子どものうちは迷ったら小児科に相談できますが、特定の症状が治らない場合は専門の診療科がおすすめです。
2020/12/24
赤ちゃんの病気や、トラブルなど症状別にどの病院や、どんな科に相談すればよいのかを説明します。子どものうちは迷ったら小児科に相談できますが、特定の症状が治らない場合は専門の診療科がおすすめです。
赤ちゃんの目がかゆくて触ってばかりいるときは、アレルギー症状の可能性が高いです。
眼科で目を見てもらいましょう。ママが眼球近くを触ると雑菌が侵入する場合もあるので、医師に診てもらうことをおすすめします。
目にゴミや砂が入って、目が開けられないときは無理に目を開けないようにタオルやハンカチを軽く目にかぶせてあげます。手で触ると、侵入したごみが眼球を傷付けます。
泣いたら涙で流されることも多いです、でも、眼球が傷ついていないか、念のため眼科で診てもらってください。
目やにが多いときは、雑菌やウイルス感染の可能性が高いです。目やにの色も注意してください。とれない目やには無理にはがさず、蒸しタオルを当てます。
それでもとれない時は、そのまま眼科を受診します。赤ちゃんの耳あかはとても取りにくいので、嫌がっているうちに耳の中で固まって家庭では取れなくなります。
耳鼻科では耳の中をふやかして医師が汚れを取り除いてくれます。赤ちゃんの耳の中は鼓膜までの距離が短く、傷つけると心配です。不安なときは耳鼻科に相談してみましょう。
鼻水が止まらない程度なら小児科に通うケースも多いのですが、症状がいつまでも治まらない場合は、耳鼻科で蓄膿症など風邪以外の原因も考えます。
処方される薬は、お薬手帳などで伝えれば同じように対応してくれます。耳鼻科に診てもらうメリットは鼻症状と原因に集中して診断してもらえることです。
耳鼻科と聞くと、鼻と耳のイメージがありますが「耳鼻咽喉科(じびいんこうか)」といわれるように、耳と鼻とのどは体内で繋がっています。
のどの症状の原因が、鼻からくる鼻水やウイルスの場合もあるのです。
赤ちゃんの爪はやわらかいので、何かに挟まれたりぶつけただけで爪のなかでない出血することもあります。また、栄養不足で爪が反り上がって変形することもあります。
こうした爪トラブルは、皮膚科に相談してください。考えられる原因を治療するには、その専門の病院を再度受診する必要がありますが、爪症状を診てもらうのは皮膚科です。
乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)は低月齢の赤ちゃんに多くみられる皮膚トラブルです。
軽い症状ならば産院や小児科で充分な対応ができますが、悪化してしまったら皮膚科に相談してください。頭皮が傷ついたり、グジュグジュしてしまうと他の雑菌まで侵入したり毛髪の成長を邪魔するおそれがあります。
肌にアトピーの疑いがあるとき、または小児科で肌のアトピーが診断された場合は、一度皮膚科を受診します。特に皮膚科の中でもアトピーに長けた医師もいます。
赤ちゃんのアトピー症状は放置していると、年を重ねるごとに肌症状が悪化するおそれがあります。
小さいうちは肌面積が少ないので症状も目立たないかもしれませんが、成長とともに肌面積が広がればアトピー症状も目立ち始めるのが心配です。