湯冷めしない入浴法

赤ちゃんが風邪をひいてしまう理由の1つは、体温の低下です。赤ちゃんは自分で体温調節ができません。寒いと感じても不快感を訴えることもできない低月齢の赤ちゃんは、ママが気がついたら指先が冷たくなっていることもあるのです。

それだけ赤ちゃんにとって、体を温めることは体温保持に必要です。逆に体を冷やしたら、適度な体温保持ができないことになります。

秋冬は、入浴時に体を冷やして風邪をひいてしまうことが心配です。せっかくポカポカに温まった赤ちゃんの体を、湯冷めさせない簡単なコツを紹介します。

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どうして湯冷めしちゃうの?

湯冷め

肌寒い季節に、湯冷めしてしまう理由を考えました。大きな入浴施設ではなく、家庭のお風呂を想像して考えてみましょう。

つまり、ここを改善すれば湯冷めしにくい入浴に近づきます。各家庭で湯冷めの原因は様々です。原因がわかれば改善も早いので、対策よりも先に湯冷めの原因を考えてください。

脱衣場、浴室が寒い

気温の低い日は、部屋の温度もひんやりします。特に洗面や浴室のある場所は、寒い季節は冷えやすい家庭が多いようです。

服を脱ぐときにひんやりすると、一気に肌表面がこわばる経験がある人もいると思います。赤ちゃんの場合、大人が感じるよりも急激に体温が奪われます。

浴室は熱を増幅させないタイル壁や、換気扇、換気窓によって空気の入れ替えで、冷たい空気が侵入します。裸で入ると寒く感じるのは、換気ゆえの温まっていない空気に触れるからです。

赤ちゃんがお風呂を嫌がる理由の1つにもなるので、ひんやりした空気は何とかしたいものです。浴室に入って「温かい」「心地よい」と感じさせてあげることが理想です。

浴室とリビングの室温の差も、寒さを感じる原因です。入浴時だけでも浴室が温まっていれば、裸の赤ちゃんもビックリしません。

ママの着替えで放置

入浴

入浴前と入浴後のママは、自分の支度と、赤ちゃんの脱衣や体を拭いたりで大忙しです。順番を間違えると赤ちゃんが裸のままで寝かされていたり、濡れた体でママを待つことになります。

特に入浴前は服を脱いで、急に空気が肌にあたるので赤ちゃんは驚いてしまいます。びっくりして泣いてしまうこともあります。

赤ちゃんは、授乳後だとミルクを少し戻してしまったり、うんちをしてしまうこともあるのです。そんな予想外の事態の時は慌ててしまって、赤ちゃんを待たせる時間が増えてしまいます。

入浴後は、とにかく自分が服を着てしまえば、後は赤ちゃんにかかりっぱなしになっても大丈夫だと考えてしまいます。ところが、ママが服を着て髪を拭いている間に、濡れたままの赤ちゃんの肌に空気が触れると「ひんやり」を通り越して「寒い」状態になります。

濡れた状態でいる

人間の肌は、表面が濡れていると体温が下がりやすくなります。肌表面の水分が蒸発する時に、肌の熱を奪うからです。

赤ちゃんの場合は、体温調節ができないのでダイレクトに体全体の体温に影響します。

浴室を温める

浴室を温めておくことは、肌寒い季節にはお勧めです。浴室暖房があれば便利ですが、なくても湯船にお湯をはってフタをあけておけば、自然と蒸気で浴室が温まります。

タイル壁でひんやりしている時は、熱めのシャワーを壁にかけておきます。赤ちゃんが火傷しないように、入浴のちょっと前に済ませましょう。

赤ちゃんを脱がせるタイミング

赤ちゃんの服を脱がせるタイミングは入浴直前です。室内が暖まっていても、ねんねの赤ちゃんにはバスタオルをかけて冷えないようにしてあげます。

はいはいで動き回る赤ちゃんには、ベストタイプの服は最後まで着せてあげます。長袖のボディスーツが下着なら、下着は入浴直前まで着せておきます。

とても寒い日は、最後の肌着を浴室に入ってから脱がせます。沐浴でも同じですが、浴室で服を脱がせるのは慌てなくても大丈夫です。充分に体が温まってから、脱がせてあげましょう。

お風呂上がりの準備を済ませる

  1. バスタオル。
  2. フェイスタオルかハンドタオル。
  3. おむつと肌着。
  4. ママの着替え。

お風呂上がりの準備を済ませておけば、赤ちゃんも体が冷えることなく上がれます。ママも、赤ちゃんを優先して濡れたままいる時間が長くなりがちです。先にタオルや下着は用意しておきましょう。

特にバスタオルは、おくるみ代わりにもなるので多めに用意しておきましょう。フェイスタオルやハンドタオルは、顔や髪・耳などこまかな部分を拭くときに便利です。

おむつは、きちんとテープをするのは完全に乾いてからです。濡れたままだと蒸れて、おむつかぶれの原因になります。軽くテープで留めるか、おしりの下に敷いて体を拭いてしまいましょう。

タオルをフル活用

入浴時にフェイスタオルやハンドタオルを赤ちゃんの上半身にかけてください。急に浴室に入ると気温変化で肌寒く感じたり、お湯をかけて驚くことがあります。タオルをかけておくと、赤ちゃんも落ち着きます。

そのままお湯をかけたら、タオルをつかって体の表面を優しくなでてあげます。タオルに含まれたお湯の温かさが、肌表面に行き渡るように濡れたタオルは絞らずに使ってください。

浴室で体を拭いて出る時には、バスタオルで包んであげましょう。動き回る活発な赤ちゃんにはタオル素材のベストやポンチョを着せておきます。

水滴を残さない

お風呂上がりは、浴室と部屋の温度差が心配です。浴室から直接暖かいリビングに移動できずに、ひんやりした廊下を通るだけでも、くしゃみや鼻水が出てしまいます。

浴室から出る前に体を拭いておくと、ちょっと寒さを感じにくくなります。濡れたままで浴室から出ると、水分で寒く感じやすくなります。

髪の長いママは吸水ヘアキャップや、一時的に束ねて首回りが冷えないようにしましょう。

気にすることが幾つもあって、赤ちゃんを冷やさずに入浴させることが大変だと思うかもしれませんが、どれも簡単なことばかりなので試してください。