幼少期のしつけが年収に影響する?

幼少期にうけたしつけのうち、「うそをついてはいけない」としつけられた人は、そうでない人よりも平均年収が約50万円上回っているという調査結果が出ました。毎日新聞に興味深い記事が載っていたので紹介します。

しつけとは

しつけ

しつけの意味を知っていますか?しつけ(躾)とは、生活における習慣や礼儀作法など必要な生活行動を身につけさせることです。社会で生活していくための礼儀作法や術を教えることを指しているのです。

ところが、最近はしつけと虐待のボーダーラインが曖昧だと指摘されています。そもそも、しつけとは何なのかを大人が理解できていないことも原因の1つだと考えられます。

しつけと聞くと、親が子の間違いを叱るような印象もありますが、「やってはいけないこと」を正すことも必要ですが、それと同時に「どうやったら良いのか」という道しるべを教える必要があると感じています。

4つの言葉

では実際に、今回のニュースで注目されているしつけ内容について説明していきます。

神戸大経済経営研究所らのグループの調査では、以下の4つのしつけを受けた人は、この4つを全く受けていない人よりも平均年収が高いとの結果が出ました。

この調査は、インターネットの調査会社に登録している人を対象に無作為に9万人にアンケートを送ったそうです。

アンケートには幼少期に大人から言われた言葉を8つの選択肢から回答してもらうかたちです。結果、アンケートを送ったうち1万3164人の回答があったそうです。

「嘘をつかない」
「ルールを守る」
「他人に親切にする」
「勉強をする」

ちなみに上記の4つの言葉をしつけられたと回答した人たちの平均年収は約479万円となり、4つのしつけを全く受けていないと回答した人たちの平均年収約393万と比べて約86万円高い計算結果がでました。

けっしてこの4つの言葉だけで判断できるものではありませんが、4つの言葉をしつけられたと回答している人たちの平均年収が高くなっている結果となったのは確かなようです。

特に「嘘をつかない」としつけられたと回答した人の平均年収は、「嘘をつかない」としつけられた覚えがないと回答した人と比べると約50万円も高くなったそうです。

しつけによる影響力

しつけ

今回の記事は、しつけの有無と年収に焦点をあてていますが、実際にしつけが子どもの人生に影響を与えていることがわかりました。

ただ、しつけをしっかりするということが厳しくするというわけではないと感じています。というのも、今回の調査でわかった4つの言葉はどれも基本的なことです。

正直言って「こんなことで将来が変わってしまうの?」と思ってしまいます。でもよく考えたら、どれも基本ながらも大切なことばかりです。

「嘘をつかない」という姿勢は、人間関係において信頼や信用度を高めてくれます。幼少期から必要な心がけですが、大人になってもこの心がけは忘れてほしくないものです。

「ルールを守る」ことは日本独自の集団性を重んじる考えのようにも見えますが、自由を縛りつけるものだけではありません。ルールにはもっと広い意味があることを教えていきたいです。例えば「公共の乗り物では騒がないこと」もルールの1つです。守るからこそ皆が気持ちよく利用できます。

こうして考えると、今回挙げられている4つのしつけは、生きていくうえで周囲との関わり方に大きく影響しているしつけではないかと感じます。

しつけを覚えている?

幼少期の親から受けたしつけは大人になっても何らかの影響を与えている可能性があります。現に、アンケートに回答するには幼少期に受けたしつけを覚えていることが前提なので、多くの大人が幼少期のしつけ内容を覚えていることになります。

しつけと言っても、子どもに対してなんでも許して優しくするだけではなく、いけないことや危険なことは叱ってでも教えておきたいです。でも、怒り顔ばかりだと子どもは、親の顔色を気にして行動するようになってしまい本末転倒です。それだけ、親になってもしつけは難しいことなのです。

年収にこだわってしつける必要はありませんが、せっかく記憶に残るのなら、今回紹介した4つのしつけ内容も参考に、子どもが大人になっても思い出してほしいことを教えたいですね。