子どものライター事故多発

子どもの火遊びに使われるライター

東京消防庁によると、2009年度の子どもによる火遊びに使用されるものの多くはライターだったそうです。この報告は東京消防庁によるものですが、その他の地域の消防庁でも子どものライターによる火遊びには注意を呼び掛けています。

平成11年から平成20年までの10年間でも、ライターによるいたずらがダントツで多く、全体の71.9%を占める511件が報告されているそうです。マッチよりもライターの方が、扱いやすく手で持ちやすいのも要因の1つではないでしょうか。

しかし、子どもにとっては小さなライターから火がでるのは、興味深いだけで危険を冒しているとは思いません。そして本当に点火してライターに火が付いたら持ち方によっては手が熱くなり、驚いて離してしまうかもしれません。

子どもはライターを点けることができても、消すことには興味を示さないことがほとんどです。その為、点火してしまったら火災に繋がる確率がかなり高いのです。

東京消防庁の報告によると、ライターによる火遊びは1歳から報告されています。つまり、おしゃべりも片言な時にライターの危険性を知らずに使用してしまっているのです。1歳での報告は1人ですが2歳では18人、3歳では36人の子どもがライターを触って事故に巻き込まれています。

ライターによる火遊びの防止

子どものライター事故子どものライターによる火遊びは、ライターを使う大人が注意して扱うことが1番の防止策です。幼児になれば、ライターの危険性を教えて注意させることができますが、赤ちゃんの場合そうはいきません。理解させることが難しいならば、大人がライターに触れないように注意するべきです。

・手の届く場所に置かない。
・大人がいてもライターには触れさせない。
・使用済みのライターは責任を持って処分する。
・使えなくなったライターやマッチ棒で遊ばせない(おもちゃと認識してしまう)。

その他、子どもだけを部屋に残すことも避けましょう。ごみ捨ての間だけだからと、テーブルや棚の上にタバコやライターを置いて出てしまうことも危険です。

子どもは親が常に使っているのに触らせてくれないものには、とても興味を持っています。ライターを点けてしまうだけではなく、タバコの誤飲も心配です。トイレに行く時や洗濯物を干す間でも、ちょっとの隙に事故は起こります。責任を持って管理しましょう。

使い終わったライターはガス抜きを

使い終わったライターは着火しなくなったら、残ったガスも出してしまいます。この時、子どもからは離れて、周囲に可燃性のものや火がないか確認します。ガスが出て点火もしない状態で、外に1日放置してから地域の定められた処理方法に従って処分します。

使い終わったライターは、すぐに処分するようにしましょう。持ち歩かなくなったライターを、子どもが持ち出しても気が付きにくいから危険です。

安全機能付ライターの発売

2010年6月10日、ライター販売大手のBICジャパンから、21日に子どものいたずらを防止する安全機能を強化させたライターを発売予定だと発表しました。

従来のライターは押したり指でこするだけで陽が簡単に点きましたが、「チャイルドレジスタンス」(CR)機能付のライターは着火スイッチが重くて力を入れないと点きにくいようになっているそうです。また、ストッパー機能を付けることで乳幼児が勝手に触ってしまってもすぐには点火できないようにさせるそうです。

こうして安全面を強化したライターは、子どものライターによる事故を防ぐことができますが、何よりも大人が子どもの手の届くところにライターを置かないこと、持たせないことが1番大切です。

理解できるようになったら、ライターから火事や火傷の被害にあうかもしれない危険性を教えなければいけません。それまでは、赤ちゃんの手の届く場所にはライターを置かないように家族で気を付けましょう。