インフルエンザ感染、全国で52万人

1月18日~24日の報告数

国立感染症研究所によると2016年1月18日~24日の期間で、全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者は約52万人。47都道府県をみても前週よりも患者が増加しているとわかりました。(参考1)

インフルエンザ

地域別では、新潟が1機関あたりの患者数が最も多く、次いで沖縄、青森、千葉です。ただほかの地域でも油断はできません。定点報告をうけている全国の医療機関の平均患者数は約10人。全国の保健所地域で警報レベルを超えたのは7道府県、注意報レベルを超えている保健所地域は41都道府県。まさに全国的にインフルエンザが流行しています。

たった1週間で増加している患者数を考えると、インフルエンザウイルスの感染はどの地域でも注意が必要です。高熱がでるので赤ちゃんのいる家庭では家族全員で予防対策を心がけてほしいです。

都内では注意報レベル

インフルエンザの流行において、東京都では流行注意報基準をこえたと報告がありました。流行注意報基準とは、感染症発生動向調査による定点報告で、定点をこえた保健所管内の患者が10人を超え、その合計が東京都人口の30%をこえる条件があります。つまりインフルエンザが注意報レベルに達している地域には、すでに10人以上インフルエンザ患者が確認されているというこです。

東京都内のインフルエンザ患者の半数以上が15歳以下ということもわかりました。つまり学校など子どもが集まる場所で集団感染している可能性が高いとも考えられます。保育園や児童館など乳幼児が集まりやすい場所も要注意です。

インフルエンザ予防のおさらい

もう一度、赤ちゃんのインフルエンザ予防対策をおさらいします。赤ちゃんはパパやママよりも体力が少ないので、体調を崩すと悪化も早いことが心配です。インフルエンザの症状が出てから焦るのではなく、インフルエンザウイルスを寄せつけない生活に注意を注いでみましょう。

指間まで手洗い

手洗いは家族全員で心がけてほしいです。外出先から帰宅したとき、特に電車やバスのつり革、エスカレーターの手すりやコンビニ等のドアを触れたときは指先までしっかり洗いましょう。

手のひらをこするだけではなく、指先や指と指のあいだ、手首もクルクルまわすように泡で洗います。赤ちゃんはぬるま湯をはって洗います。難しいときは、たっぷり濡らしたタオルで拭きます。赤ちゃん用の除菌ジェルやシートも便利です。

赤ちゃんの場合は、お気に入りのおもちゃや歯固め、おしゃぶりも洗うと安心です。常に唾液で濡れているものには空気中のインフルエンザウイルスが付着しやすいので気を配ってあげたいです。

幼稚園や保育園、小学校に通っているお兄ちゃんお姉ちゃんがいる家庭では、インフルエンザ対策を機会に「遊んだら手洗いをする習慣」をつけてあげたいですね。

湿度を保つ

赤ちゃんの咳

赤ちゃんの過ごす部屋の湿度を40~60%に保ちましょう。冬は暖房を使用すると換気も減るので、湿度が下がってしまうことが心配です。乾燥した湿度の低い部屋はインフルエンザウイルスにとって生息しやすい場所になってしまいます。

インフルエンザと診断されなくても、赤ちゃんが咳をするときは湿度を保つことが大切です。湿度の維持には、ぬるま湯をいれたボウルや湯桶を、赤ちゃんの手の届かない場所においてください。洗濯物や濡れタオルも、空気中に水分を蒸発させるので効果的です。

加湿器も便利です。赤ちゃんにとって加湿器は、不思議な湯気の出るおもちゃのようなものです。蒸気が直接赤ちゃんにかからないように、吹きだし口が届かない場所に設置してください。

加湿器の注意点は、部屋を閉め切ったままだと逆に水分が多すぎてカビやダニを誘発することです。換気扇を回したり時間ごとに切って、空気を入れ替えましょう。

たっぷり睡眠

インフルエンザに限りませんが、ウイルスは体が弱っているときに侵入します。疲労がたまっていると風邪をひきやすい人は特に睡眠時間の確保に努めましょう。

育児ママは睡眠不足が慢性化しているものです。ママがインフルエンザに感染しないように、赤ちゃんと一緒にお昼寝をしましょう。夜も赤ちゃんが就寝したら家事や自分の時間をつくるチャンスですが、疲れていると感じる日は睡眠優先です。

授乳や離乳食はしっかりと

インフルエンザウイルスは乾燥した空気を好みます。でも、乾燥した空気は赤ちゃんののどを痛めてしまいます。授乳やベビー飲料は水分補給もかねて、ほしがったら飲ませてあげてください。

離乳食に移行している赤ちゃんは、好みの離乳食メニューに偏っていませんか?赤ちゃんの抵抗力や体力をつけるためにもバランスより食品選びを心がけましょう。

なかなか食の進まないときは、水分補給もできる果物や野菜スープがおすすめです。

丸インフルエンザについて詳しくはこちら→

参考1:
国立感染症研究所感染症情報センター「インフルエンザ流行レベルマップ」