赤ちゃんの下痢

下痢とは、ウイルス感染や消化不良などの何らかの体調不良から、ゆるい液状の便が大量に出る症状です。子供の下痢の多くはウイルス感染によるものです。

下痢の症状

下痢になると、普段より水っぽい便が頻繁に出ます。オムツをしている赤ちゃんはゆるい便が、オムツのギャザーから漏れてしまう事も。常にお尻が便で汚れてしまう為、おむつかぶれになりやすい状態です。

厳密には便の80%が水分の場合、下痢状の便と判断されます。下痢の一般的な症状は以下の通りです。

・いつもよりも軟便、または水っぽいうんちが4~6回以上続く。
・白く水っぽい、酸っぱい臭気のうんちが出る(嘔吐下痢症を疑う)。
・下痢に嘔吐も伴う(嘔吐下痢症を疑う)。
・普段よりも食欲がなく、疲労が見られる。
・腹痛や脱水症状による体力低下。

通常、1回便がゆるいだけでは下痢が続くか分かりません。特に腸や胃が未発達な乳幼児は、冷たい飲み物を飲んだだけで、すぐに便が緩くなります。数回続くようなら下痢症状を疑います。

母乳メインの赤ちゃんは、元より固形食物の摂取がないので便も水っぽく柔らかい特徴がある為、大人とは下痢の判断が違うことに注意。赤ちゃんの下痢は色や匂い、顔色や動きも判断材料。

下痢は相当の水分と体力を消耗します。大人も下痢症状が続くと疲れるように、赤ちゃんも激しい体力消耗にぐったりする事も。特に下痢による体内の水分減少は大人以上に早い特徴があります。

下痢の原因

・乳幼児の下痢のほとんどはウイルス感染。
・成長過程の腸の不安定な働きからくる下痢。
・卵や牛乳による特定食品のアレルギー反応。

赤ちゃんの場合、離乳食で慣れない食べ物を摂取し始めた際、初めのうちは消化しきれずに下痢をしてしまう事もあります。母乳だけだった水分補給に果汁が加わった時も、便が緩みがちですが腸の働きが発達すれば解消します。

大人の下痢には食事や冷えに加えて、精神的なストレスも大きく原因に挙げられます。ちょっとしたストレスが自律神経を過敏にして腸の働きを乱します。つまり大人の下痢は生活習慣、食事内容、ストレスといった自らの状況から下痢を起こしてしまう特徴があります。

乳幼児は生活習慣や心因よりも、腸の未発達、ウイルス感染が原因のほとんど。赤ちゃんは腸や胃の働きが十分に発達していません。腸の働きが不安定だったり分泌液が増えただけでも便に異変が生じます。母乳メインの赤ちゃんは摂取物が水分なので、下痢のような水っぽい便は当たり前です。その為、大人とは原因が少し違うようです。

下痢の判断

赤ちゃんは水分を多く摂取するので、自然と下痢になりやすいもの。体が余分なものを排泄するのですから、元気で便の色も普段通りなら様子を見ましょう。

心配な場合は、医師に相談すると安心です。本来は、その便が付着したおむつそのものを持参して判断してもらいます。持ち歩くのも大変なので、デジカメに収めて診断時にみせるのも良いでしょう。

受診すべき下痢症状

以下の場合は、個人の判断に任せず早急に診断しましょう。ロタウイルス等のウイルス感染を起こしている恐れがあります。

・白い便。ココナッツミルク入りカレーのように、真っ白ではない場合も受診。
・普段と違った酸っぱい匂いがする便。
・便に血が混じっている。
・顔色が悪く動きが鈍い。
・嘔吐を繰り返す。

早急に受診すべき下痢症状

・下痢と嘔吐が何日も続いて改善しない。
・水分補給が出来ない状態。
・大泉門がへこんでいる。

大泉門はへこんでいるのは水分が足りなくなっているサインが考えられます。早急な水分補給と診察を。

下痢の治療

乳幼児の下痢の治療は、その原因によって様々です。先ずは水分補給で体内の失われた水分を取り戻すことで体力をつけます。医師の判断で、必要ならば点滴もします。整腸剤や熱がある場合は解熱剤も。しかし下痢の時は座薬はあまり効果的ではありません。

下痢の時に良い食べ物

・水分は白湯、番茶、麦茶、イオン飲料など胃腸に優しい飲み物。
・食事は柔らかいおかゆや、煮込んだうどん。
・りんごのすりおろし。
・味噌汁のうわずみ。

水分補給だけはしっかり心がけましょう。便が水っぽいのに、更に水分を摂ったら下痢が治まらないように思うかもしれませんが、子供は水分を失うと短時間で体力が無くなり、ぐったりします。

嘔吐がある場合、食事は無理に与えず、先ずは30分おきに水分を確保しましょう。嘔吐が治まったら、慎重に食事量を増やしていきます。便の固さと同じ程度の食事を与えることが基本で、そのままの固さで与えると消化できません。

下痢の時に控えたい食べ物

・糖分。お菓子やプリン、ジュース、苺は糖分が高いので落ち着くまでは控えて。
・冷たいもの。アイスクリームや氷類は腸に不要な刺激を与えます。
・乳製品。牛乳やヨーグルトは胃腸が荒れている時は控えめに。
・油分の多い揚げ物や炒め物。香辛料は避けて。

下痢の時のおしりケア

下痢になると、おしりが汚れることが頻繁でかぶれやすい状態になります。

おしりふきは優しく、特に女の子は前から後ろに向かって拭きましょう。女の子は汚れが残ると外陰膣炎(がいいんちつえん)になりやすいので注意。可能な限り、汚れをふき取った後は空気にあてて、水分で蒸れた肌を乾燥させます。

下痢が酷い時や、肌がかぶれて赤くなっている時は、汚れを全て拭き取る事で肌を傷めることもあります。ぬるま湯やシャワーで流してあげると痛みが軽減されます。最後にベビーパウダーをはたいてあげると気持ちが良いようです。

トイレトレーニング中の下痢

せっかくおむつが外れそうになった時でも、下痢症状がある時は、おむつを履かせてあげましょう。下痢の時は自分でコントロールできず、トイレまで我慢できない事が多くなります。また、トイレに間に合ったとしても下着に汚れが付いてしまったり、やっとおむつを卒業するんだという自尊心が傷付けられるかもしれません。

具合が悪い時は1度休憩して、健康になってからトレーニングを再開しても遅くはありません。



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