頭皮の乳児脂漏性湿疹の悩み

乳児脂漏性湿疹は多くの赤ちゃんが経験する皮膚トラブルです。頭皮が乳児脂漏性湿疹になった時に、ママが悩んでしまうことと改善方法、対処方法についてわかりやすく解説します。

頭皮を不潔にしていると見られそう

乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)は最初はベタベタしていて、その後はかさぶたが患部にびっしり張りつきます。

脂漏性湿疹について知識の少ない人からは、「シャンプーしていないの?」「お風呂でしっかり洗っているの?」と思われてしまうこともあります。

でも、一生懸命お世話して、赤ちゃんの頭皮トラブルが早く治るように家庭でケアしているママにとっては、周囲から赤ちゃんが不潔に見られたり、ママがシャンプーしてあげていないように勘違いされることは辛いことです。

ママがきちんと赤ちゃんのことを考えて、脂漏性湿疹の改善に努めている時は、不潔に思われたり頭皮が汚いと思われても聞き流してしまいましょう。

そもそも脂漏性湿疹の症状や特徴は、実際に経験しないと知るきっかけも無いものです。乳児脂漏性湿疹についての知識が足りない人だと割り切ってください。

乳児脂漏性湿疹は不潔にしているから発生するのではありません。赤ちゃんの皮脂分泌が安定せず、コントロールが上手にできなくて症状が現れるのです。ママも堂々とお世話を続けてください。

かさぶたが髪について取れない

乳児脂漏性湿疹のかさぶたは、ちょっとべたついた感じのするかさぶたです。かさぶたに、たっぷりの油分がある印象を受けます。

だから頭皮からはがれても、髪の毛に絡んでペッタリ張りついてしまうことがあります。これをママの指でつまんで取りのぞこうとすると、かさぶたが分裂して更に周囲を汚してしまいます。

髪が伸びてきた赤ちゃんは、目の粗いクシで溶かすと大きいかさぶたが分裂せずに取れます。逆に、分裂してフケのように細かくなったかさぶたは目の細かいクシで取ります。でもベタベタ感があるので完全には取りのぞくことができません。

髪が伸びていなくて頭皮にかさぶたが残っている赤ちゃんは、毎日の入浴で洗い流すことを続けてください。無理にはがすと、頭皮まで傷つく可能性があるのでお勧めしません。

かさぶたが残っている状態は、フケと勘違いされることがあります。心無い人の言葉に焦って、赤ちゃんの頭皮を傷つけたりイライラする必要はありません。絶対に焦ってこすったり、指ではがさず、毎日のこまめなケアを続けましょう。

どこに相談すればいいの?

頭皮の脂漏性湿疹は、完治まで日数がかかるので「このケアは正しいの?」と不安になってしまいます。

周囲の目が気になったり、赤ちゃんの頭皮の外見的な心配がストレスになることもあります。

心配が続く時は、小児科か皮膚科に相談してください。処方された薬で異常があった場合は、再度受診してどのような状態になったのか伝えてください。新たな治療方法を探してくれます。家庭でのケアで不安がある時も医師のアドバイスが役立ちます。

乳児脂漏性湿疹を経験しているママの体験談も、積極的に聞いてください。湿疹の場所や範囲も人それぞれなので、完治までの日数も同じにはなりません。でも、家庭でどんなことに気を付けてケアしていたかはとても参考になります。

治療しても悪化している

治療を続けているのに、薬を塗っても治らない状況に焦ったり不安になることがあります。赤ちゃんの頭皮にできた脂漏性湿疹は2~3日では完治しないものだと考えてください。

脂漏性湿疹は薬を塗ると、もっとべたついて見えます。これも治っていないように見えてしまうようです。でも薬を塗ることで膜ができて、外部の刺激を受けなくなります。

赤ちゃんによっては何度も繰り返すこともありますが、だいたい生後6ヶ月になると症状が消失していくので、ママは悪化させないことを目標にケアしてください。

もしも薬を塗った部分だけ悪化した場合は、赤ちゃんに合っていないのかもしれません。すぐに再診をお願いして、治療方法を再考してください。

稀にアトピー性皮膚炎に移行することがありますが、すぐには判断できません。治らないからといって、生後6ヶ月未満でアトピーだと決めつけるのはまだ早いです。

様子を見ながら、毎日頭皮を清潔に保ってあげることで、徐々に湿疹がかさぶたに変わっていきます。症状は人それぞれなので、周囲の治療期間は参考程度にしておきましょう。