の大きなお腹を下半身で支えるためです。産後はお腹がへこんでくるので、余計に目立ちます。
産後すぐに妊娠前のパンツを履こうとしても、おしりがきつくなっているママも多いものです。
産後の引き締め体操や、赤ちゃんのお散歩も兼ねたウォーキングで筋肉を引き締めることも必要です。もともと、出産の産道を確保するためにママの尾てい骨周辺は、柔らかく広がるようになっています。
産後は広がりやすくなった尾てい骨周辺を意識して、ゆるみを直していきましょう。おしりが気になるときは、骨盤や筋肉のゆるみを調節していくことがポイントです。
妊娠中から足の浮腫(むくみ)に悩んでいる人は、産後もひき続き浮腫が気になりやすいようです。
妊娠中は大きなお腹を支えるために、足のつけ根が圧迫されたり下半身に負担がかかっています。運動しにくい妊娠後期は、体重管理ができていても足首がむくんでしまう妊婦さんもいます。
産後1週間もむくみやすい生活が続きます。ベッドの上での生活や、授乳で座りっぱなしになることで足を動かす機会も少ないことが原因の1つです。産院で出産した場合は、退院時にいつもの靴が窮屈に感じるママもいます。
産後1ヶ月頃までは、ママも行動範囲が狭いので運動不足になりがちです。足がむくみだけで不快感が増すものです。足が重たく感じるし、ふくらはぎがパンパンに張りすぎて痛くなることもあります。
足を動かす機会を、意識的に増やすことも必要です。外出しなくてもその場で足踏みや、軽いストレッチをしたり、足浴で筋肉の緊張をやわらげてみましょう。
つかれたら、肩をまわして肩から腕の血行をよくします。お風呂で腕をしっかり温めてください。使っている筋肉の緊張をほぐすことで、ムキムキ腕ではなく引き締まった腕を目指します。
妊娠前と産後で、全体的に体型が崩れたと感じるママも多くいます。原因は妊娠を継続させるためにお腹周りがふっくらしたこと、食事量の変化、妊娠中で運動量が減ったことなどが挙げられます。
産後は「すぐに体型の崩れをもどしたい」「体型が崩れて恥ずかしい」と焦ったり、悲しくなってしまいます。
原因のほとんどは産後に解消できるものなので、子宮の回復を妨げないように徐々にゆっくり食生活や運動を戻していくよう心がけます。
特に妊娠中に「好きなものばかり食べてしまう」「炭酸で胃がスッキリする」と食生活に変化があったママは、もう一度見直してください。