子ども乗せ自転車の事故が急増

子ども乗せ自転車のルート選び、自転車の選び方、運転時に気を付けてほしいことを説明しています。

6年間で1349人

乗り物

消費者庁の発表によると平成23年から平成28年の6年間で幼児用座席付自転車(この記事では子ども乗せ自転車と記述しています)の使用中に14歳以下の子どもが、けがをして救急搬送されたのは1349人だったそうです。(参考1)

子ども乗せ自転車は外出時にとても便利な手段です。徒歩や抱っこで移動するよりも時間を短縮できるうえ、荷物をかごに入れたら子どもと一緒でも買い物が楽になります。しかし、このデータによると単純に割っても1年間で220人もの子どもが子ども乗せ自転車で受傷していることになります。(*写真は乗り物イメージ)

走行中以外の受傷事故

子ども乗せ自転車の事故は走行中だけではなく、停止中も起こりうると知ってほしいです。東京消防庁では、子ども乗せ自転車の事故は走行中に限ったものではないと注意喚起しています。保護者が自転車に子どもを乗せた状態で離れたり、目を離したすきに自転車が転倒したり、子どもが落下する事故があるそうです。(参考2)

子どもを自転車に乗せたあと、家の鍵をしめたり忘れ物を取りに行くために離れることは避けたいです。ほんの少しの用事でも、腕を伸ばせば自転車に手が届く距離の移動でも子どもを乗せたままの自転車から離れることは、保護者が危険を作ってしまうことになりかねません。

保護者の手で自転車を支える

子ども乗せ自転車に子どもを乗せた状態のときは、どんなときでも保護者自身の手で自転車を支えてください。ストッパーや壁にもたれた状態は、いつ自転車がバランスを崩すかわからず不安定です。

急ブレーキは避ける

自転車に乗っているときに急ブレーキをかけると、運転している人の体は前のめりになりがちです。

子ども乗せ自転車の場合は、子どもの重さも加わるので急ブレーキで受ける衝撃は大きく、子どもは前のめりになるどころか放り出されるほどの衝撃を受けることがあります。自転車移動は徒歩よりも時間短縮できることも魅力ですが、子どもを乗せるときは時間に余裕をもって移動してください。

子ども乗せ自転車を運転するときは、いつでも停止できるスピードを維持します。急停止したときは運転している大人よりも、子どものほうが放り出される危険が高いことを忘れないでください。

細い道は避ける

自転車移動は、車が通ることのできない細い道や路地をつかって近道を使うこともメリットの1つです。特に子どもを乗せているときは短時間の乗車で済ませたいので、近道を使いたくなりますがルート選びは安全性の高さが大切です。

子ども乗せ自転車で使うルートは車の往来が少なく、前方が見えにくい曲がり角が少ないほうが安心です。後ろに子どもを乗せる場合は、いつの間にか眠ってしまい頭が左右に動くことがあります。電柱などすり抜ける必要があるほど狭い道は、避けてください。

子どもの怪我や事故が心配な道では、面倒でも自転車を押して徒歩で進むくらいの余裕が必要です。

幼児座席は必須

子どもを乗せるときは、必ず幼児座席を設置してください。チャイルドシートと呼んで販売している座席もありますが、SGマーク(一般財団法人製品安全協会)の認証シールがついているものが安心です。

自転車に取り付けた幼児座席は、一度つけたらずっと使う家庭が多いのですが、こまめな安全点検が必要です。特にひびや劣化が見つかったら、自転車販売店でチェックしてもらいましょう。

BAAマークのある自転車

安全基準を満たしている自転車にはBAAマークのシールが貼られています。BAAマークはどの自転車にもついているわけではありません。自転車協会が自主基準として定めている自転車安全基準に適しているか、検査をクリアした自転車に貼られます。

BAAマークを貼るための検査項目は約90項目あり、私たちが安心して乗れるかどうかを判断するわかりやすい基準になっています。子ども乗せ自転車を購入するときの参考にしてください。

参考1:消費者庁(PDF)
子供の事故防止に関する関係府省庁連絡会議「子どもを乗せた「幼児用座席付自転車の事故」(転倒など)に気を付けましょう」

参考2:東京消防庁
子どもの事故を防止しよう