新生児の便秘

生後1ヶ月以内の新生児のお世話をしていると、赤ちゃんの便秘が気になる母親が多く見られます。真っ赤な顔で頑張っても便が出なかったり、お腹に便が溜まっていくと赤ちゃんは不機嫌になってしまいます。

新生児の便の回数

赤ちゃん

新生児のおしっこの回数は、とても頻繁です。新生児の1日の便の回数は個人差があり、毎日4~5回必ず便を出す赤ちゃんもいれば、1日置きにしか出さない赤ちゃんもいます。毎日便が出ないからといって、便秘が決定するわけではありません。ミルクより母乳の方が便の回数も多いようです。

新生児は授乳後に2~3時間程眠って、また授乳の繰り返しです。眠る前後でうんちやおしっこをすることが多くなるので、毎回だと1日に10回程度おむつを替えることもあります。ですから、便が出たと言っても、ほんの少量の時もあります。

ただ、以下のことが当てはまる時は少し気にかけてみましょう。
・いつもよりも便の出る間隔が長くなり、機嫌が悪い。
・排泄の際に苦しそうに痛がって泣くことが続く。
・お腹が固く張ってきた。

新生児の便秘の原因

・新生児の胃や腸の働きが未発達。
・母親の食生活で糖や油分の摂りすぎ。

・ミルクの成分が合わない。
・母乳が足りていない。
・新生児の体の冷え。

ミルク

新生児は胃や腸の運動が未発達です。もともと上手に排泄ができるわけではないので、時間とともに解消されます。また、母乳が足りないと排泄量も減ります。授乳時間を終えてもすぐに欲しがる日が続き、便秘が疑われる時は、上手に飲めずに不足している場合があります。

母乳ではなく粉ミルクで育てている場合、産院で飲ませた粉ミルクを退院後も飲んでいる赤ちゃんもいると思います。しかし、ミルクは栄養面は良いのですが、成分はメーカーによって多少の違いがあります。試しに銘柄を変えてのませたところ、便秘が解消した例もあります。

母乳育児で最も気を付けるのは、母親の食事内容です。母乳育児中に甘いものや油っこいものばかりを食べていると、糖分や油分の摂りすぎになってしまいます。糖分や油分を摂りすぎた時の母乳はドロッとして、すぐに冷えるので新生児の体を温めにくくし、新生児は便秘になりやすくなります。

逆に糖分や油分を控えめにしている時の母乳はサラサラしていて水っぽいのですが、実際は飲むにつれて濃くなり、新生児の体を温めることができます。

新生児の便秘対策

・母乳がサラサラになる食生活。
・新生児のお腹や足を優しくマッサージ。
・おしりがかぶれないように、こまめなおむつ交換。

母親が気を付ける便秘対策は、母乳育児中の食生活です。甘いお菓子や飲み物は気分転換程度に控えて、野菜や豆類なども摂取しましょう。粉ミルクの場合は、人肌の温かさで飲ませます。ミルクが冷たくなると、未発達な胃や腸にも刺激を与えてしまいます。

新生児に関しては、授乳後を省いた機嫌のよい時や、おむつ交換の時に優しくお腹や足をさすってあげます。また、おむつかぶれや、力を入れて排泄しようとして切れ痔になることもあります。そうなると痛みを避けるために、うんちを出したくても控えるようになります。

普段からおしりの清潔を心がけて、痛みや腫れのない状態にしておくことも大切です。新生児は大人よりも1枚少なめに着せると言いますが、寒くても腸の働きが鈍くなるので注意してください。沐浴の後は体が温かいうちに、バスタオル等で包んで体を冷やさないように気を付けます。

新生児の便秘解消

様子を見ても、うんちが出ない場合は便秘を疑いましょう。個人での判断は難しいので、出産した産科か小児科に相談します。医師の方で綿棒による肛門の刺激や、便秘に関するアドバイスを聞きます。

新生児は大人と違って、便秘になっても薬で解決することはありません。大人用の便秘薬は、新生児には危険なので与えないでください。

家庭でもできる手軽な新生児の便秘解消法は、綿棒にベビーオイルかオリーブオイルをたっぷりしみこませて、新生児のおしりの肛門を刺激することです。綿棒の先を少し肛門に入れて、優しく「の」の字を書くように動かします。綿棒の先だけなので、赤ちゃんもさほど嫌がりませんが、念のため片手で足を押さえておきましょう。