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2016年の雛人形を飾るタイミング

雛人形を飾る時期。お祝い事をすすめるのに適している大安、春を迎える意味での立春の日にちなど。

生まれたばかりの新生児

2020/12/24

雛人形

2016年の雛人形を飾る時期と、タイミングについて。お祝い事をすすめるのに適している大安、春を迎える意味での立春の日にち。雨水の時期を選んで飾る理由もわかりやすく説明します。

地域によっては旧暦で4月にひな祭りをお祝いするケースや、お正月の松があけたらすぐに雛人形を飾る習わしのある家庭もあります。ここでは一般的な3月3日のひな祭りに向けた準備としてお話します。

雛人形を出す時期

3月3日のひな祭りに向けて、雛人形を出す時期は立春からひな祭りの1週間前と覚えておきましょう。これは2016年に限らず毎年同じです。2016年はうるう年なので、遅くても2月25日には雛人形を眺めることができるようにします。

もしも雛人形を飾ることがひな祭りギリギリになってしまうと、女の子は婚期が遅れるなどと言われますが、これは単なる迷信なので心配しないでください。

ただ、せっかくのきれいな雛人形をゆっくり愛でることができないので、やはり余裕をもって飾ったほうがお祝い事を楽しめます。

2016年の立春

立春(りっしゅん)とは旧暦でいう正月の節です。この日が1年のはじめと考えられ、夏の準備をはじめる八十八夜(はちじゅうはちや)も立春から数えた数字になっています。

立春は「この日から春になりますよ」という意味だと考えてください。ひな祭りは春の行事の1つでもあるので、立春に合わせて飾るのも良いでしょう。

2016年の立春は2月4日です。ちょうど節分が終わったら、雛人形の準備を始めていきましょう。節分で厄払いをしたあとなら、お雛様を飾る場所も清められていると考えられています。

立春に飾ると、ひな祭りまで1ヶ月ほどあります。雛人形を眺めるにもじゅうぶんな時間があることがメリットです。

飾る時期は長くなるので周辺の掃除をこまめにして、お雛様を常にきれいな場所で飾ることができるように心がけましょう。

2016年の大安

大安(たいあん)とは六曜(ろくよう)のひとつです。カレンダーや手帳で目にしている人も多いはずです。大安はお祝い事をすすめるのに適した、縁起のよい日です。雛人形を飾る日としても適しているので参考にしてください。

カウント

2016年2月の大安は、2日(火曜)、12日(金曜)、18日(木曜)、24日(水曜)です。

平日なのでもしも別日に飾るときは他の六曜の特徴を参考にしてください。まず先勝(せんしょう)は、気になることを進める日です。ただし午前中が良くて、午後や夜は控えたほうがよいという意味があります。雛人形を飾るなら午前中がおすすめです。

友引(ともびき)は争いをやめて協調しようという日です。雛人形を飾るなら朝がおすすめです。

先負(せんまけ・せんぷ)は何事も慌てず急がず、静かに待つことが良いとされます。午前は凶で午後が吉と言われるので、お祝い事の雛人形を飾るのは午後がおすすめです。

仏滅(ぶつめつ)は六曜のなかでも最も凶の日です。「仏も滅するような大凶日」という意味があります。雛人形を飾る日を気にするなら、仏滅は避けたほうがよさそうです。2月の仏滅は1・7・11・17・23・29日です。

赤口(しゃっこう)はちょっと特殊で、午前11時ころから午後1時頃の牛の刻(うしのこく)だけが吉とされています。もともと赤舌日(しゃくぜつにち)として陰陽道では不吉と考えられる日です。

あまりに限定された時間なので、時間に追われて雛人形を飾るよりは別日を選んだほうが心にゆとりが持てそうです。2月の赤口は3・13・19・25日です。

こうして考えると雛人形を飾る日も限定されてきてしまいます。六曜が気になる人は早めにスケジュールを立ててみましょう。

2016年の雨水

雨水(うすい)とは、空から降る雪が雨にかわって雪解けがはじまる頃で、農耕の準備をはじめる目安となる日です。雛人形を飾る日としては「良縁に恵まれる日」と呼ばれています。縁起を担ぎたいときは雨水の日にあわせて飾るのもおすすめです。

2016年の雨水は2月19日です。細かく考えると2月19日は赤口なので、飾るなら午前11~午後1時が良いと考えられますが、どちらを気にして飾るかは自由なので、せっかく飾るなら雨水の日という縁起の良い理由を優先したいですね。

飾る時期に困ったら

ひな祭りは女の子にとって大切な年中行事なので、パパ側の祖父母とママ側の祖父母で飾る時期の相違があると困ってしまいます。困ったときは、実際に雛人形を飾る地域の習慣を優先しましょう。

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