加熱式たばこの誤飲

赤ちゃんが加熱式たばこを誤飲する事故が増えています。火を使わずに喫煙できて副流煙の心配も減るメリットから、たばこの危険意識が薄れている家庭は要注意。。

加熱式たばこの誤飲が増加

赤ちゃんの誤飲赤ちゃんが間違って加熱式たばこを口に入れてしまうトラブルが目立ち始めました(参考1)。

国民生活センターの調査によると、調査した加熱式たばこ12銘柄中9銘柄は子どもの口腔に収まってしまうサイズだったそうです。加熱に火を使わず煙もカットできることから安全性の高い喫煙グッズというイメージがありますが、育児過程では便利さのなかにも危険があるということが浮き彫りになりました。

手の届かない場所に保管

加熱式たばこは従来の葉たばこよりも短い商品が多いので、赤ちゃんが口にいれると、うっかり飲みこんでしまいやすいサイズだということも忘れないでください。

うっかり誤飲を防ぐためにも、加熱式たばこは赤ちゃんの手の届かない場所に保管しましょう。葉たばこのように火がつかないものでも、赤ちゃんのおもちゃにするべきではありません。テーブルに置きっぱなしにしたり、赤ちゃんが自分だけで触れる場所に置くことは控えてください。

加熱式たばこの形態は持ち歩きやすく便利なので、ついテーブルや手元に置きっぱなしにすることもあるでしょうが、赤ちゃんにとっては目新しいおもちゃに見えます。赤ちゃん自身に危険を察知させることは困難です。

気を抜きやすいのがバッグの中です。赤ちゃんは宝探し感覚で、パパやママのバッグの中をのぞくこともあります。加熱式たばこが見えない状態でも、バッグ自体に興味を持たせないほうが安心です。

マナーを考えて捨てる

加熱式たばこは火を使わないので、吸い殻に火が残ることはありません。この点では吸った後の心配は少なくなります。問題は、そのメリットをどう受け止めているかです。火を使わないから灰皿も不要となると、吸い殻はどこに捨てるべきなのでしょうか。

加熱式たばこは吸い終わったら、たばこと同じように注意できる場所に捨てたり、商品によってはケースに戻す方法もあります。火がついていないと言えどもテーブルなど、赤ちゃんや子どもが触れるような場所に置かないように注意してください。

加熱式たばこの処分方法については、自治体によって異なることもあるようです。一定の決まりが出来上がれば、どこに行っても捨て方が同じなのでマナーを守りやすいはずです。これからは加熱式たばこの捨て方に関するルールや、マナーの周知も広まってほしいです。

飲みこんだら救急へ

国民生活センターの調査によると、現在販売中の12銘柄中9本は子どもの口腔に収まるサイズで、全ての銘柄で1本分のたばこ葉には嘔吐を引き起こすおそれのあるニコチン量が確認されました。(参考2)

つまり加熱式たばこは、喫煙者にとっては受動喫煙の心配や健康被害を減らすメリットも期待できますが、赤ちゃんにしてみれば誤飲の危険性は変わりません。加熱式たばこに切り替えて、たばこに対する危険意識が薄れている家庭は要注意です。

加熱式たばこの誤飲が疑われたときは、何も飲ませずに医療機関に連れていきます。そうならないようにも、普段から喫煙マナーや家庭でのルールを話しあっておきましょう。

参考1:朝日新聞デジタル「加熱式たばこ、乳幼児の誤飲に注意 紙巻きより短く危険」

参考2:国民生活センター「乳幼児による加熱式たばこの誤飲に注意」

赤ちゃんの誤飲についてはこちらでも詳しく説明しています→