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12月育児の注意点

12月はインフルエンザやRSウイルスが流行しやすく、急に寒くなって乾燥するので家族で体調を崩しやすい時期です。

離乳食初期

2020/12/23

12月の赤ちゃんのお世話のポイントや、子育てで気をつけてほしいことをやさしく説明します。12月はインフルエンザやRSウイルスが流行しやすく、急に寒くなって乾燥するので家族で体調を崩しやすい時期です。

体温を保持する

風の冷たい日

赤ちゃんは大人よりも1枚少なめで大丈夫だと言いますが、それは気温で服装を判断するときのことです。「今日は寒そう」と思ったら、しっかり着せてあげましょう。

12月は気温だけではなく、乾燥や冷たい空気など肌表面に対するダメージが増えます。気温だけなら大丈夫でも、冷たい風に当たってしまうと一時的に肌表面の温度が奪われて体を冷やしてしまいます。

赤ちゃんの場合は、体温を保持することが難しいので、汗っかきでも風の冷たい日は肌表面の体温が下がらないように心掛けてください。

外気浴も忘れずに

寒くなると公園遊びやお散歩にでかける時間帯も、だんだん少なくなりがちです。でも天気の良い日は、散歩をしなくても外気浴は続けるように心掛けてください。

体温は保持するべきですが、まったく外に出ないとなると赤ちゃんの体力は向上しません。それに日中に外の景色や変化を感じとって刺激を与えることが、昼夜のメリハリを作ります。

こまめな換気

室内で過ごすときは、1時間に1回5分間の換気をしましょう。暖房をつかっているときは特に換気を心がけてください。室内は乾燥しやすい状態になっています。

換気をすると5分もたてば部屋はひんやりした空気になります。これでは暖かさが逃げてしまうようですが、空気を入れ替えることでウイルスやホコリが室内の空気中に停滞することを防ぎます。

12月になると寒さが目立つようになりますが、朝起きたときや掃除のときなど他の家事とセットで換気を行うと忘れません。コツは窓を2ヶ所開けて、風の通り道を作ることです。

部屋の扉を開けて、家全体に風が通るようにします。赤ちゃんは怪我や事故にならないように、開けた窓の近くにはいないようにしてください。

予防接種の確認

予防接種

インフルエンザの予防接種を考えている家庭や、迷っている人はそろそろ接種の有無を決める時期です。インフルエンザの流行は例年11月末から年末までの期間から始まります。

ワクチンの効果は、予防接種後2週間たってからだと言われているので12月2週目までに接種して、大みそかやお正月に効果が発揮されます。

赤ちゃんのインフルエンザ予防接種は2回に分けて行うこと、1回目と2回目に2週間ほどの期間をあけることを考慮したら12月始めから予防接種を考えなければいけません。

ただ、予防接種を受けてもインフルエンザウイルスに100%感染しないわけではありません。予防接種を受けるかどうかも各家庭の判断で、義務ではありません。インフルエンザ予防対策の1つとして考えてください。

ホットカーペットに注意

乾燥

寒くなるとホットカーペットで床を温めるて部屋全体を保温することもおすすめですが、赤ちゃんをホットカーペットの上で寝かせることは避けてください。

ホットカーペットに座っているだけでと気がつきませんが、カーペットに肌を当て続けるとだんだん熱さを強く感じるようになります。というのもホットカーペットの熱は、じわじわと肌に伝わって、熱射病にかかった赤ちゃんもいるほどなのです。

大人にはホカホカした暖かさも、肌がカーペットに沢山あたる赤ちゃんにとっては「ジワジワ熱くなる」温度だと考えてください。

暖房器具の安全性

ヒーターや加湿器など室内に置いてつかう暖房器具は、以下のことをチェックして赤ちゃんの過ごす家庭での安全性を確認しておきましょう。

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