赤ちゃんの鼻水

赤ちゃんの鼻の特徴

赤ちゃんの鼻は大人よりも小さいことから、鼻の空気を吸い込む道も細いのが最大の特徴です。しかし、鼻の内部には大人と同じように役割があって、きちんと空気を肺まで送り込める働きがあります。内部は湿っていて、外部の侵入物には過敏に反応します。

外見の特徴としては、赤ちゃんの鼻も大人と同じように毛穴もありますが、大人のように毛穴が広がっていないので全く目立ちません。これは皮脂分泌のバランスが崩れる思春期前であることはもちろんですが、肌の水分量がたっぷりで毛穴が潤っているからです。毛穴といわれる肌の角質のデコボコがないのです。

鼻が詰まったり、鼻水が止まらないと母乳やミルクが飲めなくなったり、睡眠が浅くなります。呼吸がしにくいので頻繁に泣いて不機嫌な状態が続きます。大人よりも鼻から喉までが短いので、放置していると喉まで炎症を起こして症状が拡大しやすくなります。

赤ちゃんは鼻呼吸がメインなので、鼻に関するトラブルは早急に対処してあげる必要があります。鼻トラブルは新生児から起こることもあります。鼻の中はとても過敏なので、耳鼻科に通う赤ちゃんが多く見られます。

赤ちゃんの鼻粘膜

冬になると、小さな子どもはよく鼻水を出しますが、同じように赤ちゃんも冬は鼻水が毎日出ることがあります。風邪や病気の症状ではなくても鼻水は出ます。それには、ちゃんとした理由があります。

赤ちゃんは大人よりも、鼻の粘膜が過敏な状態です。少しの気温変化や花粉やほこりでも、敏感に察知します。鼻粘膜は外部からの侵入を防ぐために、粘膜についたものを鼻水として追い出します。その反応が大人よりも過敏なので、赤ちゃんのほうが鼻水が出ると思われるのです。

鼻粘膜は赤ちゃんの体の中では、空気清浄機のような働きをしています。赤ちゃんは口呼吸ができないので、鼻呼吸で酸素を取り込みますが、酸素だけではなくて埃や花粉といった不要物も取り込んでしまいます。

赤ちゃんの肺に新鮮な空気を取り込むためには、鼻粘膜で不要物を処理しなければいけません。鼻粘膜の表面にある線毛(せんもう)という綿毛のような細かい産毛があります。線毛が自浄作用として埃や花粉を取りのぞいてくれます。これを線毛運動(せんもううんどう)と呼びます。

線毛運動が優れているほど、体内には雑菌も埃も取り込まれません。しかも、この線毛運動の最もすぐれているときは0歳だと言われています。つまり、赤ちゃんの鼻粘膜はとても高性能なのです。ただ、大人よりも鼻の穴が小さいのでトラブルに見舞われやすいという点もあります。

鼻水の役割

赤ちゃんの鼻粘膜の線毛によって雑菌や埃はキャッチされますが、その不要物が喉までいけば、咳や痰と一緒に口から排泄されます。もうひとつは鼻から鼻水と一緒に排泄されるケースです。

鼻水と一緒に排泄されることは、寒くて乾燥しやすい冬に多く見られます。赤ちゃんや子どもが冬になると、鼻水を出してばかりいる理由の1つです。もともt鼻粘膜は沢山の血管が集中しています。鼻の中を不用意にいじると鼻血が出るのも血管が傷つくからです。

鼻が空気を取り込んだときに、空気が乾燥していると血管が湿り気を出します。これが鼻水となって不要物を外に運びます。冬は空気が乾燥しがちなので、自然と鼻の中は乾燥を防ぐために湿り気を作り、夏よりも鼻水が増えます。

温かい湯気で鼻水を出すのは、不要物ではなく、湯気の温度を空気の温度と感知して鼻の中に湿り気ができ、鼻水を出して空気の温度を調節しようとするからです。お鍋や熱い食べ物でも鼻粘膜が反応して鼻水が出ます。こうした鼻水は病気ではありません。