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インフルエンザ予防接種前日の過ごしかた

赤ちゃんがインフルエンザ予防接種を受けるとき、前日の過ごしかたと準備しておきたい項目をわかりやすく説明します。

ママに抱っこされる赤ちゃん

2020/12/24

赤ちゃんのインフルエンザについて詳しくはこちら→

10月に入るとインフルエンザ予防接種の予約がはじまっている病院も見かけます。赤ちゃんがインフルエンザ予防接種を受けるとき、前日の過ごしかたと準備しておきたい項目をわかりやすく説明します。

無理のないスケジュール

インフルエンザワクチン

インフルエンザ予防接種の前日は、無理のないスケジュールを組んでください。普段と同じようなタイムスケジュールで過ごすことが理想的です。

赤ちゃんは疲労から発熱してしまうこともあります。早朝から夜までお出かけしたり、人混みに連れていくことは避けてあげましょう。遅い時間の外出や、普段と違う過ごしかたに興奮して寝ぐずりをする赤ちゃんもいます。ママ自身も眠れなくなって、接種当日に寝不足になってしまうので、母子ともに穏やかに就寝できる過ごしかたを心がけます。

新しい離乳食は避ける

離乳食のはじまっている赤ちゃんに関しては、新しい食材やメニューを試すことは別日にしておきましょう。万が一アレルギー反応がでて体調不良におちいることも心配です。

赤ちゃんが好んで食べる食材や、アレルギー反応がでていないと確認済みのメニューを選んでください。

粉ミルクを活用している家庭でも、普段から飲んでいるメーカーを調乳してください。普段と変わったことで下痢をひきおこしたり、授乳時間がずれてしまうと接種日当日のタイムスケジュールがずれやすくなります。

お風呂はゆっくり肌チェック

インフルエンザの予防接種前日は、風邪気味など体調不良のない限りは入浴して肌をきれいにしましょう。

入浴中に気をつけたいことは、赤ちゃんの肌の様子です。湿疹など他の病気症状やアレルギー反応が出ていないかチェックしてあげてください。

入浴後は湯ざめに気をつけてください。鼻水程度ならインフルエンザの予防接種をうける赤ちゃんが多いのですが、37.5度以上の発熱がある場合は予防接種を見送ることになります。

インフルエンザ予防接種の持ちもの準備

母子健康手帳

予防接種の記録を母子手帳に記入する部分があります。既往症状やアレルギーなど予防接種を受けるにあたって必要な赤ちゃんの情報を伝えるためにも、母子手帳はかならず持参してください。

保険証と診察券

病院で個別接種をうける場合は、診察券も忘れずに。もしも初めて行く病院の場合はその時に診察券が発行されます。

おむつ

インフルエンザ予防接種は赤ちゃんの経過を確認するためにも、接種後しばらく病院で様子をみてから帰宅します。予防接種じたいは1分もかかりませんが、問診や接種後の経過観察を含めるとおむつを持参したほうが安心です。

タオル

インフルエンザのワクチンは、インフルエンザウイルスを不活性化(無毒化)させているので赤ちゃんの体内にはいったあとで増殖することはありません。赤ちゃんにとって驚くべきことは、体内にはいるワクチンよりも先に注射針が肌に刺されることです。

大泣きして汗をびっしょりかいたり、興奮してミルクを出してしまう赤ちゃんもいます。ハンドタオルで対応できるように準備しておきましょう。

赤ちゃんにお気に入りのタオルがあるときは、安心感をもたせるために持参するのもおすすめです。

月齢が低いうちは、おくるみのようにバスタオルで体を包んで安心感をもたせる方法もあります。

着替え

予防接種時に沢山泣いた赤ちゃんは、汗で肌着がびっしょりしています。興奮してミルクを少し吐き出してしまった赤ちゃんは服がベタベタで不快になっています。着替えて落ち着かせてあげることも考えて、予備の着替えを持参すると安心です。

ちなみに予防接種前の診察を考えて、予防接種当日は前がはだけやすいカバーオール、ハイハイが始まったら動いても着脱しやすいように上下わかれている服装が便利です。

赤ちゃんが泣きだしてしまうとママも焦ってしまうものです。洋服は簡単なスナップボタンや伸縮性のあるものを選びます。細かいボタンや飾りがあって着脱しにくい服は診察しにくいうえに、ママも疲れてしまいます。

授乳セット

待ち時間や接種後に授乳する可能性もあります。授乳ケープや粉ミルク、水分補給用に普段飲ませている飲料を持参します。

授乳間隔の短い赤ちゃんは、病院内が混雑していると授乳スペースの確保に困ります。相談して授乳室を利用したり、空いている診察室を借りるケースもありますが、念のため授乳ケープやバスタオルを持参します。

気をつけたいのは予防接種前の授乳です。授乳後すぐの接種では、赤ちゃんがミルクを吐き出しやすくなります。診察室にはいる1時間前には授乳を済ませておくことが理想的です。

ママの心構え

インフルエンザワクチンは任意接種

インフルエンザの予防接種は、任意接種といって必ず接種してくださいと指定されているワクチンではありません。家庭の判断で決める任意接種です。

友達が接種するから、かかりつけ病院に予約が殺到しているからという理由で決めるのは避けたいものです。インフルエンザ予防接種のワクチンについて、副反応の種類などを確認して、保護者が納得してから接種を判断してください。

問診票の確認

インフルエンザの予防接種をうける前に、問診票の記入があります。赤ちゃんの既往症や健康状態、副反応の有無などの情報を記入します。これは予防接種前に赤ちゃんの体を知る大切な情報になります。

アレルギーや副反応が出たことのある赤ちゃんについては、しっかり説明できるように整理しておきましょう。直近で病気をしたり、他の予防接種を受けた場合も申告してください。

問診票については予め渡されている場合、事前に記入する部分と当日記入する部分を確認してください。当日記入する場合は、受付時に渡されるので待っている間に記入します。どちらにしても、しっかり注意事項を読んでください。

ママの予定も余裕をもつこと

予防接種当日は、赤ちゃんを不安な気持ちにさせないことが大切です。注射をするのは数秒ですが、問診票記入や待ち時間、診察時間を考慮すると予定時間をオーバーすることもあります。

予防接種のあとは、赤ちゃんをゆっくり休ませてあげることを優先してママの予定を詰め込みすぎないように心がけてください。予防接種後に公園で遊んで、接種部分にバイ菌が入ることも心配です。当日は室内でおだやかに遊ぶ日にしましょう。

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