家庭でインフルエンザ対策

帰宅時は手洗い、うがい

外出先からの帰宅時は、喉にほこりやウイルスが侵入している状態です。必ずうがいをしましょう。手にも雑菌が付いているので、赤ちゃんと過ごすママは手洗いとうがいをセットにして行いましょう。

手洗いは爪や指の間もよく洗い流します。特に赤ちゃんのおむつを交換したり、離乳食を作る際は必ず手洗いを忘れないでください。インフルエンザだけではなく、冬に流行しやすいノロウイルスの感染も予防することができます。

赤ちゃんの手を拭くこともこまめに行います。特に指先は清潔を心がけましょう。赤ちゃんは指を口に持っていくことが多いのですが、さまざまなものを指で触って感触を確かめています。こまめに汚れを取らないと、バイ菌やウイルスが指を介して体内に侵入してしまいます。

赤ちゃんのよだれは、皮膚が赤くなったり敏感になってしまうときは拭きとる必要がありますが、口内のよだれにはリゾチームという殺菌成分もあります。口内のよだれまでは除去する必要はないと考えられます。ただし、よだれでべたついた手でいろいろなものを触ると雑菌やほこりは付着しやすいので注意してください。

うがいのタイミング

家族でうがいを心がけると、家庭内でのインフルエンザウイルス感染率が低くなります。大きく4つのタイミングを決めておくと忘れません。

・会社に出勤した時。
・人ごみに出たときの食事やトイレ時。
・部屋の空気を入れ替えたり掃除をした時。
・外から室内に入った時。

外出先では、なかなか決まり通りにうがいをすることは困難です。食事後やトイレに行ったときに済ませましょう。帰宅までうがいをしない事もありますが、喉が乾燥することはウイルスを繁殖しやすくしてしまいます。うがいの機会は多めに作っておきます。

部屋の空気をいれかえたり、掃除をした時は空気と一緒にほこりが舞っています。掃除の後は手洗いうがいをセットで行うと衛生的です。

うがいの効果

うがいがインフルエンザの予防に直接的な効果を表すかは様々な議論があります。なかには、ウイルスは喉の奥に付着するから、うがいはウイルスの侵入を食い止めることができないという考えもあります。つまりインフルエンザウイルスの除去に、うがいは効果がないという説です。

赤ちゃんが室内でインフルエンザウイルスに感染するとしたら、家族からの飛沫感染も考えられます。うがいをすることで口内の汚れや雑菌が喉に侵入したり、せきや飛沫で赤ちゃんにウイルスや雑菌が飛ばないようにできます。

うがいで直接ウイルスを退治できなくても、うがいをすることで喉の奥に侵入してほしくないものを取り除くことは期待できます。赤ちゃんのいる家庭では、インフルエンザウイルスへの直接的な効果の度合いに関係なく、うがいをすることで赤ちゃんへの様々な感染を予防できます。

インフルエンザ流行時は外出を控えめに

インフルエンザの流行しやすい季節に人ごみに出たり、乾燥した寒い日に沢山の人が行きかう場所に行くときは、マスクがインフルエンザウイルスの侵入を防ぐ役割をします。

赤ちゃんや子どもの中には、マスクをすると顔が気になったり息苦しく感じるからと外したがる場合もあります。そんな時は、人ごみに赤ちゃんを連れていかないことが1番の対策です。

でも、なかなか外出をしないで生活することも難しいものです。どうしても避けられないときは、その時だけマスクをさせたり対面で抱っこをして人ごみとワンクッションおくように心がけます。嫌がる場合は常にマスクをしていることも難しいものです。無理せず、ピンポイントで必要な時だけマスクを使用してみましょう。

季節や時間を問わず、保育園などに出かける予定のある赤ちゃんは、あらかじめ予防接種を受けることも考えます。ただ、1歳未満の赤ちゃんには接種できるワクチン量が少ないので、インフルエンザ予防効果ははっきりと確定されていません。家族や周囲も予防接種を受けておくと安心です。

乳幼児用のマスクは大人のマスクより小さいサイズです。大人用を使用すると顔が隠れて呼吸しにくくなるので、子ども用がお勧めです。マスクの素材は柔らかいガーゼだと呼吸しやすく、程よく湿度が保てます。

室内は加湿

インフルエンザウイルスが流行しているときは、たとえウイルスが侵入してきても繁殖できる場所が少なければ感染拡大は防ぐことが可能です。インフルエンザウイルスは乾燥した状態が大好きです。乾燥した空気や喉はウイルスにとって、絶好の繁殖場所となってしまいます。

インフルエンザウイルスは33度くらいの低温と乾燥を好みます。逆にインフルエンザウイルスは高温や湿度が苦手です。インフルエンザに対抗する体内の良い菌は湿度があるほうが活発化します。

赤ちゃんの過ごす部屋は、空気の入れ替えが大切です。でも、空気を入れ替えると外から冷たく乾いた空気が入ってきます。室内が乾燥すると、結果的には喉も乾燥するのでウイルスが侵入しやすくなって悪循環なのです。

赤ちゃんの過ごす部屋の空気を入れ替えているときは、別室に移動させて冷たい風の中で過ごす時間が減るように別室へ移動させるなど配慮します。空気を入れ替えたあと、赤ちゃんの過ごす部屋では室内に濡れたタオルを干したり、加湿器を利用して湿度を保つように気を付けてください。

暖房での乾燥に注意

暖房の風向きはベビーベッドや赤ちゃんに直接当たらないようにします。インフルエンザ対策だけには限りませんが、赤ちゃんは自分で体温調節ができないので、暖房の温度が直に影響します。

暖房で部屋を暖めると室温は上がりますが湿度が減りがちです。インフルエンザウイルスは乾燥した空気が大好きです。乾燥しがちな寒い日は、暖房と一緒に加湿器を使用したり、濡れタオルや洗濯物を室内に干して湿度対策もしましょう。