ワセリンをやさしく解説

赤ちゃんの肌ケアでよく耳にする「ワセリン」とは、いったいどんな成分で、どんな効果が期待できるのか知っていますか?赤ちゃんのデリケートな肌に使用されるワセリンについて、やさしく解説します。

「ワセリンと言う言葉は知っているけれど、その中身はイマイチ知らない」というママや、「病院で処方されたから安全だと思って使用している」というママには、赤ちゃんに塗る時のポイントを紹介します。

ワセリンの成分

ユニリーバ「Vaseline」ワセリンの代表的な成分は、実は石油です。石油からつくられるものだと聞くと、ちょっと使用するものためらってしまいます。

ただし、ワセリンは石油をそのまま使用しているわけではありません。不純物を取り除いて精製されてワセリンが出来上がるそうです。実は病院で使う軟膏や、化粧下地もこの類なので、石油に関連しているといっても私たちの生活に密接している成分だと言えます。

そもそもワセリンは石油を分留すると発生するアルカンという飽和炭化水素からなります。聞きなれない成分ですが、ワックス効果があり、リンゴで説明すると表面を細菌や汚れから守って水分を逃さない薄い膜がアルカンの効果です。

リンゴの赤い皮がつややかに光って、水をはじくのは、アルカンの成分がリンゴの表面に薄い膜を作っているからです。つまり、ワセリンは石油といっても石油から発生するアルカンを原材料としていると考えてください。

ワセリンの特徴

病院の処方や、薬局で販売されているワセリンの特徴を挙げます。メリットもデメリットもあるので、使用時の参考にしてください。薬効はないので、あくまでも皮膚のケアとして考えます。

・うすく伸びやすい。
・うすくても、しっかり付く。
・取れにくく長持ち。
・厚塗りするとべとついてしまう。
・顔に塗って日を浴びると焼けやすい。
・固まらない半固形状。
・肌に乗せると滑りがよくなる。 ・塗った部分の水をはじく。
・無色、無臭。

ワセリンの効果

病院の処方や、薬局で販売されているワセリンの効果を上げます。特に赤ちゃんに使用する際の、効果について挙げます。

・肌の乾燥を防いで、潤いを保持する。
・切り傷の出血を一時的に抑える。
・股ずれや、皮膚の摩擦を緩和させる。
・指先や肘、ひざの保護。

・よだれや鼻水による皮膚へのダメージを緩和。
・紙おむつのゴム摩擦による痛み軽減。
・頬や耳のあかぎれ予防。

ワセリンの塗り方

1・・・サクランボ小を手にとって、手指に馴染ませる。
2・・・ワセリンを塗りたい場所に軽く手指から乗せる。
3・・・うっすら付着する程度でとどめて、周辺に広げていく。

肘やかかと等、角質が硬くなっている部分には、指先よりも手のひらで塗っていきます。耳たぶは指先で、揉みこむように縁をなぞると簡単に馴染ませることができます。

ユニリーバ「Vaseline」

薬局などで見かける青いふたのワセリンは「Vaseline」という表記で、日本では日本ユニリーバが販売しています。世界で愛用されている商品です。

Vaselineは、ちょっと黄色みがかった半透明色が特徴です。白色ワセリンと区別して、「黄色ワセリン」と言ったり「ヴァセリン」と言ったりします。

肌に薄く塗ると、少しべたついた感じがあります。たっぷり塗らずに薄く塗れば、気になりません。ベタつきは1分もすれば気にならなくなります。

臭いは無く、万がいち赤ちゃんが舐めてしまっても味はありません。肌への吸着がしっかりしているので、塗った場所からVaselineがずれたり垂れることはありません。