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ベビーカーのバスマナー

ベビーカーは客観的に見てみると、意外なところでベビーカーが思わぬ迷惑をかけていたり、周囲に気を遣わせていることが多々あるのです。

かごに乗る赤ちゃん

2020/12/24

ベビーカーは赤ちゃんと出掛ける際、誰もが1度は使うほどの定番グッズです。車や歩行者に暗黙のマナーがあるように、ベビーカーでのお出掛けにもマナーがあります。

ベビーカーのマナーで言えることは、実際にベビーカーを使っている時はさほど気にならないことばかりだということです。ところが客観的に見てみると、意外なところでベビーカーが思わぬ迷惑をかけていたり、周囲に気を遣わせていることが多々あるのです。

バスは電車と比べて乗り降りの際に段差があったり、交通状況で時間が変わります。公共の場でベビーカーを使う時のマナーを心掛けていれば、赤ちゃんにも周囲の人にも快適なお出掛けが実現します。

バス停でのマナー

バスでベビーカーに乗る際は、混んでいる時間帯は極力避けます。赤ちゃんにとっても危険です。時間を変えたり、他の方法で移動することが可能なら空いている時間帯が安心です。

バスで並んでいる時に、自分で乗車準備を始めましょう。のんびりと荷物を下げて、赤ちゃんを寝かせているとバスが来た時に慌ててしまいます。荷物が多い時は大きめのエコバッグ等でまとめておきましょう。

赤ちゃんは抱っこひもに移動させると手が空くので、乗車しやすくなります。ベビーカーで寝てしまった時は、無理に乗車せずにしばらく待つか別ルートを考えてみます。ぐっすり眠っている時は、ベビーカーごと乗車できる空いているバスを選びます。

バスを待っている時に赤ちゃんの機嫌が悪くなったら、1台乗車を見送ったり、1つ先の停留所までベビーカーで移動して気晴らしさせてあげましょう。静かにするように注意をしても赤ちゃんは理解できないことが沢山あります。

バスに乗車する時のマナー

バスに乗車する時は、ベビーカーを簡易的にたたんで乗車します。もしも月齢が低かったり、ぐっすり眠っている場合は後部ドアなど、通常の乗車ドア以外の幅広いドアから乗せてもらえるか尋ねます。

その際は自分でできる乗せ方をします。運転手さんに手助けしてほしい時は、待たずに自分からお願いしてみましょう。状況によっては、他の乗車している人を待たせることになります。これを当然と思わず、一言お礼を伝えることを忘れないようにします。

混雑時はスペースがないのでベビーカーをたたむように言われることがあります。可能ならたたんで乗車、たためない状態で混雑したバスに乗り合わせるのは周囲に迷惑がかからないか、良く考えてから決めてください。

育児中にベビーカーを使っていると、ベビーカーの存在が当たり前になってしまいます。ベビーカーで外出し続けると車椅子と同じように、赤ちゃんを乗せたベビーカーが優遇されると勘違いしそうになったりします。

混雑したバスにスペースをとるのも、誰かに手助けしてもらって乗車するのも全ては周囲の善意です。ベビーカーを優遇して乗せてもらうという考えにならないよう気を付けてみましょう。

バス乗車中マナー

ベビーカーでバスに乗る際は、混雑していなければベビーカーが動かないように固定ベルトのある座席を選びます。

固定ベルトは、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた状態で、ブレーキやカーブの際に前後左右に転倒しにくくなります。でも、この固定ベルトはあくまでも補助なので、保護者の注意が最も大切です。

ベビーカーをたたんだ状態で、抱っこひもで赤ちゃんを抱いて座席に座る時は、たたんだベビーカーがカーブや振動で転倒しないようにします。

ベビーカーの自立スタンドは、乗り物ではあまり効果を発揮しません。乗車中のたたんだベビーカーは、必ず保護者が足に挟んだり片手を添えましょう。

乗車中に赤ちゃんが不機嫌になった時は、音のうるさくないあやし方で対応します。大きなメロディーが流れる玩具は、公共の場ではうるさいと感じる人もいるものです。

赤ちゃんの両手は、しっかり拭いてあげます。よだれやお菓子などのついた手のひらで、他の乗客の服や手すりを触らないように気を付けてください。

バス降車時のマナー

バス降車時は、人にぶつかったり押されないように少し様子を見てから下車します。ベビーカーをたたんでいる時は、下車してスペースのあるところで再びベビーカーを開きます。

ベビーカーを下ろす時は、自分が先に降りて出口に立って降ろします。ベビーカーを先に下ろすと着地に失敗して、ベビーカーが前のめりになったり思わぬ事故を起こす心配があります。幅の広い降車口なら、ベビーカーの横に立って左右を持って一緒に下ろします。

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