赤ちゃんの寝返りの時期は、それぞれです。早い赤ちゃんは2ヶ月で体をねじろうとします。
2020/12/23
赤ちゃんの寝返りの時期は、それぞれです。早い赤ちゃんは2ヶ月で体をねじろうとします。たいてい首がすわってから5~6ヶ月で体を回転させようとする動きが出てきます。
2ヶ月に寝返りを始める赤ちゃんは、体をねじって方向転換することを覚えながら動きます。最初から寝返りが目的で動くと言うよりも、自分の体がどう動くのか確認しているようです。
寝返りができると言うよりも結果的にそうなったという感じです。そのまま体をねじった結果、体のバランスでコロンと寝返りが成功することがあります。
生後2ヶ月ではまだ体の動きが思うようにできなかったり、ゆっくりしています。寝返りも、うなりながら時間をかけている赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんが生後2ヶ月に寝返りをすると、周囲からは「すごい」と言われることがありますが、ママは大変です。生後2ヶ月ではまだ自己主張もあいまいな月齢なので、いつ寝返りをしてうつぶせになるか心配になります。
赤ちゃんがうつぶせ寝になると、窒息の心配があります。さらに現在はうつぶせ寝の赤ちゃんに乳幼児突然死症候群の可能性が高くなるという報告もあるので、寝返りしてうつぶせのままにはできません。
生後2ヶ月頃に体をねじるような動きや、腕を伸ばして体の向きを変えようとしている時は寝返りをして、うつぶせになる可能性があります。2ヶ月だと声も大きくださない時があり、何かあった時に赤ちゃんからSOSが出せません。
早い月齢の赤ちゃんは、目の届く範囲で寝かせる必要があります。枕やクッションも羽毛など顔が埋もれるタイプは危険です。
赤ちゃんの首もしっかりしていないので、1度寝返りに成功したからといって、次も成功するとは限りません。体が動いても頭が付いていけずに泣いてしまうこともあります。どちらにせよ、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
生後5~6ヶ月の赤ちゃんが寝がえりをするのは、およそ平均的です。赤ちゃんは体をひねると、違う向きになることを知ります。
寝返りは赤ちゃんにとっては方向変換というよりも遊びの1つととらえることから始まるようです。例えば、おむつ交換や着替えで寝かせると、途中で寝返りをしてしまいます。これは単に遊んでいるようにも見えます。
生後5~6ヶ月になると、首もしっかりしてくるので寝返りも勢いよく頭を動かすことができます。ということは、ママが手伝わなくてもいつでも寝返りができると言うことです。赤ちゃんは寝返りを覚えると、様々な場所で試します。
寝返りを繰り返して、ゴロゴロと移動する赤ちゃんもいます。行動範囲がかなり広がるので、家庭内で赤ちゃんの手の届く場所に危険なものがないか再チェックが必要です。
赤ちゃんの6ヶ月検診では、寝返りの有無を聞かれることがあります。その時点で寝返りができていなくても、とりたてて慌てる必要はありません。
寝返りは、赤ちゃんの成長の過程としては目安にしやすい行動ですが、必ず6ヶ月までに寝返りしなくてはおかしいという見解はありません。
1歳以降に寝返りを始める赤ちゃんもいます。特に体が大きい赤ちゃんは寝返りをする時期がゆっくりになることがあります。
1歳以降の寝返りを始めた赤ちゃんにとって、寝返りは方向転換でもあり体遊びでもあります。自分が寝ている場所から寝返りやはいはいをして、手の付くことができる場所までいったら立ち上がるなど、行動の組み合わせで移動するようになります。
赤ちゃんの体も大きくなるので、寝返りも上手になりますが、まだまだ注意が必要です。
特に就寝時に寝返りをしたり、うつぶせになりたがる赤ちゃんは気を付けてください。体はしっかりしていても、窒息やベビーベッドからの落下はひき続き対策を練る必要があります。
1歳以降に寝返りを始めた赤ちゃんは、はいはいや、つかまり立ちを先にマスターしている場合があります。特に体の怪我や心配事がない限り、順番が変わっても問題ありません。
赤ちゃんの中には、立つことが好きでつかまり立ちや歩くことに関しては早くマスタ-しても、寝転がることが嫌で寝返りに興味を持たない場合もあります。あまり順序にこだわらずに見守りましょう。